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テーマ:老犬と暮す(210)
カテゴリ:みやざき動物愛護センター
シロちゃんをレスキューしたあの日、 もうひとりの老犬とも出会ってました。 2月22日高岡町を放浪してたところを 愛護センターが捕獲保護したとのこと。 老犬で重度のフィラリア… センター職員さん達が約一ヶ月間、 毎日敷地内をお散歩させてくれたり この老犬を守ってくれていましたが… 日に日に足腰が弱り、 認知症もはじまってると聞いて 次は私たちがこの老犬を守る番だと… この老犬と会ったときに感じました。 だけど… この老犬を連れて帰ることが できませんでした。 先ずはシロちゃんに集中したい…と。 シロちゃんと向き合う時間が欲しい…と。 結果、この老犬のレスキューは 見合わせました。 何を悠長なこと言ってんだ!…と、 お怒りの方もいると思います。 だけど、シロちゃんのように愛さながらも センターに持ち込まれた犬猫の心は 驚くほどに繊細なんです。 「必ず迎えに来るからね」 この老犬と約束を交わして 愛護センターを去りました。 シロちゃんだけを車に乗せて… シロちゃんレスキュー二日後… 約束を守りました! 命名「ともぞう」 ともぞうが生きてきた環境や時間を 知ることができませんが、 右足は、獣の罠にかかったような 骨折痕がありました。 適切な治療を受けれず 変形したまま骨がつながったのでしょう… 歩行バランスが上手く取れなくなり 後足にも支障が出ていました。 故意に捨てられたのか… 迷子になって探してもらえなかったのか… ともぞうが捕獲された理由は分かりません。 ともぞう自身も、自分が分かりません。 誰と居て、どこに住んで、どんな環境に居たのか、 ともぞうは思い出すことができません。 全部忘れてしまいました。 本当の自分はどこにあるのかも… でも、ともぞう自身、 そんな自分が不幸だと思っていません。 悲しみや辛さも抱えていません。 ご飯を食べて「嬉しい」 日向ぼっこして「気持ち良い」 誰かが側にいて「心地良い」 ともぞうから伝わってくるもの全部が 「幸せ」な感情だけなんです。 ともぞうは「今」を生きてるんだろうな~… 本人は自覚してないけど、 「今」という時間を、大切に丁寧に 刻みながら生きてるような気がするのです。 一足早く保護家に入居してたシロちゃん。 お互いに生きてきた環境が全く違うのに、 お互いを尊重しながら向き合うふたりに 私達もホッと胸をなでおろしました。 シロちゃんもともぞうも、 一日でも永く生きて欲しいとは言いません。 毎日、楽しく過ごしてさえくれれば… 毎日、幸せを感じてくれれば… 一日一日を丁寧に大切に、 このふたりとしっかり向き合っていきたい…と、 ともぞうの生き様からチト拝借(^^ その一方で… 左耳に悪性腫瘍を抱えた 「ベンティー」の介護と看取り期にも 入っていました。 ベンティーのことは また後日書きたいと思います。 ご支援ご協力を どうかよろしくお願い致します ▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美 ▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ ▼〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ) ▼「いのちのはうす保護家」HP ▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HP ▼「いのちのはうす保護家」公式ブログ ▼「いのちのはうす保護家」Facebook ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebook ▼山下由美代表Facebook ▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagram ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagram お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月28日 23時15分49秒
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