文庫で900ページの一気読み『激流』【小説】
激流(上) 激流(下)柴田よしきさんの作品 京都。修学旅行でグループ行動をしていた七人の中学三年生。知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒・小野寺冬葉が忽然と消息を絶った─。二十年後。三十五歳となった六人に、突然、失踪した冬葉からメールが送られてくる。「わたしを憶えていますか?」運命に導かれて再会した同級生たちに、次々と不可解な事件が襲いかかる...。 文庫で900ページそれが、読み始めたら苦にならない。主な登場人物は5人彼らがどう考え、どんな生活をしているのかがよくわかるし、こんなに長い作品でも、殆ど混乱はない。割と復習してくれるおかげ。一瞬、ダラダラする・・ と思ったけれど、それがなかったら900ページ「なんだっけ?」無く読み通せなかったと思う。 中学校の時クラスメートが行方不明に・・今もそのことが心のどこかに大きな位置を占める登場人物たちトライアングル(ドラマ)を思い出しました。 この作品を読んでから分厚い本が苦にならなくなりました