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今朝のNHKで震災後何が変わったかというのをやっていた。
ボランティアを始めた人、近所とのコミュニケーションが密になった人。 結婚を考えた人。いろいろやっていた。 私は・・・というと、涙もろくなって、とても打たれ弱い人間になってしまったと思う。 当初は、毎日不安で仕方がなかった。というのも自分の住んでいる家がどう考えても高確率で津波の被害にあうってことがわかったから。 あと30年で87パーセントの確率って言われてる東海地震とかの影響をもろに受けるところに住んでるし、ローンもあと30年ある。 多分これからの人生地震を恐れて生きていかなくていけない。家も土地も手放して、どこか違うところに住みたいけど、そういうわけにもいかないし・・・。 どう考えても次はこっちだろうなとか、考えていたら精神的に不安定になってしまった。 そんなとき、新聞のコラムにあった記事を見てすこし落ち着いた。 人間はいつも死と隣り合わせだ。一年間にたくさんの人が病気や事故、自殺で死んでいると。地震や津波で死んでもそれはそれで仕方ないことで、そういうことにいつなるかはわからないのだから、精一杯明るく生きていくしかない。っていうようなことが書いてあった。それで少し落ち着いた。 それからは、命が助かって、避難所みたいなところで生活したとき、私は何か人の役に立つことができるのだろうか?って考えた。何もないや。これじゃいけない。何か始めなきゃ。 家の中もいらないものを捨てて、どんどん整理していかないと、ゴミとともに被災することになるかも?とかいろいろあせりはじめていた。 そしたら体調をくずして入院。だめだなぁ。家族やパート先の人に迷惑をかけてしまった。 そして昨日、パートでとても嫌なお客さんにぶちあたってしまった。 前の上司がよく出入りの業者さんをいたぶるようなやり方で責められて、まんまとその術中にはまってしまった。 「なぜ、すぐにあやまらないんですか。ここは謝罪が先でしょう。事実は事実なんだから認めたらどうですか!!」 最初は怒ってる風でもなかったのに、どんどん叱責に変わっていった。 すごくびっくりした。 でもやってもないことをすぐに謝罪したら認めたことになるんじゃないだろうか。 そう思って謝罪が遅れた。謝罪したら、「最初からそうすればいいんですよ。なんでできないんですか!!」 こちらも怒りの感情がむくむくとわいて来てしまった。 言わなくていいことを言ってしまった。 もう後悔しても遅い。 最終的に「あなた、ここの社員として恥ずかしくないんですか?」と言われたので、ぷちっと切れた。 「パートですから。」と言ってやった。開き直った。(パートのおばちゃん、いたぶって何が楽しいんだよ。この若造が!!!)と心の中で思った。 そしたら、「だったらあなたは応対すべきではない。」と言ってやっと帰ってくれた。 パートだって社員以上に仕事やってんだよ。社員がいない日ばっかだよ。津波警報が出てた日だって、社員は先に帰ったし・・。 一生懸命誇りを持って仕事してるんだよ。絶対にやってもないことを認めたくないよ。 悔しくって涙が出てきた。自分の対応のまずさに腹が立ったし、悔しかった。 家に帰ったら涙が出てきた。とりあえず、苦情になるといけないので、課長にメールで報告した。課長は今後は対応は私がします。返信してくれた。 そうだよ、なにもこんな思いしなくても、すぐに謝って、対応は課長が致しますって言えばよかったんだ。 あの状況でなんて言えばよかったのか。どう対応したらよかったのか。 考えてたら、昨晩は眠れなかった。 とてもとても反省した。しゃべりだす前に一呼吸おかなきゃ。 相手に巻き込まれないようにしなくちゃ。 どんなに認められないようなことでも表向きは謝らなくてはいけない。 顔は笑って、心の中で相手につばをはけばいい。 可能なら、つば入りのお茶でも出しとけばいいや。 でも6年同じ仕事してるけど、そろそろ嫌になってきた。この職場にいる限り、津波の恐怖があるわけだし・・・。 そろそろ違う仕事も探してみようかな。そんな気になっている。 雇ってくれるところがあったらなんだけど・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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