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偐万葉田舎家持歌集

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2010年07月の記事

全13件 (13件中 1-13件目)

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偐万葉・真澄篇（その8）

偐万葉・真澄篇（その8）　本日は偐万葉第67弾、真澄篇（その8）であります。真澄さんの楽しい絵と偐家持の和歌とのコラボをお楽しみ戴けたら幸いであります。　　　　偐家持が真澄郎女に贈りて詠める歌22首ほか塵(ちり)泥(ひぢ)の　身にはあれこそ　山川の　　　　　さやけき見れば　南無阿弥陀仏　（欣求家持）　　　チャイの香の　立ちて駱駝の　息白く　　　　　　　　　キャラバンサライ　明け行くならむ　（砂漠の家持）春過ぎて　夏来たるらし　白たへの　　　　　　　タオル干してる　真澄の郎女　（真っ黒家持）　　　わたつみの　いろこの宮に　尋(と)め行かむ　　　　　　　　　青き海界(うなさか)　今し越ゆなり　（偐浦の島子）蛍火を　奪はむとてか　をとめらし　ほつ枝に遊ぶ　空西瓜色　　　見返りつ　雨のムジカを　つまびくは　　　　　　　花の台(うてな)の　をとめなるらし　（梅雨家持）なほ生きむ　無明(むみやう)の沼を　行く我に　　　　　　　　遍照(へんぜう)慈愛(じあい)の　光のあれば　（無明家持）　　　花魁(おいらん)草(さう)　濡れてやあらむ　通り雨　　　　　　過ぎてののちの　遠きまなざし　（墨東家持）　　花魁(おいらん)の　草(くさ)夾竹桃(きょうちくたう)は　粉黛(ふんたい)の　　　　　　懈怠(けだい)の夏の　色やあるらむ　（墨東家持）上を見て　歩かむと人は　言ふにゃれど　　　　　　　猫にしあれば　上にぞ跳ばにゃ　（二階の猫麻呂）　　　朝露も　苦くやなりぬ　花の香の　　　　　　消ぬるや月も　霞みて見えぬ　（耄碌家持）母と子の　さしやのべけむ　戯れの　　　　　　　手に雨粒と　なれる藤の実　（藤母）　　　長雨も　小降りになりぬ　ミニトマト　　　　　　つばらに見れば　我こそトマト　（ミニトマト麻呂）木々さやぎ　天降(あも)れる神の　横笛の　　　　　　　　音(ね)にしもあれり　夕風の吹く　（笛吹家持）　　　　流れ来る　ものみな涼し　我妹子(わぎもこ)の　　　　　　　領巾(ひれ)に流るる　風の色かも　（深山家持）やはらかき　いとのはこびの　あとすずし　　　　　　　　いもがうなじに　ひとすじのかぜ　（尾張八一）やはらかき　風も吹き来や　糸のあと　（筆蕪蕉）　　　やはらかき　糸のはこべる　横顔の　　　　　　　　昨夜(きそ)の少女(をとめ)は　あやとりすなる　（あやのはとり）こだはりて　こだはるなかれ　みほとけの　　　　　　　　みちはひとつと　かぎらざるなり　（寛容家持）　　　腹立たば　時に逆立ち　しても見よ　　　　　　　されば結べる　手もやあるらん　（真澄絵家持）百日は　継ぎて咲くとふ　紅(くれなゐ)の　　　　　　花のほつ枝ぞ　白雲流る　（偐すべり）　　　夏盛り　はじけてどんと　昼花火　日は高々に　百日紅咲く夏まつり　揺れる篝火(かがりび)　短夜(みじかよ)を　　　　　　　踊れ踊らな　さ夜更くるまで　（踊狂家持）　　　＜参考＞　　偐万葉・真澄篇（その１）から（その７）はコチラからご覧になれます。　　真澄さんのブログはコチラからどうぞ。　（注）掲載の絵画は全て真澄さんのブログからの転載であります。

