こころ模様

　ＣＭと高倉健主演でチャン・イーモウ監督作品っていうのに興味を持って見に行った。エンドクレジットが簡体語で書かれているのと、併記されている英文の名前が姓名の順で書かれているのを見て、これは中国映画だったんだって実感した。

　中国って一筋縄ではいかない国っていうイメージあるから、あんなに簡単にいくのかなぁって（賄賂は発生していないのかっていう疑問）思ったけど、道理がたてばいいっていう事で納得しときます。

　雲南省はとっても素敵な所。いつか行ってみたいって思った。村の皆での食事風景がとても良かった。中国は地域格差はますます広がっていくみたいだけど、あの共同体意識が続くのなら、何が不幸なのかはわからない。人々の表情が良かった。「あの子を探して」でも子供達の表情が光っていたけど、この作品でもそうだった。

　この題名は、仮面劇からとったもの。「三国志」の関羽のお話らしい。そういえば、そんなエピソードがあったなぁって思った。子供の頃、ＮＨＫでやってた人形劇「三国志」にはまって、羅漢中の三国志演義を買ってもらった。孔明と関羽は一番のお気に入りだった。あの人形師さんが大津皇子のお話を人形でされるらしい。見てみたい。