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カテゴリ:本
“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ) 野村美月 「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。 それは、単なる恋文の代筆のはずだったが…。 物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、 平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。 ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、 孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった―。 野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、 ミステリアス学園コメディ、開幕。 ひさびさに小説読もうかなー 軽いのがいいから、ラノベかなー リアル本屋で物色 図書館で予約 という、道のり(?)を経て読んだ。 なかなかおもしろかった なんか、コバルト文庫を思い出した。 けっこう大胆に太宰治の『人間失格』が引用されていて、 遠子先輩の解説が、まさに自分が十代なかばで『人間失格』を読んだ時の 気分のことを言っていて、懐かしかった。 この本を食べちゃう遠子先輩を好きになれたら、 もっとおもしろく読めるんだろうなぁ。 「なんで本をむしゃむしゃ食べるんだよ」なんてことを 考えてたら、楽しめないよねぇ。 何冊もシリーズ化されてるようで、名作文学をベースに 軽いミステリーが読めるということで、とりあえず2冊目(テーマは『嵐が丘』)も予約した。 “文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト) 野村美月 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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