2010.07.31

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第61回智麻呂絵画展

第61回智麻呂絵画展　　本日は、19日に続き智麻呂絵画展の開催でございます。皆さま多数のご来場お待ち申し上げます。（アガパンサス）　智麻呂さんが気になって仕方のなかった花、アガパンサス。恒郎女様がいづかたからか調達されて来られたのでもありましょうか。このような素敵な絵が完成して居りました。吾背子(わがせこ)の　花にありけり　君子蘭(くんしらん)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アガパンサスは　今し咲きたり　（偐家持）（梔子）くちなしの　香のながれ来て　夕闇の　　　　　　　　　　　　深くなりゆく　雨になるらし　（偐家持）　今回も友人凡鬼さんの「俳句便り」の中から2句ばかり拝借。　　くちなしや褪せるはやさや香を抜きて　（凡鬼）　　梔子(　　　くちなし)やコペルニクスを手本とし　（凡鬼）（向日葵）遠き日を　たぐれば海辺の　道白く　　　　　　　　　　咲きてもあれる　向日葵の花　（偐家持）（フルーツ）　この絵は果物を並べて描いたのかと思いきや、さにはあらずて、小万知さんがお届け下さったフルーツゼリーのフタのラベルに描かれたフルーツの絵がモデルでありました。夫々のフルーツの絵をこのように合成して描かれたものでありました。　なお、先日お邪魔した時に、けん家持はその中の枇杷を美味しく頂戴いたしました（笑）。小万知さん、ご馳走様でした。（朝）　これは前回の祥麻呂朝顔の続編でありますな。　万葉歌の朝顔はキキョウかムクゲのことで、この朝顔ではありませぬが、万葉集から朝顔の歌を1首。言(こと)に出(い)でて　言(い)はばゆゆしみ　朝顔の　　　　　　　　　　　　秀(ほ)には咲き出ぬ　恋もするかも　（万葉集巻10-2275）＜歌意＞（言葉に出して言ったらおそろしいので、穂を付けて咲くということもない朝顔の花のように、人目を引くことのない恋をすることよ。）（芙蓉）　これはアメリカフヨウですな。ふうりんの　おとながれくる　ゆふかぜに　　　　　　　　　　　ひとりしさける　あめりかふやう　（げんやかもち）（酸漿）　こちらも前回の「りち女ほうずき」の続編でありますな。智麻呂邸の玄関を入るとこの酸漿が迎えてくれます。またひとつ　灯(ひ)をともしたる　ほほづきの　　　　　　　　　　浴衣の少女(をとめ)　夏まつりなり（偐家持）（百合）　大伴家持の百合の歌3首を掲載して置きましょう。あぶら火の　光に見ゆる　わが蘰(かづら)　　　　　　　　　　　　　　　　さ百合の花の　笑(ゑ)まはしきかも　（万葉集巻18-4086）さ百合花　後(ゆり)も逢はむと　思へこそ　　　　　　　　　　今のまさかも　うるはしみすれ　（同上18-4088）さ百合花　後(ゆり)も逢はむと　下延(したは)ふる　　　　　　　　　　心しなくは　今日(けふ)も経(へ)めやも　（同上18-4115）（撫子）　撫子の花と来るとやはり大伴家持ですかな。ハマユウの柿本人麻呂、すみれの山部赤人、梅の大伴旅人・・などというのが偐家持の印象であります（笑）。という訳でまたも大伴家持の歌3首。秋さらば　見つつ思(しの)へと　妹が植ゑし　　　　　　　　　屋前(やど)の石竹(なでしこ)　咲きにけるかも　（万葉集巻3-464）) 一本(ひともと)の　なでしこ植ゑし　その心　　　　　　　　　誰に見せむと　思ひそめけむ　（同巻18-4070）石竹花(なでしこ)が　花見るごとに　少女(をとめ)らが　　　　　　　　　　笑(ゑ)まひのにほひ　思ほゆるかも　（同上18-4114）　ご来場有難うございました。またのご来場お待ち申し上げます。＜参考＞他の智麻呂絵画展は下記から。　　　　　第1回展～第100回展　　　　　第101回展～第200回展　　　　　第201回展～

