|
テーマ:旅のあれこれ(10252)
カテゴリ:旅
朝起きて一番に、温泉に入りました。これぞ、贅沢♪
今日は星の王子様ミュージアムに行きました。雪道をてくてく逆方向に歩いていましたが、比較的早くに間違いに気づけて良かったです。 父の本棚にあった『星の王子様』をはじめてよんだのは、小学生だったと思います。冒頭から、象を飲み込むウワバミの絵が怖かった事、わがままなバラが嫌いだった事、わかるまで質問する王子様にややしつこいものを感じた事、砂漠やきつねに寒々したものを感じた事、蛇と最後のシーンが恐ろしかった事から負のイメージが強く、好きにはなれませんでした。父は、物語と作者のサン・テグジュペリの人生についてなどのお話をしてくれました。でも、なぜ兵役免除になるのに、わざわざ危険な偵察機に乗ろうとするのかわからない事を筆頭に、ますます共感できませんでした。 数年前、2000年が作者の生誕100年にあたった事で脚光を浴びた上、フランス旅行で塗り絵や絵本を見つけたので再読してみました。 大人になってから読むと印象はがらっと変わっていました。バラの気持ちはとてもよくわかり、愛おしささえ感じました。そして、王子様に対してもです。父から聞いた話をおぼろげに思い出しながら読んだら、とても面白かったです。 「大切なことは、目に見えないんだ」 私はすぐ、自分が安心したくって、言葉や形がほしくなります。でもそれを手に入れても安心できるわけではありません。むしろそれに振り回されて、「大切なこと」がわからなくなっているような気がします。きつねや蛇のなぞめいた言葉が、とても重要な示唆に見えてきました。 読んでもすぐ忘れる私にとっても、読んだ事のなかった友達にとっても、展示は工夫されており、わかりやすかったです。そして雪景色のお庭もとてもきれいで楽しめました。かれこれ三時間ぐらいいたと思います。 お昼ごはんは、せせりの炭火焼き御膳というのを食べました。香ばしくってとても美味しかったです。 食べた後すぐにバスに乗った上、山道だった為、二人とも車酔いしてしまいましたが、わりと短時間で復活できました。 新幹線は混雑してましたが、辛うじて座れました。座ったらすぐ熟睡してしまい、車内でやろうと持参した研修のレポートの参考図書は全く開くことがありませんでした。締め切り迫っているんですが・・・明日頑張ろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|