とんでもないないことになりました。
近所に野良猫がいてなじみの猫がいました。いけないこととは知りながら、ごくごくたまにパンを食べさせたりしたこともありました。今日たまたま娘がパンをあげていたら、近所の人らしき人にみつかってしまいました。その人は怒るというより切れちゃってました。「飼ってる訳じゃないんでしょ。いますぐ捨ててきなさい。」捨てるといっても野良猫なので抱きかかえられることにも慣れていないので大暴れです。困っていると「何やってるの!!こんなところじゃ困るのよ。もっと遠くに連れて行ってよ!」後ろから30センチも離れてない距離でずっとその人が付いて歩いてきます。どうしても遠くまで猫がいってしまうのを見ないといけないようです。鬼の形相です。うまく抱え切れなくて困っていました。しばらくしたらその人がいなくなったので、近くの舅の家に猫を連れて行きました。舅ならうまく猫を扱ってくれそうだったからです。でも駐車場に入ってしまい、猫は怖がって車の下に逃げ込んでしまいました。そこへいなくなったと思ってたさっきの人が友達のおばさんを連れてきました。こちらを見てこそこそと何か言ってます。まだ「早く捕まえなさいよ。私がどれだけ猫に迷惑してるかわかってるの!!」とすごい剣幕です。猫を私たちが捕まえてどこかに連れて行くまで帰るつもりはなさそうです。まさにこう着状態。仕方ないので「この猫、飼うことにしました。どうぞ、お帰りください。飼えば問題ないでしょう?」と言ってしまいました。そしたら「どこで飼うのよ。放し飼いにするんでしょ。」といまだにけんか腰です。「家の中で飼います。」と私。その人のことをとても見たことがあるのですが、どこの人なのかわかりません。とても近所の人なのは間違いなさそうなのですが、私のことは知ってるみたいなのです。それで「おたくは、私のことは知ってみえるみたいですけど、私は申し訳ないのですが、お見かけしたことはあるんですけど、お名前を知らないんで、お教えいただくわけにはいけませんか?失礼があったかと思いますのでおわびに伺いたいものですから。」と言いました。すると「そんなことええわ!」と捨て台詞を残して帰りかけようとしています。それではこのままずっと言われっぱなしになるだろうし、後ろからついてこられたんだから、私だって後ろから付いていってどこの家に入るか確認してもいいだろうと思い、後ろから付いて歩いていこうとしたら、なんかこっちを向いてまたうるさいことを言い出したので、思い切ってかまをかけた。「もしかして〇〇さんですか??」近所に住む子供の同級生の名前を言ったらビンゴだったみたいです。突然その人の様子が変わりました。「あんた〇〇君の嫁さんか。かわいい顔しとるね~。私はあんたともう一人の人が猫を捨てにきたと思ったんだわ。」「〇〇さんの奥さんならいつもお世話になってます。お孫さんもいつも挨拶してくださってかわいらしいですよね。」と負けずにほめごろしちゃいました。とりあえず、和解して帰っていただきました。娘はあまりのおばさんの剣幕が怖かったらしくおじいちゃんの家の前で号泣していました。その顔を見て私も号泣しちゃいました。二人して駐車場の車の下に隠れた猫を泣きながら探して捕まえました。苦労して家に連れ帰ると息子がいたので「この猫、飼うことにしたから。」と言いました。息子はとても驚いてましたが「何でもいいけど、どうして二人とも泣いてるの??」と半分あきれながらもキャットフードを買いにいってくれました。さてどうなることやら。