|
カテゴリ:出来事
今日は、旅先で知り合った台湾人カップルと会った。私が大阪はわからないと言っていたからか、デートのお邪魔なのか、気を遣ってくれたのか、私には観光案内を期待していなかったみたい。前日に、ただ会って話がしたいっていう感じの電話があった。どうも、私の勇み足だったみたい。
結局、ホテルのロビーで待ち合わせして、お昼ごはんを食べに行った後、買い物に付き合って、道頓堀をちょっと散歩しただけだった。大阪に住んでいる彼の大学の後輩から連絡があって、晩御飯をご馳走してくれるとの事だったので、19時頃には別れた。 お昼ご飯をおごってもらった上、お土産までもらってしまった。私もお土産持参していったけど安いものだったし、日本の方が物価が高いので本当に申し訳なかった。お金の問題ではなく、気持ちが嬉しい。中国人や台湾人って、私の知る限りでは、親切で温かい人ばかり。 彼女は日本語を勉強していてわりと上手なので、ほぼ日本語で会話していたのだけど、彼は日本語はできない。彼女が試着中など、彼と二人になるとちょっと辛かった。彼女が「彼が、中国語、前より上手くなっていると言ってます」って通訳してくれたのは、明らか過ぎるお世辞。発音が悪すぎるので、わかった段階でほぼ言い直してくれるし、まさになぞなぞ・連想ゲームしているみたいなやり取りだった。勉強していないのだから、上達するわけないものね・・・でも漢字の文化圏って強い。筆談の威力は大きい。しかも台湾は中国みたいに簡体字じゃないし。 歯医者さんのカップルなんだけど、彼は院を卒業したのでもうじき兵役に行くらしい。この先二年間は一緒に旅行できないと言っていた。兵役の話を聞くといつも暗い気持ちになる。自分と同じ年くらいか若いごく普通の優しい男性が、一年以上も兵役に拘束される事。日本だって昔はそうだった事。この先どうなるかわからない事などなど。 帰宅したら、私が去年、新人教育を担当させてもらった同僚から話があるって連絡があった。悪いお話で誰にも言えない話っていわれるので、どんな話なんだろう?と不安だった。最近体調悪いみたいだったし、なかなか言ってくれず、自分から言えないので当ててくださいっていう。でも全然当たらず、自分から言いますって言った時にやっと正解できた。実は、昨日彼氏と一緒に調べたら妊娠がわかったらしい。でも、母親にも職場の人にも言えないので、おろそうと思っているという話だった。 とてもびっくりした。妊娠した事にも、おろそうと思っている事にも。最初泣きながら話してくれていたけど、だんだん笑ってくれるようになって、とりあえず産婦人科に行ってから、ご両親と上司に相談しようっていう話になった。産もうっていう気持ちになってくれて嬉しかった。そして、私に相談してくれた事もびっくりしたし、嬉しかった。私は指導の時、決して優しくはなかったし、むしろ怖かったと思う。しかも気分屋だから。なのに、今まで優しいとかお姉さんみたいとか言われるものだから、そんなお上手言わなくてもいいのに、とまで思っていた(これって、とても意地悪だったって思う。思わず、自分がお上手を使い分けているのかと振り返ってしまった。確かに怒る事が多かったから、できるだけ何か一つ褒めるように努力していたけど、あれがお上手だったのかもしれない)。私は、コンプレックスが強くて、プラスの言葉が素直に受け取れない。でも今は、本当にそう思ってくれていたんだって思える。私は冷淡な人間なので、慕ってくれる人がいた事がとても嬉しかった。彼女の温かさが私自身にも温かい気持ちをくれた気がする。 たぶん、産む方向にむいてくれたと思う。近いうちに寮も出るだろうし、結婚もすると思う。そうすれば彼の住む東京に引っ越す事になる。晩ご飯をお裾分けしてくれたり、夜勤が一緒なら私の分までお弁当を作ってくれて、とてもありがたかった。食の事ばかり並べているけど、いなくなる事があんまり想像できない。でも、きっと寂しくなるな・・・ 今日は、彼女がお母さんになる事が嬉しかった。食欲がないようなので、さっき台湾人にお土産にもらったばかりのマンゴーをおすそ分けしたらとても喜んでくれた。なんてタイムリーなお土産だったんだろう?って思った。そうそう、ビーフジャーキーもお土産にもらったんだけど、これってどうやったら美味しく食べられるんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|