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カテゴリ:旅
12月29日は、ウィーンからヘルシンキへの移動の日。
本当はウィーンでカウントダウンしたかったのですが、航空券代の節約の為断念。 準備が着々とすすんでいく街を見ながら立ち去る事は、とても名残惜しかったです。 ヘルシンキはウィーンより明らかに日照時間が短かく、15時にはもう薄暗くなり ます。飛行機は一時間遅れで15時半頃に到着した為、手続きを終えた頃にはもう日も 暮れていました。 バス乗り場には到着したけど行き先が疑問で、友達とああでもないこうでもないと 言ってたら、旅行会社の現地係員をしているという日本人が、声をかけてくれました。 地図をくれたり、ホテルまで案内してくれたりと、とても親切にして頂きました。 30日は、アイスパーク・オリンピックスタジアム・フィンエアスタジアム等をトラムで まわりました。そして、ウスペンスキ寺院。ヨーロッパ最大のロシア正教の寺院だそうです。 ここの内部は、とっても綺麗で思わず見とれてしまいました。礼拝の方法も厳かで、厳粛な 気分になれ、長時間ぼーっとしてました。友達とははぐれていたのですが、友達もこの寺院で 長時間過ごしたと言っていました。 この時に、この10日間のうちで唯一太陽の輝きを一瞬見る事が出来ました。 この後は、ミュージアムショップめぐりをした後、アカデミア書店で友達と合流し、 カフェアアルトで夕食をとってホテルへ戻りました。あちこちうろちょろしてかなり くたくたになっていました。 31日は、朝からマーケット広場・ハカニエミ市場をひやかしに行きました。 市場にあるスオッパケイティオというスープ屋さんで昼食。ここは、かなり美味しかった です。雑誌にもよく紹介されているらしく、観光客慣れしてはりました。 回転速いので、食べたらすぐでていかないといけなかったのですが、相席の現地人から 情報収集も出来ました。 ここで友達と別れて、テンペリアウキオ教会に向かいました。ここは、自然の岩を切り出 して作られた教会で、外観からは教会ってわかりません。場所的にもわかりにくいと紹介さ れていましたが、観光バスがたくさん止まっていたので、わりとすぐ見つかりました。 この写真は15時半頃です。もう暗いです。 内部の壁は自然石のままで、音響効果がとてもいいらしく、この日もコンサートの準備が 行われていました。ここも不思議に落ち着く場所で、すごく居心地が良かったです。 この後は、エスプラナーディという目抜き通りをぶらぶらウィンドウショッピングして まわりました。18時にどこのお店も閉まるので、ホテルに戻ったのですが、この頃から 爆竹や花火の音がひっきりなしに響き続けました。地面も建物も石造りの上、広場が多い ので音響効果抜群。フィンランドは、普段は花火が禁止されており、大晦日から新年に かけてだけ解禁されるそうで、すごい事になってました。ロケット花火とかがあらぬ方向 からやってきてかなり危険。街中は、ちびっ子ギャングというか輩だらけになってました。 ホテルの部屋は、衛星放送が写ったので、紅白の再放送(7時間遅れです)を見ながら、 23時過ぎまでだらだらしていました。 23時すぎに元老院広場に向かったのですが、皆同じ考えらしく、広場に近づくにつれて どんどん人が増えながら同じ方向に向かってすすむので、さながら巡礼のようでした。 私はカウントダウンというのは、「3・2・1 どーん」っていうふうに花火があがる ものって思い込んでいたのですが、ヘルシンキは違いました。広場では大統領が演説したり、 オーケストラの演奏があったりとセレモニーが行われているのに、無関係に花火があがって いました。スクリーン・舞台・花火とどこをみたらいいのやらという有様。 この時、フィンランド語を「キートス(ありがとう)」しか覚えていない事に気づき、 後悔。数を数えているんだろうけど、いくつかわかりません。しかもカウントダウンと 花火はやっぱり無関係でした。ちょっと拍子抜け。 でも気分は高揚。生まれて初めて、見ず知らずの金髪碧眼の人とハグしてみました。 小市民なので、それだけでカウントダウン気分になれました。 この後、夕食を食べに行こうとバーやパブを何軒かまわったのですが、どうも22時以降 は飲み物しかださないらしく、おつまみもでない有様(逆に21時以降はスーパーではお酒 売ってくれませんでした)。とりあえず、ビールで乾杯してホテルに戻り、部屋のバーから ワインを出して、ポテトチップスを大晦日の夕食として新年早々頂きました。 元旦は、10時頃に空腹を感じて目覚めました。 チェックアウト後は中央駅を探検。さすがデザインの国。地下鉄もポストも何もかもが 素敵で、またまたおのぼりさんみたいに写真とってました。 ヘルシンキはコンパクトな街で、とても観光しやすいと思いました。今度は白夜の時期に 行ってみたいです。 夕方の便で日本に帰国。到着が朝の10時頃だったのですが、お日様の光の眩しさと 温かさが何より嬉しかったです.あちらは、そんなに寒くもなく、ユキダスの登場も なかったのですが、ずーっと曇っていたので。 帰国してしまえば、夢をみていて覚めたような気分ですが、本当に楽しかったです。 また行きたいな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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