児童養護施設「さくら学園」の子供達
2018年11月17日と18日、二日間に渡り、児童養護施設「さくら学園」の子供達を、「保護猫カフェ」にご招待しました。実は・・・10年前、驚いたのは、本当に丸10年!2008年11月18日、私が、児童養護施設「さくら学園」に犬の譲渡で下見訪問した日でした。ですが・・・色々な事情があり、「さくら学園」と携わる事はありませんでした。ある日、スタッフとの何気ない会話の中で、スタッフの旦那さんが、仕事で「さくら学園」と繋がっている事を知りました。「ん?10年前のさくら学園の理事長?一年位前かなぁ~もう辞めていないよ!今の理事長は、すっごい良い人でね~」それを聞いて、心臓バクバク!スタッフに、10年前の出来事、全部話しました。この10年間、何も出来ずにきた自分を、ずっと責め続けたきた事を…。そして!!スタッフにお願いしたんです!「子供達を猫カフェに招待したい!理事長にお願いしてみて!」どこでどう、ご縁があるか分かりませんね…猫も子供達も、凄く楽しんでる~( *´艸`)そこには・・・「10年前のさくら学園」は、どこにも感じませんでした。今のさくら学園は、とてもオープンで、理事長も職員皆さんも、素晴らしい方々です。子供達がこんなに生き生きしてますから(^^)児童養護施設「さくら学園」の子供達と繋がりたい!10年間そう思い続けたのは、「同情心」ではありませんでした。当時の私は「ひまわりの家」施設長。と同時に、隣接する「動物保護管理所」で1匹でも多くの仔を殺処分から守りたいと、個人活動との並行しながらの日々。そんな環境に置かれている私に、「さくら学園」の子供達に何ができる?きっと、中途半端な事しか出来ない。それは、逆に子供達に失礼な行為かも。逆に子供達を傷つけてしまうだろうな…私は、子供達に背を向けてしまったんです。それが、2008年11月18日の出来事でした。この10年間、多くの小学校に講演会でまわりました。「この子はネグレクト受けてる」苦しんでいる子供の存在を、知る事もありました。「どうしたらお母さんに愛されますか?」遠回しに聞いてくる子供もいました。お母さんが愛してくれないのは、自分が悪いせいだと、母親ではなく、自分を憎む子供…。講演後、教室に戻る背中を見て、「この子を抱きしめたい!」そんな衝動に駆られる事もありました。児童養護施設だから「かわいそう」ではなく、親と一緒に暮らしながらも、家のドアを開けた瞬間、苦しみを虐げられてる子供もいます。確かに、酷い親もいます。でも・・・虐待やネグレクト、そこに至るまでに、どんな背景があったのかな…そう考えてしまうんです。衝動を自分では抑えきれず、我子を守るために、施設に預ける母親もいます。生活が苦しくて、施設に預ける親もいます。「施設に預ける親」=「酷い親」「施設の子供達」=「不幸な子」一括りにしたらいけないんだな…私はそう思います。今の児童養護施設「さくら学園」の子供達を見ていたら、職員さん達に大事に想われている、大切にされている…そう感じました。引率の先生とお話をしてても、そう感じました。引率の先生も一緒に楽しんでいる姿が、全てを物語ってくれました。10年前の「さくら学園」ではない事も。犬猫と人間を一緒にしたら怒られるかもしれませんが、飼主さんの下で暮らしている犬猫でも、決して「幸せ」な犬猫ばかりではありません。「どうか!飼主さんに見つかりませんように…」保護期限が切れる日まで、そう願った犬猫が、うちの施設に居る子達です。そして、飼主のいないうちの保護施設の犬猫達は、決して「かわいそう」犬猫ではありません。「不幸な犬猫」でもありません。飼主さんはいません。その他大勢の1匹と、一括りに言えばそうかもしれませんが、集団生活しているうちの施設の子達は、スタッフ、ボランティアさんの愛情を受け、支援者様の温かいご支援があり、美味しい食事、フカフカな毛布。もちろん、優しい飼主さんのお家で生きる事が、一番の幸せだと分かっています。でも・・・児童養護施設「さくら学園」の子供達も、うちの施設の犬猫と同じものを感じるんです。「可哀想だと思わないで!」とは、言えませんが、「感情」の先にある「行動」そこに繋がって下さればと切に願います。それは、10年間思い続けるだけで行動に移せなかった私の勇気の無さ、失敗=私の「貧しい心」これを子供達から気付かせてもらったので、そう書かせて頂きました。施設によって違うのかもしれませんが、「施設の子供」=「貧しい」この先入観を一度抜いて頂き、例えば「お菓子」にしても、施設の子供達のおやつや食事管理も、職員さん達がちゃんとされいます。「文房具」にしても、子供達それぞれに「好み」や「こだわり」があると思います。子供達1人1人を尊重するためにも、施設職員さんに直接聞かれるのが良いかな?と思います。「施設外での体験」も良いかなと思いました。もし、飲食店をされている方ならば、テーブルマナーを教えながらの楽しいランチ。ダンス教室の先生ならば、スタジオに招待しての楽しいダンス体験。コンサートやイベントの主催される方なら、コンサートやイベントへのご招待。だから、私に出来る事は「猫カフェ」のご招待でした。今度は、中高生の子供達をご招待したいと思っています。人間には手厳しい私の相棒カムカムが、子供達に黙って触られてる姿に、ビックリしました。波長が合ったんでしょうか・・・ここで子供達とお別れの時間。副代表の「今日は楽しかった人~!」の問いに、皆元気よく手を上げてくれました(^^)私が10年間なぜ「さくら学園」の子供達への想いを引きずっていたのか・・・そこには深い事情がありました。このお話の続きは、「会員様限定非公開Facebookグループ」にて書かせて頂きます。~未オンライン会員様へ~会員様には、facebookより「招待状」を送信しています。多分、鈴のアイコンに招待状が届いているかと思いますので、ご確認よろしくお願い致します。「賛助会員」「ファンクラブ」システムの違いを作成しました。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。