石切神社
自転車による散歩、即ち銀輪散歩にて、石切神社に立ち寄る。 この神社の正式の名は「石切剱箭(いしきりつるぎや)神社」である。祭神は、二ギハヤヒノミコト(饒速日尊)とその子のウマシマデノミコト(可美真手命)である。 二ギハヤヒは、天照大神から十種の神宝を授かり、大和建国の任を帯びて、天磐船に乗って哮ヶ峰(現在の生駒山)に天降ったとされる。 この地の先住民の長、長髄彦(ナガスネヒコ)の妹と結婚し、子(ウマシマデノミコト)をもうける。 その後、神武東征に当たって、神武に激しく抵抗するナガスネヒコを諭して、帰順させるという働きをする。 息子のウマシマデは物部一族を率いて、神武天皇の親衛の役割を果たすことになる。 という次第で石切神社は物部氏の祖とされる二ギハヤヒを祀る神社なのである。 近鉄石切駅から神社への参道は昔ながらの商店が立ち並び何やら懐かしい雰囲気であるが、最近はやたらと占いの店が増えている。(石切神社本殿)(お百度参りをする人の姿が絶えない。中央にあるのは、今日が6月30日ということで「夏越しの祓」の茅の輪が設置されていた。)(亀の池) 今日は風の涼しい一日であった。桐の大木の木陰に入って休んでいると、火照った体に風が心地よく吹いて来る。見上げると桐の実が沢山ついていた。そこで、桐の実とエゴノキ(ちさ)の実、シラン(紫蘭)の実を加えて、実三態とする。(桐の実)(エゴノキの実)(シランの実)