こころ模様

　夜勤明け。いつもならお昼すぎには起きて活動するのに・・・ここ最近できない。年齢・体力的な問題って思うけど、それ以上に精神的な問題が大きい気がする。体力的な疲労はわりとすぐ回復できるけど、精神的な疲労はなかなか・・・

　先日の一年目さんの指導が響いているんだと思う。久しぶりに泣かせてしまった。自分で言うのもなんだけど、以前に比べたら私は丸くなった。少なくとも、自分の気持ちを抑えて話を聞くよう心がけている。「よく付き合うね」と言われるくらい。前の職場でなら、匙を投げたもの・・・　「人は変えられない、自分が変わらないと」っていうけど、もう１０月。お給料もらっているのにまだ学生実習気分なの？って思ってしまう。気持ちを抑えるでは駄目なのかな。こういう気持ちになる事自体が問題なの？
　私もこうやってもまれて、試されていくのかな。いつまでも直情型ではいけないという事なんだろうな。

　ようやっと起き出してスーパーへ買出しに向かう。　
とあるお家の、鉢植えのコスモスが満開だった。きれいだった。小さな鉢植えだけど、所狭しといろんな色で咲きながら、こっちを見て元気付けてくれた。
　私は、コスモスを見るとほんとはちょっと悲しい気持ちになる。小学校の国語の教科書が原因。
　太平洋戦争末期、父の出征の為、幼い娘は母とプラットホームに見送りに来ている。無邪気に父に甘え、父からホームに植えてあったコスモスを渡される。数年後、父はいないが、母のミシンの音のする庭は、コスモスで満開になっているというお話。・・・だった気がする。
　今までは悲しい気持ちで終わっていたけど、なんだか今日は前向きな気持ちが起こってきた。コスモスはそれでも咲きほこっていたんだもの。物事は「見方」「解釈」によって変化するんだな。

　気を取り直して、スーパーのハシゴをする。これは、大阪に来てできるようになった事。
　今まで、違うスーパーの袋を持って別のスーパーに入るなんて考えられなかった。でも、こちらの人は普通にやっている。最初の頃は、私物の大きなカバンをもってでかけ、袋ごと入れて別のスーパーに行ってたけど、今は私も普通にやってる。・・・脱皮。
　『枠組み』は自分で作り、自分で壊すものだ。