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テーマ:長寿犬と共に(146)
カテゴリ:老犬ホスピス
なかなかパソコンに向かう事が出来ず申し訳ございません。 その間に、色んなご報告が溜まってしまいました。 書き出してみたらこんなに… 徐々にブログにてご報告上げていきます。 ~2018年1月3日記事より引用~ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 愛護センター隔離室に、1匹の老犬がいました。 隔離室は写真がNGとの事なので、載せれませんが、 その老犬に会った瞬間、「久しぶりだね!」という 感情がその子から伝わってきました。 申し訳ないけど、これまで多くの子達に会っているので 私には身に覚えがありませんでした。 ですが、「久しぶり」と伝わってくる感情が ずっと抜けないのです…。 この子がセンターに来た経緯を職員さんに聞きながら、 ひとつの特徴を見つけ、思い出したんです! 確かに、私とこの子は、5か月前に会っていたのです。 ↑写真は、5ヶ月前に撮ったあの子です。 5ヶ月前と比べると、顔が真っ白になり、 ガリガリにやせ細り別犬のようですが、 確かに、5ヶ月前に管轄保健所で会ったあの子でした! 私はあの日、「ごめんね」そうこの子に言いました。 「連れて帰れなくてごめんね」…って。 隔離室でフラフラになりながらも、 「久しぶり」と伝えて来たこの子に、 私は、二回目の「ごめんね」を言いました。 「お迎えが遅くなってごめんね」…と。 「連れて帰れなくてごめんね」という言葉を もう出したくなかったのです。 5ヶ月の間に老化が進んでしまってたけど、 ひとつひとつ確認するかのように、 室内やドッグランを楽しそうに探索しています。 私は、これまで「アニマルコミュニケーション」に関して 公の場で詳しく話したことはありませんでした。 感情を伝える力の強い子しか分からないし、 相談者を傷つけるのが怖くて、 相談者が望んでいる答えをつい言ってしまうんです。 ストレートに言えば「嘘」を伝えてしまうんです。 とても難しい世界なので、 アニマルコミュニケーションに関しては、 もう黙っておこうと決めていたのです。 私はなぜ、この子が私の事を覚えていたのか 理由までは分かりませんでした。 5ヶ月前に初めて会った時も、 5分も顔を合わせてなかったのに… 人間の私が覚えていない事も、 犬達は覚えている…。 匂いなのか、波長なのか、オーラなのか、 犬達がどう記憶してるのかは分かりませんが… 「かわいい」「かわいそう」で私達が動いているのではなく、 犬達に動かされているような…そんな気がするんです。 今回なぜ、この老犬の事を書いたのか… それは、犬の魂はそれだけ強いんだという事を 皆さんにお伝えしたかったから…。 それさえも・・・ 動かされて書かされているのかもしれませんけどね… 私は。 ~ ↑ ↑ ↑ ↑ ~ 元旦にレスキューしたこの子は、 「ガンちゃん」と命名され、 保護家の老犬ホスピスで、ゆったりと 余生を過ごしていました。 来た当初は、こんなにガリガリだったけど、 こんなにもふっくらおじぃちゃん犬になりました。 心の綺麗な子で、新入りさんが来た時も、 いつも優しく見守り、優しいオーラで 新入りさんの不安を取り除こうとする ・・・それがガンちゃんでした。 愛護センターで再会した日は、 あんなにおしゃべりしてくれてたガンちゃんだったけど、 保護家に来てからは、 ガンちゃんの声が届かなくなりました。 実は、これはよくある事。 いいえ、当たり前の流れなんです。 言葉を発信しなくなった=心が安定している ・・・からなのです。 「この子から言葉が聞こえなくなった」 それは、淋しさもあるけど喜ばしい事。 この無防備な寝顔が物語っています(笑) ただ、やはりガンちゃんには不思議な力があります。 人の目をジッと見つめ、心の中を覗くのです。 私だって、時々イライラしてる事もあります。 「あいつムカつくわ~」って。(注・仲間にじゃありません) そんなときは、疚しさを抱えてるものだから、 ガンちゃんからジッと見られると怖くなりました。 