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私からはYouに連絡することも無く Youからもあまり連絡がこなくなり このまま自然消滅かと思われたある6月の夜 突然Youから電話がかかってきた。 Youは何かあるたび私に電話してくる。 この時も久しぶりに聞いたYouの声は暗かった。 Me:どした?何かあった? You:いや、別に・・・ Me:そう?声、暗いけど??どうせまた彼女と喧嘩したんでしょ!? You:うん・・・。別れるかもしれない・・・。 落ち込んでる彼を友達として放っておけず 久しぶりにドライブに誘った。 Youの家まで迎えに行き 私が毎年蛍を見に行く場所へと向かった。 ちょうど1週間前にもNと見に行った。 川沿いに並んで光る蛍が天の川のようにすごくキレイで その時もYouに見せたかったと思ってしまったから・・・。 行き帰りの車の中でいろんな話をした。 以前から聞いてはいたが Youと彼女とはいろいろと合わないことが多いらしい。 でも、Youはそんな自分の思い通りにならない彼女に惚れてた。 Youは追いかける恋愛が好きだから・・・。 だけど彼女に無理して合わせようとしてるから 疲れるし喧嘩も多くなる。 そして、Youに惚れてるこの私にいつもいつも相談してくる。 この日も、このまま別れた方がいいのかも・・・?と悩むYou。 とか言っちゃって、いつも2週間もたたないうちに 仲直りしてるくせに・・・。 だから私にしておけば良かったんだよ。 いつも自然に笑っていられるし 喧嘩だってすること無いのに・・・。 ま、私にはNが居るしもう手遅れだけどねw と思いつつ私は嫌味っぽくこう言った。 Me:他に探せば!?Youならすぐ見つかるでしょ!? You:そんな簡単に好きになれる相手見つからないよ~! でもいいなと思ってる相手は1人いるけど・・・。 何だいるんだ!? と、ちょっと呆れてまた嫌味っぽくこう言った。 Me:じゃその子と付き合えば!? You:だって無理っぽい・・・。お前彼氏居るみたいだし・・・。 Me:え!?私??他にもいっぱい女居るでしょ?バレンタインに会ってた子とか!? You:お前がいい・・・。 Me:私は私だけを見てくれる人がいいの~!浮気する男は嫌~w 強がって断ったけどすごくドキドキした。 そんな会話をしながらしばらく走ると 以前行ったホテルの前にさしかかった。 と言っても私は覚えてなくて Youの方が「ここお前と来たよな」って覚えてた。 たぶんたくさんの女といろんなホテル行ってるだろうに ちゃんと覚えててくれてたんだ!? なんだか、適当に付き合ってたんじゃなかったんだって 気がして嬉しかった。 そしてようやく蛍の居る場所にたどり着いたけど あまり光ってなかった・・・。 それでもYouは喜んでくれた。 そして少し元気になったみたい。 帰りもたくさん話しをした。 バカなことばっかり言ってたくさん笑った。 でもNの事は最後まで言えなかった。 Nのことは好きだけど笑いのツボが違う。 音楽の趣味も違った。 でもそんな事は関係ない。 そのうちきっと歩み寄れるはず・・・。 そう思ってた。 ただYouとはいろんな事で気があった。 お気に入りの曲やお笑い番組・・・・ いつも一緒に楽しめた。 せめて友達で居られれば良かったと 後悔してた矢先のYouからの電話。 Youと友達に戻れたら良い思って会うことにした。 だけどせっかく忘れようとしてた好きって 気持ちがまた溢れてきた。 やっぱりダメだ・・・・・。 Youが好きだ。 何かが違うと感じていたその「何か」とは 相手がYouじゃないって事だ。 彼氏が出来ればきっとYouのことは 忘れられると思ってたけどそうじゃなかった。 Youじゃないとダメだって事に気が付いてしまった・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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