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カテゴリ:本
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 『荘子』は、二千五百年ほど前、中国で生まれた壮大な書物だ。奇想天外な話、ユーモアや皮肉のこめられた話、詩的で美しい話など、たくさんの物語が含まれている。荘子は私たちを笑わせながら、タオの深遠な思想を語る。 『荘子』を英訳したものを、著者が和訳したそうで難しい言葉は一切なく読みやすかった。 私の残念な頭でふわっと理解したことは、人の役に立とうとしなくていい(役に立たないぐらいがちょうどいい)、心をからっぽに風通し良くしておく、目標・計画は立てない、地上に存在するすべてのものは平等、物事は日々変化している。 こんなところか(*個人の感想です)。 人の役に立たなくていいというのはかなり意外だけど、こういう考え方をしている人がいて、そう書かれた本が長く広く読まれていると思うとちょっと気持ちが軽くなる。 目標を立てず心をからっぽにというのも、ダメ人間をラクにしてくれる。 「がんばらなくちゃ、しっかりしなくちゃ、ちゃんとしなくちゃ」と考えることに疲れて、「どうせダメだし、人にどう思われてもいいし、既にダメ人間だと思われてるしその方がかえってラクだ」と思っている昨今、荘子の考え方がしっくりくる。 韓国語能力試験の準備をしていた頃、「ダメ人間でも目標を持つと、毎日がちょっと変わるな」と思っていたのも事実で、今年になってから英語の勉強をしようと思ってもいたけど、最近どうもその気もなくなってきて。 がんばろうモードと、これでいいやモード。 その時々で自分に合った考え方を採用すればいいやという、全く芯というものがない自分。 物事も考え方も日々変わるということで。 それでいいや。 こうなると、何もやらかさず無事に家に帰れたことだけで喜べる(笑)。 休みに日に日記に書けるようなことを特に何もしなくても、無事に一日を終われたことに感謝できる。 上昇志向が強い人からすると、なんという体たらく!なんと無駄な人生! …かもしれないけど、40年生きてきた今、ちょっとだけ自分の扱いに慣れてきたような気がしないでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.27 13:57:09
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