2010.07.29

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わが待つ秋の近づくらしも

　ちょっとブログの更新サボっていましたが、元気に致して居ります。本日も近隣散歩ですが、いい汗をかいて来ました。　先ずは枚岡公園。枚岡公園は生駒山麓の高みにあって、自転車で上るのは結構きついが、挑戦してみる。桜並木の坂道をMTBで上る。久しぶりの長い坂道にて、上りきった頃には肩ではあはあ息を切らせていました。まあ、小生の脚力ではこの公園位までが休まずに上り切れる限度ですかな。（枚岡公園北側入口付近）　少し停車して息を整えてから出発。公園とはすぐにお別れして額田、石切方面へと向かう。高みまで上がって来ているので、後は概ね下るだけの快適走行である。　公園の北側に重願寺という浄土宗の寺がある。（重願寺）　＜重願寺ホームページ＞　この寺は本誓山と号し、豊臣秀吉の本願により、文禄年間（1592～1595年）に建立された寺院にて、岸誉雲海上人（がんにょうんかいしょうにん）開基と伝えられている。元は大阪市谷町にあったが昭和37年に当地へ移転して来たもの。　本尊は木造阿弥陀如来坐像。多宝塔に安置されている聖観音立像は大坂三十三所観音廻りの17番として江戸時代から信仰を集めていたらしく、近松門左衛門の「曽根崎心中」にも「十七番に重願寺、ここからいくつ生玉の本誓寺ぞと伏し拝む」という具合に登場しているのである。　境内には慈雲（注：西行にあくがれて弘川寺の西行の墓の前で自らも眠るあの御仁かと思ったが、あちらは似雲、こちらは慈雲。別人ですな。）の歌碑があるとのこと。しかし、犬に吠えられたので境内を探すのを諦めて退散。　　＜参考　慈雲　似雲＞　　この世のなごり　夜もなごり　死にに行く身を　たとふれば　　　あだしが原の　道の霜　一足づつに　消えて行く　　　夢の夢こそ　あはれなれ　あれ数ふれば　暁の　　　七つの時が　六つ鳴りて　残る一つが　今生(こんじやう)の　　　鐘の響きの　聞き納め　寂滅為楽(じゃくめついらく)と　響くなり　　　鐘ばかりかは　草も木も　空もなごりと　見上ぐれば　　　雲心なき　水の音　北斗は冴えて　影映る　　　星の妹背の　天の川　梅田の橋を　鵲(かささぎ)の　　　橋と契りて　いつまでも　我とそなたは　婦夫星(めをとぼし)　　　かならず添ふと　縋(すが)り寄り　二人がなかに　降る涙　　　川の水嵩(みかさ)も　増(まさ)るべし・・・・（「曽根崎心中」より）（多宝塔）　多宝塔の脇には蓮の鉢植えが沢山並んでいて、未だいくつかが咲き残っていました。はちす花　弥陀の浄土を　しのべとか　　　　　　　　　　　　咲きや殘れる　塔の下と辺　（偐家持）（蓮の花）　重願寺の北側の道を上って行くと長尾の滝があるが、本日は下りを選択。少し下った処に楠正行の首塚があるので、ちょっとご挨拶をして行くことに。　　＜参考　長尾の滝　長尾の滝動画　＞（楠正行首塚）＜参考　楠正行首塚＞　生駒山腹の額田村の松林中に菊水の紋章の刻まれた扉を有する石龕が発見され、これを小楠公の首塚として村人達が祀って来たもののよう。　首塚から近鉄石切駅経由日下方面へと走る。気の向くまま適当に走っていると、日新高校の東辺りで大龍禅寺という黄檗宗の寺院に出合う。　　＜参考　大龍寺＞（大龍禅寺）　大龍禅寺の前の道から車止めのある道を下って行くと日新高校の前に出た。更にどんどん下って行く。多分この下辺りが加納の緩衝緑地公園の筈と見当を付けて下って行くと外環状線道路に出る。予想通り加納の公園の近くであった。恩智川に出て、後はいつもの銀輪散歩道である。　振り返ると生駒山に白い雲が湧き立ち西に傾きかけた日に照らされて銀色に輝いているのでありました。日下道(くさかぢ)を　ともにぞ行ける　心地して　　　　　　　　　　　　　　返り見すれば　山の端(は)の雲　（偐家持）（生駒山。外環状道路を西に渡って振り向けば・・。）　猛暑に変りはないけれど、何やら空の色は秋を思わせる。それかあらぬか、涼しい風が吹き抜ける。加納の公園を横目に恩智川沿いに帰途につく。

2010.07.27

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利長君と家持君

　今日は24節気の一つ、大暑である。太陽の黄経が120度に達した時を大暑とするらしいが、黄道座標の春分点を0度とし、夏至点が90度、秋分点が180度、冬至点が270度で360度一回りして春分点に戻るという次第。まあ、天球座標のことなどヤカモチには分り兼ねるが、ともかくもこの日が理論上は最も暑いという訳。　暑中見舞いは小暑から大暑までの間に出すとか。しかし、立秋以降は残暑見舞いとするという風に理解し、立秋までは暑中見舞いでいいのかと思っていたのですが、これは間違いなんだろうか？よくわかりませんですなあ（笑）。　それかあらぬか、銀輪散歩の道すがら見かけたカンナも何やら暑さにゲンナリしている風でもありました。　　（カンナ）　　　　　　　　　（これは何という花？）アブラゼミ　きりきり鳴きぬ　昼下がり　　　　　　　　　カンナも萎るる　大暑なりけり　（偐家持）　さて、今月末日を締切日として、只今、ミュージアム・キャラクターの人気投票が行われている。高岡在住のブログ友からの情報で知ったのであるが、残り1週間程で、現在、高岡市の「利長君」が第1位を保っています。高岡市のキャラクターと言えば「家持君」であるが、その弟分に当たるのが「利長君」である。　このまま1位で終って欲しいと「ヤカモチ」も思いますので、もし、応援戴けるなら、下記をクリックして、清き1票を投じて戴けたら幸甚に存じます。　　ミュージアム・キャラクター人気投票＜ご参考＞　（左・家持君、右・利長君）　どうぞ応援よろしくお願い申し上げます（笑）。

