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カテゴリ:仕事
初対面の人に「看護婦さんですか?」と聞かれた。ショック。なぜかとたずねると「雰囲気でそう感じた」といわれた。
できれば、職業は当ててほしくない。 同席した中に私以外もう一人看護師がいて、その人も同じ事を思ったようだ。 私の中では二つの理由がある。 一つは、自分の理想とする看護師像と自分がかけ離れているから。そして一般的な看護師像とも自分がかけ離れているから。 もう一つは、看護師のもつ独特の雰囲気が苦手だから。 同席した人もこれにうなづいていたし、こう感じる人はわりと多いと思う。いや、少なくとも私が知り合う(病院中心の世界からはずれている)看護師は、これに同意する人が多い。上手く説明できないけど、看護師は集団になると特に、会話や雰囲気で独特なものを醸し出す。同業者はにおう。自分もその匂いがすると思ったら・・・で、ショックだった。 たぶん、私にこう言った人にはそんなつもりはないし、いい意味だとフォローしてくれていたのは本当だとは思う。でも・・・ 私は考え方も雰囲気もなにもかも、看護師らしくないと思っている。 でも昔、保母さんと会話している中で、私の考えは看護師独特の職業的な考え方だ!と指摘された事が何度かあり、驚いた。 なるほどと思ったのを一つあげると・・・ 私は「プロセスは勿論大事だけど、結局は結果が大切だ」と話し、保母さんは「結果も大事だけど、それよりもプロセスこそが大事だ」と譲らなかった。医療に失敗は許されない。「努力はしたけど失敗でした」は通用しない。だから結果が大事になってくる。保母さんは、子供の成長という視点でものをみる。成長の中では失敗はつきもの。むしろ失敗を重ねていくプロセスこそが大切になってくる。 知らず知らず、職業によってもものの見方や考え方が形作られていくんだと感じた。 私の生活の中で、職業は大きなウェイトをしめるから、今後ますます補強されていくのかな。でもやっぱり、職業臭を重ねていくのは嫌だな。自分でもわからなくなるのかな?感じなくなるのかな? 自分が思い込んでいる「私」と、他人から見える「私」ってどんなふうに相違するんだろう?って怖いけど興味がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/13 11:17:15 PM
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