花散歩・リュウゼツランなど
本日はブロ友のひろみの郎女さんとももの郎女さんと3人でリュウゼツランの花を見て参りました。ひろみの郎女さんからのお誘いに乗ったのでありましたが、乗ったついでにももの郎女さんも小生も彼女の車に同乗させていただいたという次第。行く先は枚方市の星ヶ丘医療センター。リュウゼツランはこの前庭に咲いているという。 朝9時にももの郎女さんのお店、喫茶「ペリカンの家」に集合でありましたが、滅多に遅刻などはしないヤカモチさん、今日は珍しく遅刻でありました。数分遅れでMTBで到着。日曜日とあって喫茶「ペリカンの家」はお休み。と言うことで小生のMTBはお店の中に預っていただく。 めざすリュウゼツランの花はこんな風に咲いていました。 高々と咲く、とはこのことですな。 しかし、どれくらい高いのかよく分からない?(リュウゼツラン)<参考>リュウゼツラン属・Wikipedia はい、バイクの人物と比べていただくと、いかに高いものかがお分かりいただけるでしょう。 (同上) 花がよく見えない? こんなもんでどうでしょうか。(リュウゼツランの花) まだ、よく分からない? はい、今度はどうでしょう。 (同上) これでも駄目というお方は、下の写真をクリックしてフォト蔵写真のページに入っていただき、更にその写真をクリック戴くと、特大サイズ写真、或は元画像写真でもご覧いただけます。勿論、他のすべての写真についても同様の方法でフォト蔵画面でご覧いただけます。 (同上) リュウゼツランは50年程度に1度咲くだけという何とものんびりしたと言うか、連れないと言うか、そんな植物。従って、この同じ場所でこの花を見るのは更に50年程度先のこととなる。してみれば、これが今生の見納めということになります。ももの郎女さんは未だお若いからもう一度ご覧になることも可能かも知れませんが、ひろみの郎女さんとヤカモチさんは確実に「見納め」であります(笑)。ここまで来たら、何処かにも立ちまわってみようということになり、先ずは洞ヶ峠で様子見。 (洞ヶ峠の茶屋) 東高野街道に入って赤いサルスベリと白いサルスベリが 道の両サイドに植えられている道を走り流しているうちに、流れで「流れ橋」に行くことに。と言うのは話の「流れ」でそう申し上げたのであって、ひろみの郎女さんは、「ももちゃんに見せて上げたい」と当初より決めて居られたことでありました。 ここは木津川自転車道の途中にて小生は何度も銀輪散歩で訪ねている場所。当ブログでも紹介済みであるが、歩いて渡ったのは初めてかも知れない。ひろみの郎女さんは暑いからと休憩所で待ち、ももの郎女さんと小生の二人はこの橋を徒歩で往復しました。対岸でMTBの男性二人組と遭遇。どちらからと尋ねると奈良からだという。きっと、石清水八幡宮の手前で桂川の自転車道に移り、嵐山まで走るのであろう。ちょっと羨ましい気分に。 (流れ橋こと上津屋橋) <参考>流れ橋の登場する過去記事 木津川・淀川自転車道をゆく 2008.11.3. 加茂から京都まで 2009.10.17. で、我々も、嵐山までは無理であるが、石清水八幡宮に立ち寄ることとする。これも、ももの郎女さんが石清水八幡宮には行ったことがないということを知って居られての、ひろみの郎女さんの計画には折り込み済みのことであったよう。往路は、車で山上まで。 駐車場から西谷小塔跡に出る手前に巨大なクスノキがありました。大楠公手植えのクスノキであると云い伝えられているらしい。(楠木正成手植えのクスノキ)(同上・説明碑) エジソン記念碑を見て、ほぼ正午になったので、石翠亭という食堂にて昼食にする。例によって早食いヤカモチ、女性陣が未だ半分程度かそれを少し越した程度しか食べ進んでいない段階で早くも完食。店を出て喫煙コーナーへ。 (石清水八幡宮本殿) <参考>石清水八幡宮の過去記事 淀川自転車道銀輪散歩(その2)2014.6.2. 水無瀬銀輪万葉(下) 2010.10.25. 石清水八幡宮へ 2008.2.10. そこで、目にしたのがノキシノブ。(ノキシノブ) このノキシノブも万葉植物である。 わが屋戸の軒のしだ草生ひたれど 恋忘れ草見るに生ひなく (万葉集巻11-2475) 「しだ草」がノキシノブである。恋忘れ草が「ヤブカンゾウ」である。恋人の訪れが絶えて、荒れ果てた軒端にしだ草が生えた。そんなにも長い歳月が経過したのに、恋忘れ草であるカンゾウは一向に生える気配がない。つまり、恋人のことが忘れられないという歌である。万葉の頃は「しだ草」であるが平安時代になると「忍ぶ草」と呼ばれるようになり、恋人や昔を偲ぶ草、辛い恋を耐え忍ぶ草という意味になって行く。 (同上) それにしても「忍ぶ草」だらけですな。 カタツムリさんも、じっと動かず殻に籠って「耐え忍んでいる」風でもあります。 (ナラの木とノキシノブそしてカタツムリ) 八幡宮の本殿の回りをぐるりひと回りして、下山は、ひろみの郎女さんの薦めで、ももの郎女さんと小生はケーブルカーで下山することに。駅への道は竹林などもすがしき景色を醸しているのでありました。椿の実を拾ったり、ドングリを拾ったりの道でもありました。(竹林) ひろみの郎女さんは駐車場に戻り、車で下山。ケーブルカーの麓駅は車での登り口とは反対側になるので、彼女の到着まではかなり時間の余裕がありそう。ということで、石鳥居を潜り、下社の社殿や徒然草で有名な高良社などを見て回る。石鳥居を入ってスグ右にある池には白い蓮の花が咲いていました。美しく、清らか、まこと清浄の気が漂って来る気配でもありました。水面に浮かんでいる小さい葉はアサザの葉と思われるが、その花の季節ではなく、あの黄色の花はまだ何処にも見えない。(白花の蓮)(同上) そうこうしているうちに、ひろみの郎女さんの車が到着。もっとも、ひろみの郎女さんも「走行」して居られましたから、どちらにとっても「そうこうしているうちに」であったのでした。帰途に。 (安居橋) 高良社の前の放生川(大谷川のこと?)に架かる安居橋の眺めがお薦めと、この前で写真をどうぞ、と車から追い出される。確かに風情のある眺めではある。 (同上) 帰途は高速自動車道を利用、午後3時過ぎにはペリカンの家まで帰り着きました。そして、そのまま解散となって、本日のリュウゼツランほかの散歩は終了となりました。ブロ友さんとの同行となると、それぞれ本日の顛末を記事にされることでしょうから、重なるのも如何かと、小生は「花散歩」という観点でまとめることとしました。<参考>ひろみの郎女さんのブログ記事 ももの郎女さんのブログ記事 ということで、本日のそれではないのですが、これまでの銀輪散歩で目にした花も付録で掲載して置くこととします。(ミソハギ) 先ず、ミソハギです。漢字では「禊(みそぎ)萩(はぎ)」と書くが、読みは「ぎ」が取れて「みそはぎ」である。別名「盆花」とも言うそうな。 (同上) 次はマサキ。ニシキギ科の植物とのことだが、ニシキギが美しく紅葉する落葉樹であるのに対して、こちらは常緑樹である。花は確かにニシキギのそれと似ていなくもない。柾、正木、とヤカモチさんみたいに折り目正しそうな名の木である(笑)。尤も、ヤカモチさんの場合は、日焼けが過ぎて、何処が折り目か分からず、焦げ目、焼け目ばかりが目立っていたりもしますが。(マサキ) 「まさき」は「真幸(まさき)」とも通じるから、何となく縁起のいい名である。 けふともにありし人みないや栄に 千代に八千代にまさきくもあれ (偐家持) (同上)<参考・追記>(2017.7.31.) 花(1)・2007~2011 花(2)・2012~2016 花(3)・2017~2021