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カテゴリ:中国の日本人
友人の中国人女性Wさんから、
知り合いの日本人のIさんが中国に出張されているので、 一緒に食事しないかと誘われた。 さらには、たぶん北京では一番知名度のある日本料理店と思われる 「松子」の松子さんもご一緒だという。 北京にお住まいの皆様。 日本料理店「松子」は単に思いつきでつけた名前ではありません。 松子さんという実在する日本人女性が経営に関わっていて、 名前が「松子」なのです。 しかしまだお目にかかったことのない私にとって、 「松子」の松子さんとは、 実在しながらもなんとなくレジェンドのような感覚がある。 俗っぽい北京の日本人とは どーもちがう存在感を帯でいるというイメージがある。 そう、まるで映画の主人公のような、現実感がない感じ。 松子さんに会うのだから、場所は当然「松子」だ。 今回は朝陽北路の3号店に伺う。 集合時間を決めてあったのに、例のとおり全員遅刻になり、 10分遅刻した私が一番乗り。 店の女の子に「松子さんは?」と訪ねたら、 カウンターの前に腰掛けた小柄な和服の女性の前まで案内された。 松子さん。 本名・直塚松子さん。御年89歳。 婦人科の医師にして、医学的見地から手相を研究している。 日本ではすでにこうした本を出版。 『実証 手相でわかるガンと成病』 http://books.livedoor.com/item/614840 この本は中国語訳されて、最近中国でも出版されている。 ※中国語タイトル『従手相看病~及早発現癌症与常見病』 お店ではずっと松子さんとおしゃべりしていたのだが、 松子さんの人生がすごい。 いや、すごいなんてもんじゃない。 戦前から戦後にかけ、ゲキドー。 偶然「嫌われ松子の一生」という小説&映画があったけど、 予想外の展開の数々とそのスピード感は、 あの映画に匹敵すると言ってもいい。 本物の松子さんの場合は、中国、ヨーロッパ、日本を舞台にしているので、 むしろスケール感はこっちのほうがはるかにでっかい。 どのくらいすごいかを話すととんでもないことになりそうなので、 やめておくけど、 すでに年末を目指して自伝の執筆に入っているとのことなので、 そのすごさはそのご本で。 さて、手相の鑑定でも有名な松子さんだが、 あんまりみんなが手相を見てもらいたいと押しかけてくるので、 最近はほとんど断っているのだそうな。 ところがどういうわけかこの日はご機嫌がよかったのか、 私と友人、そしてそのお知り合い全員が見てもらえることに。 Wさんが松子さんに見てもらっているところ。 Iさんは、すでに長年の勤務先を退職して 別の係わりで中国にこられたのだが、松子さんに 「60過ぎてからが仕事や社会的によくなる珍しい相」と言われた。 Wさんは「貧血だね」と言われた。 二人ともあながち外れていない様子。 そして私は、 「晩婚だね。それで結婚して○○○○するよ」。 え~、え~、えええええええ~~~~!!!! そんなことほんとにあるのぉ!? ほかの二人も騒然の驚愕の結果でした。 とにもかくにも、松子さんは確かにレジェンド級だったけど、 その存在感は圧倒的。 いやあ、もうすっかりファンです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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