こころ模様

　今日の夜勤も忙しかった。休憩時間はとれなかったし、自己嫌悪になるし・・・気持ちがすっかりささくれてしまった。

　そんな気持ちを洗い流して欲しいなーという期待を込めて、「蝉しぐれ」を見に行った。冒頭はとっても良い感じではじまり、すーっと引き込まれた。きれいなお話で、叙情的な雰囲気、音楽や映像が素敵だった。市川染五郎さんは今ひとつだったけど、木村佳乃さんは表情がとてもきれいだったし、二人合わせたら初々しい感じがして好感がもてた。ベテラン俳優さんが脇をしっかり固めていたし、子役の女の子の「ものいう目」が良かった。日本映画だなぁとしみじみ感じられた映画だった。ちょっとだけ洗い流せたかな・・・

　全体的によかったけど、なんだかちょっと物足りなかった。帰りに本屋さんによって「心をリセットしたいときに読む本」を購入。こういうの買う時、店員さんに「病んでいる」と思われたかな？と自意識過剰な事を考えてしまう。実際、自分が本屋を手伝っていた時、お客さんと本を知らず知らず見比べていたものだから・・・

　さて、これを読んで軽くなれるといいな。