2010.07.23

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百日紅咲くゆふかげの

　暑中お見舞い申し上げます。　毎日猛暑が続いて居りますが、　どうぞ皆さまお元気にお過ごし下さいませ。　小生も病み上がり故、遠出は差し控え、近隣を銀輪散歩するなどして適度に汗を流して居りますが、本日は真っ赤に咲いたサルスベリが傾きかけた日に照らされて美しく夏空に映えて居りましたのでご紹介して置きます。（百日紅）妹がりの　道はた遠み　暮れゆけば　　　　　　　赤くぞ燃えて　百日紅(さるすべり)咲く　（偐(にせ)家持(やかもち)）百日紅　咲くゆふかげの　白き月　（筆蕪蕉）　後方の山は生駒山。サルスベリだけではちと寂しいので、ちょっと前になりますが11日の朝に撮ったアガパンサスの花も添えて置きましょう。朝風に　恋ふれば背子の　笑(ゑ)み立ちて　　　　　　アガパンサスの　花は咲きたり　（偐家持）

2010.07.22

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第60回智麻呂絵画展

第60回智麻呂絵画展　第60回智麻呂絵画展を開催いたします。智麻呂絵画のファンの皆さまどうぞごゆっくりお楽しみ下さいませ。　今回は第60回記念絵画展であります。2008年7月4日第1回開催以来2年間、多くの方のご支援のお陰にて、開催も60回を数えるに至りました。智麻呂、これからもどんどん描き続けますので、相変りませずご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。＜参考＞他の智麻呂絵画展は下記から。　　　　　第1回展～第100回展　　　　　第101回展～第200回展　　　　　第201回展～（シャクナゲ）（ねこじゃらし）ねこじゃらし　のほほんとして　したたかに　　　　　　　　　　　野に立つらむか　風がまにまに　（偐家持）（ビヨウヤナギ）（金枝梅）　上二つのヒペリカム（オトギリソウ）は、小万知さんの写真集を見て描かれたものです。（りち女さんの酸漿）　上は、りち女さんからの酸漿です。下は祥麻呂さんからの朝顔であります。ほほづきの　いろづきゆきぬ　ゆふぐれの　　　　　　　　　　　かそけき風の　妹し笑むらし　（偐家持）朝露を　負ひて咲きぬる　朝顔の　　　　　　　　　花と生駒の　山見まく欲り　（偐家持）（祥麻呂さんの朝顔）（リンドウ）　竜胆の絵は智麻呂さんがデイサービスで描かれたもの。デイサービスで出される紙は薄いので、それと直ぐに分ります。ちょっと折り目が付いてしまっていました。（夏椿）あしたさき　ゆふべはちれる　さらのはな　　　　　　　　　　ひとみなかくと　つげてやあらむ　（げんやかもち）（向日葵）（笹まんじゅう）　笹まんじゅうは、けん家持が手土産に持参したものでありましたかな？（金魚）　智麻呂邸のペットです。この金魚さんの得意技は背泳ぎですが、本日は絵のモデルになるとあって、普通の金魚らしくしていますな。（ハム）　いつもケーキをお届け下さる「Iさん」からハムが届きました（笑）。（百合・白）　　鬼百合の散りても茎の堂々と　（凡鬼）　　百合花粉触れるものみな染めあげる　（凡鬼）　凡鬼さんの今月の俳句便りに百合の句が2句ありましたので、百合の絵に添えさせて戴きました。（百合・紅）

2010.07.19

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銀輪散歩始動

　本日未明にアクセス件数77777件を突破したようにて楽天ブログからお知らせメールが入りました。調べてみると、下記のように、77777人目は福岡県の男性「TRICK2009」さんでした。 777792010-07-18 04:47:53***.yahoo.net 777782010-07-18 03:20:51*.nttpc.ne.jp 777772010-07-18 02:42:42TRICK2009さん 777762010-07-18 02:26:48*.wakwak.ne.jp 777752010-07-18 02:17:30***.yahoo.net 　さて、39度6分という久しぶりの高熱とギックリ腰でダウンしてしまったヤカモチ君でありましたが、体調の万全を期し、銀輪散歩も隠忍自重。本日も友人偐山頭火氏から遠征のお誘いを受けて居りましたが、ご辞退申し上げた処であります。　しかし、梅雨明けの青空と白い雲を窓外に眺めていると、体調万全とは行かぬまでも、「片雲の風にさそはれて、」銀輪の「おもひやまず」、「そぞろがみの、物に付てこころをくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず、」という次第にて、午後から、軽く恩智川の道を大和川まで銀輪散歩に出掛けることと相なりました（笑）。（花園中央公園から望む生駒山）（花園ラグビー場の前庭から望む生駒山）　花園中央公園周辺を走って帰宅するつもりでしたが、恩智川の道に出てしまうと、いつしかMTBは南へ南へ。（八尾市神宮寺3丁目付近）（同上）　柏原市太平寺付近でハッピを着た人の群れ。遠くに太鼓台が見える。今日は石神社の夏祭のようだ。枚岡神社の秋郷祭の太鼓台に比べるとやや小振りであるが、形は同じである。ちょっと近寄ってみる。（太鼓台）　太鼓の叩き方も掛け声も枚岡神社の太鼓台とは違うようである。ともかくも、石神社に立ち寄ってみる。（石神社境内）　境内の右にある建物が太鼓台を格納する小屋である。石垣や外灯が菰被りになっているのは、太鼓台がぶつかって損傷しないようにということでもあるか。（大和川から石川に入った処で二上山を遠望。）　二上山を遠眺した処で、本日の銀輪散歩は折り返しとし、来た道を取って返す。銀輪始動としては往復3時間の丁度よい肩ならし、いや、脚ならしでありました。

