こころ模様

　今回の夜勤もいろいろと波乱ぶくみで、終わるのが遅かった。最後の最後にびっくりな出来事が発覚して一気に疲れた・・・　京都で友達と会う約束があったので二時間くらい寝て出発。

　京阪電車は大変混んでいた。睡眠時間が少ないだけに一時間近くたったままでいるなんて地獄だと思ったけど仕方ない。沈んだ気分でいくつかの駅を過ぎた頃、ちょっと人が減ってきた。特急は出入り扉の近くに手動の折りたたみ式の２人座席がある。私はちょうどそのあたりにたっていて、隣に男性がいた。乗客がすいた瞬間、私達はどちらからともなく目が合って、うなずきあった。見知らぬ者同士、お互い一言も言葉を交わさなかったけど、とった行動は同じ。手動式の座席を一緒に出して座った。その後は何事も無かったようにお互い別々の世界に入っていったのだけど、奇妙な感覚だった。アイ・コンタクト、以心伝心ってこういうことだなぁと妙に納得してしまった。心が一瞬通じ合った感覚と共に、座れてラッキーだったので一気に気分は盛り上がった。

　お店は決めてなかったのだけど、先ほどの男性が妙に東南アジアバックパッカーをイメージさせる人だったので、急にベトナム料理が食べたくなった。とっても久々に「スアン」に行ったら、お店が増築されたのか広くなっていてびっくりした。美味しくいただいて、「おたふくコーヒー」に移動。久しぶりに会う友達だったのでしゃべる事いっぱい。たくさんの刺激をもらった。同時に、案ずるより生むがやすしっていう感覚がわいてきて、気分はますます軽くなって楽天的になれた。元気もわいてきてちょっと調子に乗ったかな。

　翌日も京都で用事があったので実家に帰るつもりでいたのだけど、弟が試験だという事を知ったので大阪に戻る。
　しかし帰りの電車では、乗り物酔いをしてしまった。最近、夜勤明けで京都に日帰りすると高確率で帰りに乗り物酔いをする。お酒はぐっとひかえているのに・・・かなり気分が悪くなったのだけど、終電に近かったので途中下車して休む事もできず、意志の力で帰宅した。帰宅したら、ほっとしたのかバタンキューで、まるで吸い込まれるように眠ってしまった。
　私、体力にはわりと自信があったのだけど、最近確実に落ちているなって実感する。無理は禁物だとちょっと自己嫌悪。でもやっぱり、これからも夜勤明けはおとなしく寝ていられないんだろうな。懲りないなぁ。