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カテゴリ:仕事
今の職場の夜勤は二交替。19時から9時が勤務時間になる(実際は前後とももっと長く働いているけど)。これにより、患者さんが眠られる時と起きられる時に、同じスタッフの方が安心感を持っていただけるというメリットが歌われている。
いつものことながら、今日の夜勤も疲労感が強かった。でも真夜中、喫茶店(夜はスナック)経営の方に「よく働くなぁ。こんなに働く子うちの店にもいたらなぁ。ありがとう。」と言われた。たったこれだけの言葉なのに、急にたくさんのエネルギーを補充してもらったかのように疲労感がなくなった。こんな一言で、元気になれる。まさに気力がわいてくる感じ。朝までこの気力は持続していた。 なのに・・・ 朝、ある患者さんにいきなりいわれのない事で怒られて、一気に心がひしゃげてしまった。最初は何のことかわからなかったけど、話を聞いてたら別のスタッフがした事(お薬配ったくせに下膳しなかった)で怒ってはるのがわかった。でも、なんで次に部屋に入った私が勘違いされて怒られるのって思ってしまった。その人は、ただ謝罪してもらいたいだけってわかっていたけど、謝罪しつつも思わず自分ではない旨を話したので、言い訳のようにとられて火に油を注いでしまった。そして「あんたは黒衣や。嫌いや。」と言われた。腹がたったら、よくスタッフにむかって言ってはる台詞だし、次に行ったら忘れているって事も知ってる。でもやっぱりかな~り傷ついて心がどんより曇ってしまった。 スタッフがした事なんだから同じスタッフとしての立場上も、また気分よくしてもらう為にも、無条件に謝罪したらいいのに。感情が理性に勝ってしまって、望まれるようには謝れませんでした。修行が足りません。そんな自分に対しても自己嫌悪でますます気分が曇っていきました。 勤務終了後、ベッドメーキングの為廊下にでている元気な方々が笑顔で、「お疲れ様」「頑張ったな」「はよ~帰りや~」などと声をかけてくださったので(一直線に落ち込んでいた気分は)救われた。 お給料をもらって仕事しているのに、言葉の贈り物をいただいているのは、とてもありがたいこと。そして患者さんからの言葉の贈り物は何物にも変えがたい宝物になっている。 言葉は同時に暴力にもなる。私も過去に言葉の暴力を発してしまった事がある。悔やんでも悔やみきれない苦い記憶。今回の事は、言葉の暴力に対しての私自身への警報だったのかもしれない。今の職場に来て4年目。変に慣れてきているので、一番注意が必要な時期なんだと改めて思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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