2010.07.18

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偐万葉・童子森の母篇

偐万葉・童子森の母篇　さて、雨の日恒例の偐万葉シリーズでありますが、本日第66弾は新登場、童子森の母さんです。先月に初めて本歌集にご訪問戴いたばかりですが、青森ご在住にて「桜CAFE」ブログ開店されています。　ただ、先日色々とお忙しい状況になられたようにて、残念ながら、しばしの間閉店休業に入られました。開店中のご交誼に感謝申し上げ、「偐万葉・童子森の母篇」を上梓させて戴きます。　　＜参考＞童子森の母さんのブログの入口はこちらから。　　　　偐家持が母御前に贈りて詠める歌15首　　　　　　並びに母御前の返しける歌8首みちのくに　咲ける桜の　カフェありと　　　　　　　訪ね来たれる　人にも告げな猫招く　桜のカフェに　またも来(こ)む　千種(ちぐさ)に花の　継ぎても咲けば　　　　　母御前の返しける歌　　友桜　知らせし方の　たずね来(く)や　嬉しきこころ　少女(をとめ)のごとし暗き森　なれどこの道　歩け皆(アルケミラ)　森過(モリス)ぎ行けば　広野(ひろの)やあらむ　　　　　　　　　　　　　　　　　　（無理に折り句の偐家持）　　ドクダミの　下に咲きたる　白き花　　　　　　　　知らぬとシラン　下にぞ咲ける　（紫蘭猫麻呂）　　　　母御前に返しける歌　　ドクダミの　香り消したる　白き花　　　　　　　　　　思いだぜない　シランでにごす　（童子桜）敗れしも　悔いなき今朝は　爽やかに　　　　　　ミヤコワスレの　花ぞ咲きける　（燃焼系家持）　　　　　母御前の返しける歌　　熱き夜の　若武者達の　涙汗　健闘たたえ　ウルウルの母くれなゐは　ながめに流るる　ものやらむ　　　　　　　去年(こぞ)は赤きに　白くぞ咲きぬ　（女心と花の色）　　とりどりの　色に咲けども　虞美人の　　　　　　　　花は雨にし　濡れてぞかなし　（偐項羽）たそがれて　ほさぬ袖など　なくあれば　　　　　　　　胡蝶の夢と　うつつ遊ばめ　（荘周家持）　なにしあれ　あるがままにと　来し我の　　　　　　　　夢か現(うつつ)か　胡蝶蘭咲く　（夢現家持）　　　　母御前の返しける歌　　黄昏と　思うこころを　吹き飛ばし　隠しもったる　ファイトで進め朝ぼらけ　咲くや露置き　オキザリス　　　　　　　昨夜(きそ)見し星の　此処しのこれる　（朝床家持）　　昨夜()買ひし　汚れちまった　悲しみは　　　　　　　洗濯物に　お出掛けの朝　（中也の母）　　　　母御前の返しける歌書をもとめ　汚れちまった　悲しみを　しばし忘れて　草とたわむる　　　　母御前の詠みける歌ぼくの家　何処にあるのと　筆談(かく)兄の　心かなしや　梅雨空の病室(へや)薄衣(うすぎぬ)に　流れ来たるは　さみどりの　夢かうつつか　木漏れ日の風　　　　母御前の返しける歌　　わが窓辺　文(あや)にうつりし　木蓮に　優しき歌(しらべ)　残しさるかた　　あしたさき　ゆふべちるとふ　さらのはな　　　　　　　などいたづらに　ひをやすぐさむ　（平家家持）　　　　母御前の返しける歌　　我がにはで　季節忘れて　咲くはなと　　　　　　　　　　心残して　散るはかなさよ　（森の母）ときじくの　花の咲くとふ　みちのくの　　　　　　　屋前(には)なる沙羅の　散らまくかなし　　　　　　　　　　　　（注）ときじくの＝時期外れの、季節外れの　よもぎ草　よもや前歯と　思はざり　　　　　　　かねてぞ知らば　あらがはざるに　（よもぎ男）　　（注）掲載の写真は全て童子森の母さんのブログからの転載であります。

