|
カテゴリ:本
『天国旅行』 三浦しをん 【内容情報】(「BOOK」データベースより) そこへ行けば、救われるのか。富士の樹海に現れた男の導き、 死んだ彼女と暮らす若者の迷い、命懸けで結ばれた相手への遺言、 前世を信じる女の黒い夢、一家心中で生き残った男の記憶… 光と望みを探る七つの傑作短篇。 「心中」短編集。 いわゆる「心中」が成立(?)してる話は1本しかないから、精神的心中? その1本も、一家心中をして生き残った人が主人公。 この「SINK」という話は、商売がうまくいかなくなった夫婦が二人の子供を 道連れにしようとして、一人はほんとに道連れに、もう一人が生き残った。 心中って、愛する人がいてこそなのね とあらためて思った。 そういう意味では、ほとんどの話が恋愛小説? 恋愛小説にいまいち惹かれない自分は、最初の『森の奥』(樹海で自殺に失敗した男が サバイバル向きな男と出会う)と、最後の『SINK』(心中の生き残りが記憶の上書きをする)が おもしろかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本] カテゴリの最新記事
|