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テーマ:最近観た映画。(40131)
カテゴリ:映画
『ブラザーズ・グリム』は、グリム兄弟がインチキで賞金稼ぎをしながら、民話などを収集してるという土台で話がすすんでいく。いろんな物語がはめ込まれていて、面白かった。でも・・・後には何も残らない映画だった。
お話としては、上手くまとまっているし、世界観とかも面白かったのだけど、なんだか消化不良。つぎはぎしすぎて中途半端な印象。 森は良かった。赤ずきんもかわいかったし、女王はきれいだった。狼のかわりに馬が子供を飲み込んでいたり、猟師は女性だったり、おばあさん蛙にキスをして教えてもらったり、狼の素性のお話なども、その元ネタの操作の仕方は面白かった。でも、パンくずをカラスに即座に食べられて迷子になるグレーテルや、ラプンツェルの塔と白髪、グリム兄弟のシンデレラコスプレ、魔女ちっくな村の老女、白雪姫の鏡や林檎の使い方は、面白くなかった。 御伽噺は、実は怖い。それは、いくつかの本で紹介されているし、そういうのも面白いと思う。はじめてその手の本を読んだ時はかなりショックを受けたけど・・・ どうせ消化不良にするのなら(監督が監督なんだから)、そういう世界観をもっとどろどろと描いてくれたら、もっと面白かったのにな~なんて、ちょっと残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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