2010.07.16

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げげげのヤカモチさんぎっくり腰でダウン

　暫くブログ更新お休み、皆さまのブログへのご訪問も出来ませんでした。年甲斐もなく扁桃腺炎で高熱を出し、同時にギックリ腰になって寝ても醒めても痛くて身動きままならず、でダウンしていました。　もっとも、腰の方はダウンして2日目に病院へ行って沈痛剤を貰い昼食後と夕食後の2回服用しただけで軽快しました。医者は2週間位で治るでしょうという話でしたが、1日で治ってしまったようです。扁桃腺炎の高熱と関係した腰の痛みであったのかも知れません。熱が下がったのと同時に痛みが消えていましたから。扁桃腺の方も痛みを殆ど感じなくなっているのでほぼ治っているようですが、今朝も病院で点滴をして貰いに行ってきました、自転車で（笑）。いかにもヤカモチ流ですが、それ位に良くなっているということです。　ということで、掲載すべき写真もないので、「ゲゲゲの鬼太郎」ならぬ「げげげのヤカモチ」のギックリ腰の瞬間を絵にしてみました。久々に絵など描いて皆さまを「ギックリ眼」にしようなどという悪だくみではありませぬが、結果的にそうなられても仕方ないとの認識のもとに行っていますので、刑法上は「未必の故意」と言って過失犯ではなく故意犯となりますな。もうひとつの問題は著作権法上の問題がありますな。髪型とタオルと下駄が「鬼太郎」と同じスタイルです（もっとも、髪型は小生の髪型と似ていなくもありませぬが・・それにTシャツに首掛けタオルはこの時期のヤカモチの銀輪散歩のスタイルでもあるのですが・・）から違法コピーになるのかも知れません。その旨のご指摘があれば即刻削除致します。和歌には本歌取りあれどマンガ絵には「本絵取り」なんぞなくあれば、偐万葉と雖もこれは行き過ぎかも知れませぬ（笑）。しかし、下手な絵だからお許し戴けることを期待して。

2010.07.15

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同窓会総会

　本日は大学の同窓会の総会。午前10時半開会、総会・講演・懇親パーティー、終了後同期のDo君、H君と喫茶店で暫し閑談し、午後3時半に帰宅しました。現役の学生さんや教授の先生方を含めて100名程度の出席。小生の同期は前記両名にK君、S君、De君と小生で６名の出席でありました。　講演は、少し以前（1993年4月8日）のことになりますが、国連ボランティアとしてカンボジアで活動中に殺害された中田厚仁さんのお父様である、中田武仁氏（国連ボランティア終身名誉大使）が講師。「厚仁の信じたもの　追い求めたもの　そして残していったもの」と題して、厚仁さんの誕生からカンボジアでお亡くなりになるまでの間の様々なエピソードを交えながら、同君の「追い求めたもの」や彼の死が私たちに「のこしていったもの」を熱く語られました。ひたすらに生き、短い生涯を駆け抜けていった一人の青年の生い立ち・生き様とその父子の強い絆の在り様が聴く者を感動させずには置かない、とても良いお話でありました。　実は中田厚仁君は我が法学部の第40期の同窓生でもあったことから、今回そのお父様である武仁氏にご講演戴くこととなった次第。　　＜参考＞中田厚仁（講演風景）（懇親パーティー風景）

2010.07.10

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七夕と囲碁

　今日は七夕ですな。今宵は天上では年に一度の逢瀬とて恋人のもとへ迎え船を出すのでもあるか。牽牛(ひこぼし)の　嬬(つま)迎へ船　漕ぎ出(づ)らし　　　　天の川原(かはら)に　霧の立てるは（山上憶良　巻8ｰ1527）　その他の七夕の万葉歌は　七夕　七夕（続）　（2008年7月7日）を参照下さい。　さて、妻迎え船を出す必要もない、けん家持にてあれば、本日も囲碁をせむとて、自転車で梅田スカイビルまで。　本日の参加者はT氏、F氏、Ao氏、Ar氏と小生の5名。戦績はF氏に1勝、Ar氏に1敗にて、可も不可もなし。　例によって、自宅から梅田までの往復は銀輪散歩にてもあれば、道すがらの風景など2，3ご紹介して、本日の記事といたします。＜往路＞　大川端を走っていると、「淀川三十石船舟唄」の碑がありました。歌詞にある「鍵屋浦」というのは、枚方宿の「鍵屋」のことであろう。友人オガクニマン氏と昨年５月に訪ねた「鍵屋資料館」のことが思い出されました。　　＜参考＞　枚方散歩　（2009年5月19日）（大川端の遊歩道）（淀川三十石船舟唄の碑）　大川端ではクマゼミが鳴いていました。昨日は花園中央公園でニイニイゼミの鳴き声を今年初めて耳にしましたが、クマゼミはこれが今年最初。蝉が鳴くと梅雨明けというのが、ヤカモチ流梅雨明け判断なのだが、天気予報では11日からまた雨マークになっている。さて、蝉が勝つか、気象予報士が勝つか（笑）？＜到着＞　随分早くに到着したので、梅田スカイビルの地下の「滝見小路」で昼食。それでも未だ時間があったので、1階の喫茶店へ。そこで、元勤務先会社の情報システム部長のA君、K君と遭遇。やあやあ、と同席させて戴き、コーヒーしながら、談笑。（梅田スカイビル。中庭から空中庭園を見上げる。）（七夕飾り）（梅田スカイビル地下「滝見小路」の七夕飾り）＜復路＞　滝見小路では今夕、「笹舟燈籠」という催しが午後6時半から9時にかけて行われるようでありましたが、笹舟にロウソクを立てて池に浮かべ、流すという、この企画も、けん家持の柄ではないので、パス。囲碁終了後直ちに帰途につく。帰途は大阪天満宮にちょっと立ち寄り、造幣局前で大川を渡り、JR京橋経由、中央大通りを東へ。（大阪天満宮。ここにも「茅の輪」が・・。）（造幣局）

