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カテゴリ:大切なもの
一人暮らしをはじめる時、必要最小限のものしかもっていかない!と決めていた。でもたった一つだけ持ってきたものがある。それが万華鏡。
この万華鏡は再就職する前に九州旅行に行った際に購入した。一人暮らしだし、引越しするってことでお金がなかったので、フェリーに乗ったりユースに泊まったりと貧乏旅行を楽しんだ。そんな中、湯布院の山の上の小さなお店でこの小さな万華鏡を見つけた。そのお店には何人かの万華鏡作家さんの作品が置かれていて、私が購入した作家さんの万華鏡も数点あった。手作りの万華鏡は一点もの。その中の一点が特にとってもきれいで、欲しくて欲しくて・・・でも、万華鏡は結構高い。手持ちのお金では足りなかったし、そのお店ではクレジットカードは使えなかった。そしてATMは見当たらない。でも、ここで買わなかったらきっともうその万華鏡には会わない。 ずーっと悩んでいたら、オーナーさんが麓の銀行まで車にのっけて送ってくれた。商品をもらって車に乗って、銀行でおろしたお金で代金を払って、そのまま麓でおろしてもらったので結果的に目的地に送ってもらった事になってラッキーだった。 こんなにまでした万華鏡だけど、作家さんの名前をすっかり忘れてしまっていた。名前は彫ってあるにも関わらず、読めなかったのです。 今日、「丸善」にいったらギャラリーで万華鏡を展示していた。のぞいてみたけど、私のもっている作家さんのらしきものはなかった。私の万華鏡はカメラの偏光フィルムを使った特殊なもの。思い切って、その特徴と外見を販売員さんに言ってみた。すると「今回は出品されていないけど・・・」と教えてくださった。 細野朝士さん。あぁ、すっきりした。今度はちゃんと覚えておこう。 ところで、私は万華鏡をもう一つ持っています。 それは昨年、父が自分の還暦の記念として、万華鏡を家族全員に配ったから。こちらは大きな万華鏡で、ちょっと私の趣味ではなかった・・・(ごめんなさい、お父さん)。そしてこちらは実家においてある。次に帰ったときには覗いてみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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