さとのさくらはいかにかあるらむ
土日は家でゴロゴロ。 大阪府知事の要請に応えた訳でもないが、「不要不急の外出」を差し控えたのと同様の外形となりましたから、一応、その要請に応えたということにして置きます。 コロナで外に出ないこと、これを古語的な表現では「コロナ隠り(コロナごもり)」というのでしょうな。 ヤカモチには、そもそも「不要不急でない」外出などないのであるから、要請に応えていれば、外出できないこととなってしまい、ずっと「コロナ隠り」をしていなければならないことになるが、これはこころ「いぶせき」ことにて候へば、二日が限度。こもりのみ 居ればいぶせみ わが里の 花やいかにと 出でても見むか (偐花持)コロナにて花見する気もなくあれど 里の桜はいかにかあるらむ (偐花持)とて、昼食後、少しばかり銀輪駆けて、近所の桜などを見て回ってまいりました。(枚岡公園への進入道路の桜並木) この桜並木の坂を上り詰めた奥に枚岡公園がある。 更に、北へと進むと、近鉄奈良線・額田駅があり、これを過ぎて300mほど行くと小さな公園があり、そこも桜の美しい場所である。(額田山荘前の公園の桜)(公園と額田山荘<右側の建物・チューリップが植えられている。>)(同上) ここから、近鉄の線路沿いの道を石切駅方向に走り、石切駅手前の路地を左に入った住宅街の一角も、桜並木が美しい。「東石切の桜坂」と勝手に名付けているが、そこに立ち寄ってみた。(東石切桜坂手前の桜並木) この写真を撮っていたら、背後からやって来た乗用車にクラクションを鳴らされた。まあ、道路の真ん中で自転車に跨り、カメラを構えているのであるから、通行の邪魔、悪いのはコチラであるが、クラクションで驚かされるのは気分のいいものではない。ほんの数秒のことであるから、静かに待ってやるくらいの心の余裕があって欲しいものである(笑)。(桜坂の桜) 女性の先客が一人、前方でカメラを構えて居られましたが、まあ、撮りたくなるような桜の花であります。 元の道に戻って、石切駅の前を、この部分はかなりの坂道なので、息を切らせながら上らなくてはならない。上りきるとアトは下り。 パンドラの丘の前の日下池に立ち寄ってみる。(日下池の桜)(同上) この池から少し下って右に入ると大龍寺という寺がある。 ここの桜もいい。(大龍寺)(大龍寺の桜)(同上) 雨がパラつき出す。 加納緑地、深北緑地なども回ってみる予定でいたが、取り止めて花園中央公園に向かう。(花園中央公園・桜広場) 満開はまだ少し先。五分咲き位か。 若草読書会の花見はここで開催する予定であったが、今年は中止となりました。ポツリ、ポツリと歩いている人の姿はあれど、花見をする人の影もなし、であります。(同上・シロヤマザクラ) これはシロヤマザクラ。毎年、ソメイヨシノよりも数日は早く咲く。(同上・ソメイヨシノ)(同上) 花園中央公園の東側に恩智川が流れ、セイヨウカラシナが満開である。ブロ友のふろう閑人氏によると「悲しむべき満開」だそうだが、ヤカモチには「歓迎すべき満開」である。(恩智川の菜の花)(同上) 今日は、桜やいかに、の銀輪散歩でありましたが、花園中央公園の桜は、まだ満開に至らずで、やや華やかさ、インパクトに欠ける眺めで、脇を流れる恩智川の菜の花の黄色にやや押され気味といった風情。この両者を併せ撮影できるアングルもありましたが、桜がイマイチで、撮影は後日のこととしました。 以上、銀輪駆け足・近隣桜事情見聞でありました。 本日の濃厚接触者ゼロであります。 そういえば、花園中央公園で若者(高校生くらいだろうか)、数十人の男女の群れが音楽をかけてダンスの練習のようなことを大声を上げながら騒がしくやっていましたが、あれなどは濃厚接触の集団ですかな。