偐万葉・童子森の母篇(その9)
偐万葉・童子森の母篇(その9) 本日は、偐万葉シリーズ第302弾、偐万葉・童子森の母篇(その9)とします。偐万葉への記事アップはヤカモチ歌の数が20首以上になった時、というのが自主ルールとしていますが、童子森の母さんは、昨年の3月23日の記事を最後にブログ更新が途絶えていて、ヤカモチ歌も増える気配なしであります。よって、16首と20首に満たないのでありますが、わが偐万葉用メモ帖の整理をする意味もあって、記事アップといたします。 童子森の母さんは津軽ご在住のブロ友さん。 2010年6月22日に当ブログに初訪問・コメントを下さったことからの交流ですから、8年7ヶ月余のお付き合いになります。 当初は、童子桜郎女と偐万葉風にお呼びしていましたが、ご自身で森華郎女と名乗られましたので、2011年12月からは偐万葉でのお名前も森華郎女と改名させていただきました。 前回の童子森の母篇は2014年8月16日記事ですから、久々の童子森の母篇になります。<参考>過去の童子森の母篇はコチラからどうぞ。 童子森の母氏のブログはコチラからどうぞ。 偐家持が森華郎女に贈りて詠める歌16首 並びに森華郎女が詠める歌2首狭手彦(さでひこ)も 領巾(ひれ)振りけらし 今見れば 桜佐用姫 帰りてありぬ (あべのこべまろ)(本歌)萬代に語り継げとしこの嶽(たけ)に 領巾(ひれ)振りけらし松浦佐用比売(まつらさよひめ)(万葉集巻5-873) 海原の沖行く舟を帰れとか 領巾振らしけむ松浦佐用比売 (万葉集巻5-874)(20140817クーとポポ)人の目も 何はばかるや クーとポポ たづさひありて たぐひてい寝し (津軽猫持)(本歌)人も無き 国もあらぬか 吾妹子と たづさひ行きて たぐひてをらむ (大伴家持 万葉集巻4-728) 森華郎女が追和せる歌1首いそがしき 生活(くらし)のなかに 猫おりて その愛おしき 姿やすらぐ (石川の森)(20140826クーとポポ)割れぬべき 時知りてこそ 世の中の めがねもグラス 眼鏡屋もたすく (細川グラス屋)(本歌)散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ (細川ガラシャ)木蓮の 実のものものし 庭に出で 名月今かと われは待ちつつ(20140908モクレンの実)春立ちて 北の国なる 桜CAFE 忙中閑あり けふはあくらし (クーのポポ麻呂)(20160210クーとポポ)クーとポポ そひてたぐひて 今日もかも コシコシガシガシ 春待つらしも (猫丸大夫)(20160312クーとポポ爪のお手入れ)ふたとせも 眠れる森の 母なれば ブログも勝手 違ひとなりぬ (寝過ぎた母)津軽野に あさる雉(きぎし)の ごと響(とよ)め 妹があたりを それとや知らむ (雉家持)(本歌)春の野に あさる雉(きぎし)の 妻恋(つまごひ)に おのがあたりを 人に知れつつ (大伴家持 万葉集巻8-1446)(20180303クー君の手)あれやこれ 事件起こして 猫のふく 何処ふく風と 二部にし続く (連ドラ猫)幸運の 女神に後ろの 髪無けど われは幸福(ふく)猫 前ひげのあり (幸福猫)幸運の 女神は前髪 のみなりて 幸福(ふく)猫われは 前ひげのみぞ (幸福猫)幸福の 猫にしあれど 後ろひげ なしとて尻尾 つかむはならじ (幸福猫) 森華郎女が追和せる歌1首幸運の 女神きたるが くじ外れ 福に願掛け 再度挑戦 (宝童子) 偐家持が追追和せる歌1首幸福の 猫にしあれば 前ひげを つかみてしかと くじけずに行け (ニャン家持)(20180313幸福という名のネコ)ダニ予防 手落ちなるかや 猫だにも 心つくして 処置なすべきを (ニャン家持)(本歌)三輪山を しかも隠すか 雲だにも 情(こころ)あらなむ 隠さふべしや (額田王 万葉集巻1-18)(20180315猫だにも)ドラ猫に われはあらねど なほ続く 事件の数々 連ドラの猫 (ドラえもん)(注)初案「連ドラ猫か」を偐万葉掲載に当たり「連ドラの猫」に修正しました。われはもや 元気を得たり みな野良の 得がてにすとふ ねぐらも得たり (津軽猫足)(本歌)われはもや 安見児得たり 皆人の 得かてにすとふ 安見児得たり (藤原鎌足 万葉集巻2-95)(20180316元気という名のネコ)(注)掲載の写真は童子森の母氏のブログからの転載です。