2010.07.07

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生国魂神社

　本日は友人オガクニマン氏と昼食を共にすべく中之島まで銀輪散歩。本来は明日に枚方まで銀輪散歩して彼と会う約束をしていたのだが、天気予報では明日は「曇り・雨」とのこと。かくて、彼が中之島方面に用向きがあって出るというので、予定を一日繰り上げ、本日会うこととした次第。何でも小生がオ氏のブログへの3万件目のキリ番訪問者とかで、その賞品ということで、昼食をご馳走になる。　さて、オ氏の今回の用向きなるものが、弁護士さんとの打ち合わせであり、その弁護士事務所の弁護士さん達は小生も昔から親しくさせて戴いていたので、彼に便乗して、同弁護士事務所に同行。弁護士のU先生やM先生、事務長のI氏など懐かしいお方のご尊顔を拝して参りました。　オ氏とは弁護士事務所の前で別れ、小生は自宅から例によって自転車（MTB）で来ているので、帰途はあちらこちらと市内を銀輪散歩。堺筋、松屋町筋などを走っていると生國魂神社の幟がそこここに立っていたので、それに誘われて、同神社へと向かうこととする。関西人は天神さん、祇園さん、八幡さん、お稲荷さんと神社やその神を「○○さん」と親しみを込めて呼ぶ。生國魂神社も「いくたまさん」と呼ぶのである。（生國魂神社）（千日前通り側参拝口）（本殿）　いくたまさんにも「茅の輪」がありました。ここのは巨大ですが、半円形ですな。本殿には七夕飾り。そう言えば明後日は七夕なんですな。「いくたま夏祭り」は7月11、12日と行われ、大阪三大夏祭りの一つらしい。後の二つの一つは天神祭というのは誰にも分ることだが、もう一つは何の祭なんだろう？　生國魂神社は、神武天皇が東征の折、上町台地の難波碕（現在の大阪城一帯）に、生島・足島大神を祀ったのが、その起源とされる、大阪最古の神社である。秀吉の時代、大阪城築城に伴い、現在の地（天王寺区生玉町）に遷座した。（生玉の杜）　神社の周辺はラブホテル街にて、お世辞にも好い環境とは言えない。千日前通りからの参道は両サイドがラブホテルである。生玉の杜が辛うじてそれらのケバケバしい建物から神社を画しているのではあるが・・。ご参拝は谷町筋の方から、つまり東から参られるのが宜しいかと（笑）。　生玉の杜の遊歩道に井原西鶴像がありました。何やら落語家みたいな感じで、小生のイメージする西鶴さんとは合わない。西鶴さんをやり過ごして奥に行くと、色んな神社が合祀されている。その中で目を引いたものを二つご紹介して置きます。（西鶴像）（浄瑠璃神社）　近松門左衛門を始めとして、人形浄瑠璃の諸賢を祀っているらしいですが、明治9年が記録に残る最初のようですから、新しいものなんでしょう。近松の「曽根崎心中ー生玉社の段」はここが舞台ですな。　　　　　　　　　　　　　（鴫野神社）　鴫野神社は淀君ゆかりの神社とのこと。説明書きによると、昔は大阪城内にあって、「鴫野の弁天さん」と呼ばれていたそうな。淀君がこの弁天社を殊の他篤く崇敬し、後には弁天社の隣に「淀姫社」が祀られたほどだとか。そんな関係で女性の守護神として崇められているらしい。祭神は市寸島比賣神（いちきしまひめのかみ）、大宮賣神（おおみやめのかみ）、淀姫神（よどひめのかみ）である。淀君も神様なのだ。　小生が訪ねた時には一人の女性が何やら手を合わせて長い間祈って居られました。お邪魔をしてはいけないので、遠くから彼女のお祈りが終わるのを辛抱強く待つことになりました（笑）。　いくたまさんを後にして、一路、東へ。長瀬川に出た処で、昨日ビッグジョン氏がブログで長瀬川沿いの道18kmを仲間と歩いたことをご紹介されていたことを思い出し、パチリ1枚。司馬遼太郎記念館の前を通過（月曜日は休館日です。）して、家路へと・・。（長瀬川）（司馬遼太郎記念館）　本日も、テーマのこれとてもない、銀輪散歩となりましたが、とにもかくにも記事更新です（笑）。汗、汗、往復で、ペットボトル2本のお茶を空っぽにしました。

