銀輪花散歩
本日は智麻呂邸を訪問し、新作の絵5点を撮影して参りましたが、もう1~2点は欲しいので、公開は今しばらくお待ち下さい。そんな訳で、朝夕の銀輪散歩で目に止まった花を脈絡もなく掲載して、「銀輪花散歩」と致します。 (ナガミヒナゲシ) (マツバウンラン) ヒナゲシは別名「虞美人草」。三国志の英雄、項羽と劉邦の最後の戦い、垓下で、項羽は劉邦に包囲され、敗死する。この項羽に虞という愛妃がいた。彼女も項羽に殉じ、自刃して果てる。彼女を葬った墓に翌夏にヒナゲシの赤い花が咲いた。それで人々はこの花を虞美人草と呼んだとか。 尤も、上のヒナゲシはナガミヒナゲシであるから、虞美人擬草と言うべきか。果てぬ恋 花と咲きぬる 虞美人の 思ひの色の 赤くも悲し (偐家持)(つつじ)銀輪の 道に咲きぬる つつじ花 しばし憩へと われに笑むらし (偐家持)(シロツメグサ)夕されば しろつめぐさの 星の降り 妹や待つらむ 三日月立ちぬ (偐家持)(タビラコ<田平子>)たびらこの 花にもがもな 朝なさな 見つつもあらむ 花園の里 (偐家持) 余談ですが、タビラコとは、春の七草の一つ、ホトケノザのことらしいですな。