「ガンちゃんにバレてる~(汗)」って…。 だけど・・・ 「悲しみ」を抱えている人が分かると、 ガンちゃんは側に寄り添ってくれていました。 この写真を撮った日、 このスタッフは大きな苦しみと葛藤を抱えていました。 ガンちゃんには分かっていたのです…。 目をジッと見つめ、まるで励ましているかのようでした。 保護家に来て半年・・・ ガンちゃんの老いは日に日に進んでいきましたが、 足取りが重くなってただけで、 まだまだ生きる子だなと。 7月26日、この日も普通にドッグランを歩き、 夕ご飯も食べて、普通に寝床に就きました。 その翌朝・・・ ガンちゃんは息を引き取っていました。 たった一人で、声一つあげる事無く、 眠るように… 寝たきりになる事なく、 誰にも手をかけさせないで… ガンちゃんズルいよ… なんでお別れの時間すらくれんかったと…? 本当にほんとうに…心優しかったガンちゃん。 次こそはきっと、幸せな家庭の仔になり、 二度と私と出会う事のない環境の元でね! 愛護センターで私の事を覚えててくれて本当にありがとう。 ガンちゃん、沢山のメッセージをありがとう… 三度目の「ごめんね」は言わないからね…。 そして、 保護家に来て2年になるサンバァ・・・ サンバァは、今から二年前・・・ 管理所の柵に放り投げられて捨てられました。 まるで不法投棄のように… 真っ暗な大雨の中、下半身麻痺の身体で 何を思い、時間を過ごしたのでしょうか… サンバァは、この経験から 人間でいうPTSD(心的外傷後ストレス障害)を、 抱えていました。 下半身麻痺なのに、攻撃的で圧迫排尿させてくれない! 触れるとパニックになり咬もうとする! 雨の日は特に、パニック発作を起こしましたが… 少しずつ心のケアを続けていくうちに、 サンバァは、過去を忘れる事が出来ました。 それからのサンバァは、とにかく人を笑顔にする存在。 いつも明るくて、私達のお遊びにも 嫌な顔一つせずに付き合ってくれる。 私たちが笑うと、サンバァも嬉しそうにしていました。 他の仔達は、私の「おいっ!」の一言で、 ピタッとイタズラと動きが止まるのに、 唯一、止まらないのがサンバァ。 「で?どしたの?」 不思議そうな顔をして・・・ 「邪魔しないでよ」と言わんばかりに 私の目の前で堂々とイタズラ再開する! いけないんだけど、もう、私も笑いしか出てこない(笑) そんなサンバァが・・・ 寝たきりになってしまったのです。 下半身を引きずりながら、前足で歩き回ってたのに… もう上半身を立たせることも出来なくなりました…。 お水も介助が無いと飲めません。 寝返りを打つ事も… もう何もかも… でも、まだ希望は捨てていません。 もう一度、上半身を起こせるまで 回復する事を。させる事を! まだ寝たきりにはさせない! まだ気力はあるよね?サンバァ… 仲良しのシゲルも「ねぇサンバァどうしたと?」って…。 だから、きっと、もう一度立てるよね!
日中は、スタッフやボランティアさんが サンバァの介助をしてくれてるので、 私には、自分がやるべき事をやらなきゃ! みんなが帰宅した後は、 パソコン作業しながらサンバァと一緒。 ずっとサンバァは誰かの側に居ます。 サンバァ、まだまだ頑張れるよね? まだまだ頑張りたいんだよね? また皆を笑顔にしてよ… また面白い事してよ! サンバァに必要な事は、全部差し出すから! 私達頑張るから! 諦めないから! まだ寝たきりになるのは早いよ・・・ ~どうか、いのちのはうす保護家の子達のご支援、 ご協力をよろしくお願い致します~ http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/ (足長さん基金QRコード) 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)
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最終更新日
2018年09月27日 22時25分54秒
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