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カテゴリ:映画関係
【みんな不器用で、冴えなくて、かっこ悪くて・・・けれでも愛おしくて抱きしめたくなる・・・そんな日の当らない9人の人生が交錯する】
【ひとりじゃない。】 劇団ひとりの作家デビュー作でベストセラー小説の映画化。東京の片隅で思い通りにならない人生を送りながらも懸命に生きるダメダメな人々を優しく描く不覚にもじ~んときてしまった感動作。 大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。~all cinemaより~ 映画の予告編と作品のテーマからすごく気になっていたので、お笑い芸人劇団ひとりの原作というのも多少気になりましたが(笑)、週末強引に彼女を誘って、映画館に行ってきました。正直静かな映画なので、観る人によって大きく評価は別れるかと思います。カイザーソゼはかなりツボにはまって大好きな作品になりました。 カイザーソゼが元々多くのキャストが登場して、それぞれが所々交錯するっていう群像劇(【ラブ・アクチュアリー】【サッド・ムービー】【大停電の夜に】【きょうのできごと】など))が好きということもあると思います。 この映画に出てくる主要人物は下の9人。 ☆”借金地獄のギャンブラー”シンヤ・・・岡田准一 ☆”母の初恋を探す”寿子・・・宮崎あおい ☆”売れない芸人”雷太・・・伊藤淳史 ☆”寿子の母で雷太の相方”鳴子・・・宮崎あおい(2役) ☆”異色のストリッパー”ジュピター・・・緒川たまき ☆”崖っぷちのアイドル”みゃーこ・・・平山あや ☆”みゃーこを応援するアイドルオタク”ゆうすけ・・・塚本高史 ☆”大ボラ吹きホームレス”モーゼ・・・西田敏行 ☆”モーゼに傾倒する悩めるエリート”リュウタロウ・・・三浦友和 この9人が交錯する訳ですが、他の群像劇作品に比べるとがっつり交錯します(笑)。正直強引過ぎる力技みたいなつながり方もあるんですが、そこはあまり気にしない方が楽しめますね。本当にどこにでもいそうな人物たちが、一見するといつもと変わらない毎日を生きている。だって本当にダメダメな人たちですもん(笑)。でも輝いてはいませんが、みんなそれぞれ懸命に生きているんです。だからこそ共感できる部分があると思うんです。それを押しつけがましくではなく静かなタッチで描いているので、じわ~~っと心に響いたのかもしれないですね。泣きたガリーノのカイザーソゼは結構泣いちゃいましたから(笑)。でもすごく静かな繊細な作品なので、観る人によって感じ方が違うと思うんですよね。一緒に観た彼女は、正直そこまでって話していましたから。。。 そして、この映画の大きな功労者はケツメイシの歌う主題歌【出会いのかけら】でしょう。ケツメイシ初の映画主題歌らしいんですが、かなり作品にあっています。それもそのはず、彼らが原作を何度も読んで、そこから”出会いの奥深さ”を感じたそうです。”何気ない小さな出会いも何かの始まりであり、終わりであり、そしていつかどこかでつながっていく”、そんな想いを曲に込めたそうです。曲を聴く度に映画の事を思い出し、涙が出そうになります。名曲ですね・・・。カイザーソゼって天の邪鬼なので、ケツメイシの曲って聴いた事なかったのですが、他の曲も聴いてみたくなりました。 PVがYouTubeにありました。こちらをチェック。 出会いのかけら でも、方々のサイトを見ると、この映画は原作を読んだ人にはあまり評価が高くないようです。となると原作を読んでいないカイザーソゼとしては俄然原作に興味が湧いてきました。 本当に観る人次第だと思いますが、あなどれません。お笑い芸人ではなく作家【劇団ひとり】原作の静かに心に染み渡る良作だと思います。 《ここ数日で原作を読みたくなる気持ちが高くなってすぐにでも買っちゃいそうな指数 90》 陰日向に咲く ーーーーーーーーーーーーーーーーー 今日の言葉 by 相田みつをさん 【その時の出逢いが人生を根底から変えることがある よき出逢いを】 -------- 他の映画日記はこちら 印象に残る映画のキャッチフレーズのページはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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