2010.07.05

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銀輪散歩・JR忍ヶ丘駅の先まで

　本日は梅雨の晴れ間。久しぶりに午後から北へとMTBを走らせる。当てもなく北へ、北へと走っているうちにJR学研都市線の忍ヶ丘駅前に。東大阪市の自宅を2時に出発、大東市、四条畷市、寝屋川市と廻って、午後5時半に帰宅。3時間半の銀輪散歩をして来たことになりますが、道すがらに写真に撮ったものなどを脈絡もなく、ご紹介申し上げて、銀輪散歩のご報告と致します。　先ず、出だしは自宅近くの枚岡神社。夏越しの祓の茅の輪が未だありました。蘇民将来、蘇民将来。少し遅いですが、掲載して置きます。（枚岡神社の茅の輪）　　　　　　次に目指すは石切の千手寺。本ブログの5月3日の記事（石切・額田・瓢箪山近隣散歩＜上＞）で取り上げた、赤い若葉の木の現在の姿を見るためである。この木のことを小万知さんも気になったらしく、先月19日に千手寺に立ち寄られた際にお探しになったようですが、見つけられなかったと先般の読書会の時に仰っていました。と言う訳で、今回は小万知さんに写真を見て戴こうというもの。さて、この木は何の木ですか。（花の散った後のようですが、白っぽい房状のを拡大すると・・）（赤かった若葉は今はこんなしっかりした青葉に・・）　千手寺は花の寺。境内はそう広くもないが色んな花が咲き乱れていました。　最近、智麻呂氏は散歩で見かけたアガパンサスの花が気になるらしく、この花を「手に入れて来よ」などと恒郎女様に「駄々をこねて」（笑）いらっしゃるようでありますが、そんなことを思い出して、パチリ1枚。　するとクマバチがやって来て花に潜り始めたので、またパチリ。しかし、上手くは撮れませんでした。（アガパンサス）　もう一つ、同じ記事で紹介した「大西丹後守の馬乗石」が、どなたでありましたか、小生のMTBでよく見えない、と仰っていたように記憶しますので、今回はアップで撮りました。こんなものでどうでしょう。（大西丹後守入道馬乗石）　石切神社の大鳥居の前を通って、外環状線道路を渡り恩智川沿いの道を北へ。大東市に入った処で外環状線に戻り、JR野崎駅手前の跨線橋下で旧道に入り（帰途は自転車を担いで階段を上り跨線橋を渡りましたが、ヤカモチはどうも自転車を担ぐのが好きなようで。）、JR線沿いに旧道をジグザグに走る。四条畷駅、忍ヶ丘駅を過ぎた処で、寝屋川市に入る。（跨線橋の上から野崎駅。これは帰途の写真です。）（忍ヶ丘駅）　忍ヶ丘駅から北に行くと寝屋川市域に入る。こちら方面の地理不案内なので、寝屋川市？という感じでしたが、道標に国守神社、正縁寺とあったので、立ち寄ってみることに。途中に「二月堂灯篭」なるものもありました。いつの間にか再び東高野街道に入っていたのですな。（二月堂灯篭）　鉢かづき姫さんの持っている説明書きによると、左の大きい灯篭には二月堂と天保14年（1843年）の年号が刻まれているが、これはこの地に昔から「二月堂観音講」があり、今でも3月のお水取りには東大寺二月堂に参詣するということが続いていることと関係があるらしい。また、右の小さい灯篭には八幡宮と明和3年（1766年）の年号が刻まれているが、近くにある国守神社は昔は八幡神社と呼ばれていたので、それを指しているらしい。（国守神社）　近くの正縁寺境内には石仏が沢山あると案内道標には書いてありましたが、この寺は固く門を閉ざしていて入れない。門の柵越しに本堂だけ撮影。来場者を拒む寺とは、寺と言えるのであるか。妙な寺です。（正縁寺）　東高野街道を取って返すことに。帰途に立ち寄ろうと考えてやり過ごした四条畷市立歴史民俗資料館に入館する。（四条畷市立歴史民俗資料館）（戦国武士、田原レイマンの「キリシタン墓標」）　展示物の中で目を引いたのは上のキリシタン墓標でした。四条畷田原地区にある千光寺跡遺跡から発掘されたもので、田原城主はキリシタンであったのですな。千光寺は田原城主一族の菩提寺であったとのこと。　写真が小さくて見難いかも知れませんが、中央に十字架があり、その下の中央に「礼幡（レイマン）」、右に「天正九年辛己」、左に「八月七日」と刻まれている。フロイスの「日本史」に田原レイマンの名が出ているとのことですが、その人物の墓標であります。（「フロイス日本史4」第46章、第一部105章）　今日は時間の余裕もなく、地図も持たず出掛けて来たので、田原地区には回れませんでしたが、次に、こちら方面に来る時には、千光寺跡や田原城跡などに立ち寄ることと致しましょう。

2010.07.04

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