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テーマ:最近観た映画。(40113)
カテゴリ:映画
夜更かしした朝、最寄り駅から電車に乗って実家に向かった。京阪電車の横並びの座席の一番端っこに座れてホッとして、大あくびを終えた瞬間、向こう側のちょうど正面にあたる座席の男性の視線に気がついた。見覚えはあったけど、思い出すのに一瞬間かかった。その男性は前に私の病棟に入院してらっした方で、今日はご夫婦で外来通院にこられた帰路ということだった。あぁ、大あくびをみられてしまった。電車は公共の場だという事を改めて実感。気をつけないと・・・
夕方から新たな予定をいれた為、用事を全部すましても時間が余ったので、『バルトの楽園』を見に行った。しみじみ日本人の作る映画だなぁと思った。 第一次世界大戦で、日本がドイツ人俘虜を大事に扱ったという話。細かなエピソードがどこまでが史実に基づいているのかはわからない。第二次世界大戦時の俘虜の扱いがひどかったからと引き合いにだされるみたいだけど、時代も状況も何もかも違うって改めて思った。しかも板東収容所長は会津出身だし。徳島というお遍路さんの地っていう場所柄もあったのかな?実際、よそではこうはいかなかったみたいだし。 この映画のポスターをみた時、松平健にかなりの違和感を感じていたのだけど、実際は思ったよりはまっていた気がしてちょっと安心。個人的に、市原悦子が良かった。こんな人絶対いそう。私は平田満が好きなのだけど、今回はイマイチというか普通だった。高島礼子は綺麗だった。子役はまぁまぁ。徳島弁はよくわからないけど、時々一部の俳優さんや子役に、関西弁のイントネーションが混じっていてあれ?って感じだった。難しいんだろうな。 おかしかったのは、陸軍の会議のシーン。なんだか学芸会みたいだった。役者さんの揃え方間違えたって感じ。 実話を基にしているって言われるとついつい冷めた見方をしてしまうけど、全体的にはほろりほろり泣ける良い映画だった。だから、久しぶりにパンフレットを買って背景の勉強でもしようかと思ったのだけど、ぱらぱらめくって買う気が一気にひいてしまった。核心的なことはあんまり書かれていなさそうだったし、カラヤンの第九を映画で流したっていう所を売りにしてるっぽかった。カラヤンの第九のシーンはいらなかったとすら思うのに。なんか違和感。リンクのさせ方間違っていると思う。こんな所にお金使うより、他に使ってほしい箇所があるでしょーって思ってしまった。 まぁまぁ良い映画だって書こうと思ったのに、文句ばっかり書いてる。やっぱり邦画には辛くなってしまうのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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