こころ模様

　早朝にドバイ空港に着いたけど、関空とはうって変わって活気に満ち溢れていた。
しかもさすが金持ちの国、空港なのに金ピカでまぶしい～。

　友達とは、いつも観光にあくせくする旅行をしてきたのだけど、今回はリゾートを
満喫しようと決めていたので、ホテルはミナアッサラームという王族が経営している
ジュメイラ系列のホテルにした。ここは３つのホテルとスークとシックスセンススパで
構成されるマディナジュメイラというテーマパークみたいな所。それぞれは、運河で
つながってて、アブラという水上タクシーで移動できるようになっている。



　とても良いホテルで大満足。ホスピタリティーってきっとこういう事なんだなぁ
と実感。チェックインは１５時なのに、９時過ぎには部屋を用意してくれるし、
リクエストした通りバルコニーからの眺めも最高。部屋が決まっていない段階から、
レストランやスパ等の予約もしてくれた。おかげでしたかった事は全部予定が組めた。

　まず、ジュメイラモスクに行った。
ここのモスクは曜日によって１０時から内部見学をさせてくれる。来ているのは、
欧米人ばっかりだった。
　ただの内部見学と思いきや予想以上。希望すれば、アバヤ（女性が着てる黒い服）
を貸してくれ、お清めの方法からデモスト。中に入ったら、説明だけでなくお祈りまで
デモストしてくれた。そして内部の写真も撮り放題。



　質疑応答もあって、かなりきわどい質問もあったけど、冗談をまじえたりして、わかり
やすく説明してはったみたい。結構笑いも起きてた。残念ながら、私は英語ができないので、
わずかにわかった言葉を辛うじてつなぎ合わせて、勝手に解釈するのが関の山だったけど。
　ドバイはヨーロッパの避寒リゾートとして人気があるみたいだし、イスラム教に対する
風当たりの強いご時勢っていうのもあるけど、あまりの俗化というか観光化にびっくり。
さすが、ＵＡＥでも異色のドバイ！



　実はちょっと強引にモスクに行ったので、ここでいきなり友達に「今回はゆっくりのんびり
やで」って釘をさされた。
　
　お昼からは、朝滑り込みで予約した今回のメイン、デザートサファリへ。
ホテルに４ＷＤがお迎えに来てくれ、砂漠まで飛ばしてくれるんだけど、メーターは１４０
キロ越えてた。まずスピードにびっくり。
　砂漠についたら、タイヤの空気を抜いて隊列を組んで砂漠の道なき道（？）をドライブ再開。
緩急まじえて、（わざと）ジェットコースターみたいに走ってくれるのでとっても楽しい。
車酔いするので緊張したけど、今回全然大丈夫だった。たぶん先頭車だったから、轍がなくて
揺れが純粋なものだけだったのと、ドライバーの技量要因は大きかったと思う。

　ラクダ農場に着いたら、そのまま夕日が落ちるまで思い思いに鑑賞。
自分が砂漠の真ん中にいる事自体も信じられない気分だし、夕日はとっても綺麗だった。



　日が落ちたら、キャンプ地までまたドライブして、ＢＢＱの晩御飯へ。
ドライバー達がコックに変身。ご飯ができるまで、ヘンナ（好きな場所に刺青みたいな絵
をかいてくれる）やラクダ試乗、シーシャ（水タバコ）をして遊んで待つ。



　ご飯前に、張り切って全部やってまわったので、へとへとになってしまった。
特に、普段タバコ駄目なくせに、シーシャで煙をいかに出すかに集中しすぎて、なんだか
酔ってしまった。でもいい香りだったし、とても楽しかった。食事半ばからベリーダンス
がはじまり、それが終わると、すぐ電気が消されて真っ暗。撤収はかなり素早く、おいて
いかれそうだった。

　真っ暗な砂漠をドライブしホテルに着いたら、バタンキュー。
初日から飛ばしすぎたみたいで、すぐ眠ってしまった。



　部屋のバルコニーから、ドバイのランドマーク、七色に変化するバージュアルアラブとジュメイラビーチホテルが見えました。