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カテゴリ:本
【内容情報】(「BOOK」データベースより) ピアノ教室に突然現れた奇妙なフランス人のおじさんをめぐる表題作の他、 少年たちだけで過ごす海辺の別荘でのひと夏を封じ込めた「子供は眠る」、 行事を抜け出して潜り込んだ旧校舎で偶然出会った不眠症の少年と虚言癖のある少女との 淡い恋を綴った「彼女のアリア」。 シューマン、バッハ、そしてサティ。 誰もが胸の奥に隠しもつ、やさしい心をきゅんとさせる三つの物語を、 ピアノの調べに乗せておくるとっておきの短編集。 たしか2008年、松山ケンイチ(当時未婚、現在既婚!)さんが PRキャラクターになっていたんだなー。 夏の角川文庫フェア。 2冊買うとオリジナルの文庫カバーをくれるということで、 私はこの本と『アルケミスト』を買って、ケロロ軍曹のカバーをもらったのだ←まだ未使用☆ この本はなぜか『電車で読む用』と決めていた。 つまり電車に乗る機会があったのだな、都内でのライブに行くため。 その後、2009年5月を最後にまったく行かなくなり、電車にも乗らなくなり、放置。 今後も都内にライブに行くことも、電車に乗ることもないだろう。 ということは、続きが読めない。 『電車で読む用』という自分内ルールを破った。 まだ1編目しか読めてなかったじゃないかー! 前置きが長い! 森絵都さんって、たしか『カラフル』の、人? 十代の子供たちの話を書く人というイメージ。 この本に出てくるのも十代の子達。 3編収録されていて、2編目の「彼女のアリア」が好き。 不眠症ボーイ・ミーツ・虚言癖ガール。 舞台は、今はもう使われていない旧校舎の4回の音楽室。 古いアップライトピアノから流れるバッハ。 不眠症。 不眠症! 今の私も!? バッハが不眠に悩む人のために書いた曲があるなんて! 聴いてみたい! ストーリーよりも、そこで流れている曲がどんななんだろうと、 読みながら「家に帰ってすぐにネットで探したい」という衝動。 で、今『コルトベルク変奏曲』の動画を探して聴いている。 これ、眠れるかなぁ。 そういえば何年か前に、やっぱり眠れない夜バッハのCDの聴いていたことがある。 調べてみた。 あった、この曲入っていた! そうかぁ、私も眠れない夜に聴いていたんだなぁ (『クレヨンしんちゃんが歌う童謡』、『.hack//』のOSTと共に)。 十代。 今の自分からは遠すぎて「そうだった、自分もこんなだった」という感想や共感は 残念ながらあんまり感じられなかった。 たとえば警察官の話。 たとえば法廷ミステリー。 たとえば江戸人情話。 そういったジャンルのひとつのような、十代の子達の話…としか感じられない自分にがっかり。 あれ?私にも十代の頃ってあったよね。 基本的に思い出したくないから封印しちゃったのかな。 おそらく森絵都さんを形容するときは「みずみずしい感性で十代を描く」とか、 そんな言われ方をするのだろうと想像できるけど、それはすばらしいけど、 そのすばらしさが素直にしみ込んでこない自分が悲しい━il||li(っω`-。)il||li━… そんな私でさえも、夏の海(電車の中で)、古い音楽室(車の中で)、 ピアノレッスンをする洋館(車の中で)にはしっかりと連れて行ってくれたんだから、 森絵都さんってきっとすごい作家さんだと思う。 このブログを書いたのを機に、シューマンとサティの曲も探して聴いてみよう。 足掛け3年で薄い文庫本1冊読み終えた(_ _|||)
世界的名著と言われている? 私には正直よくわからなかった…わかりやすい起承転結がないと、 「よくわからない」という感想になってしまう単純な私。
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