岬麻呂旅便り270・道央(襟裳岬、富良野)
岬麻呂氏から旅便りが届きました。 桜追っかけ旅の第3弾ということになりますが、今年は桜前線の足が速く、満開を逃すなど、例年とは勝手の違う旅となったようです。<参考>過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。(旅・岬巡り報告270&同写真説明)(同上・裏面) 上記の旅報告に掲載の写真その他を別途メールで送信いただいていますので、旅程に従い、順次これをご紹介申し上げます。5月10日関西空港→新千歳空港→(日高自動車道)→新冠→静内二十間道路・山桜並木→浦河町→襟裳岬灯台→風の館→えりも観光館(泊)(新冠) 新千歳空港で車を借り、先ず向かわれたのは、新冠経由、静内二十間道路の桜並木。しかし、ほとんど葉桜でありました。佐保姫は いづち行かめや 葉桜に なりたる道の 今し悔しも (偐家持)(本歌)愛かなし妹を 何処いづち行かめと 山菅やますげの 背向そがひに寝しく 今し悔しも (万葉集巻14-3577)(静内二十間道路・エゾヤマザクラ並木<新ひだか町>) それでもこの程度に桜が咲き残っていたのであれば、まずもって「よしとすべし」でしょうな。 浦河町ではマンホールカードをゲットされました。 後掲の「恵庭市のマンホールカード」と「北海道かけ橋カード17・翠明橋のカード」とともにご送付くださいましたが、これらのカードはブロ友のひろみちゃん8021さんにお渡しするのがならいとなっています。 本日(22日)午後、喫茶ペリカンの家にてその受け渡しを完了させました。(浦河町のマンホールカード)(浦河町のマンホール) そして襟裳岬です。(襟裳岬<えりも町>) この日は岬にある旅館、えりも観光館に宿泊されました。「海鮮料理は抜群に良い」とのこと。5月11日百人浜→庶野桜公園→広尾町→六花の森→紫竹ガーデン→十勝ヒルズ→(十勝清水IC経由)→狩勝峠→南富良野→富良野・山部→新富良野プリンスホテル(3連泊) えりも町を出発するに当たって最初に撮影されたのが、えりも町のマンホール。 規格品タイプのマンホール蓋でありましたが、最近は、当ヤカモチブログのマンホールシリーズ記事へのネタ提供にも随分とご協力いただいて居り、感謝であります(笑)。(えりも町のマンホール) そして、六花の森、紫竹ガーデンなどを巡られました。(六花の森<中札内村>) 六花の森の清き小川の流れに沿って、咲き乱れている黄色の花は、エゾリュウキンカ。 ゆるやかに丘へと続く小川の道は、何願うなく思うなく無心に歩いてみたくなる風景です。(紫竹ガーデン<帯広市>) 「しちくばーちゃん」として有名な紫竹ガーデンの創業者がこの5月4日に急逝されたとのこと。享年94歳。 ヤカモチもご冥福をお祈り申し上げます。(十勝ヒルズ<幕別町>) 十勝ヒルズでは釧路八重桜が満開であったとのこと。 桜追っかけ旅の面目が立ったということでしょうか(笑)。 まあ、兼好さんのように「花は一重なるがよし、八重は異様のものなり」などと横槍を入れないこととしましょう。 この日は、南富良野の松村ご夫妻や麓郷の森のfurano-craft氏をお訪ねになられた由。特にfurano-craft氏はヤカモチのブロ友でもあり、お元気にされていたとのことで嬉しいことでありました。5月12日風のガーデン→ファーム富田→(旭川経由)→大雪森のガーデン→上野ファーム→美瑛の丘 3連泊された新富良野プリンスホテルは岬麻呂氏の定宿とされているホテルであるのでしょう。同ホテルの「風のガーデン」もこの旅便りではすっかりお馴染みとなりました。(風のガーデン<富良野市>) 大雪連山、十勝連山、まことに雄大な眺め。 大伴家持なら「見れども飽かず神からならし」と詠うことでしょう。(大雪連山・中央が主峰旭岳)(十勝連山)(大雪高原と大雪山系、中央が愛別岳) レストランMIKUNIからの眺め。 ここでのお食事中に、エゾシカ6頭が右から左に草原を横切ったらしいですが、何とも素晴らしい眺めです。(大雪森のガーデン<上川市>)(エゾエンゴサク) 桜追っかけ旅とは言え、例年この時期の旅は、このエゾエンゴサクの花を見るのも楽しみにされています。 今年も再会を果たされ、めでたしであります。 エゾエンゴサクは、こちら生駒山付近でもよく見かけるムラサキケマンと同じ仲間になる花。<参考>ムラサキケマンの写真掲載記事はコチラ。 エンゴサクが春の妖精なら、こちらは妖精の庭であります。(上野ファーム<旭川市>) 写真は、上野ファームの「ノーム(妖精)の庭」。5月13日麓郷街道→麓郷の森→麓郷展望台→布礼別男山神社→鳥沼公園→十勝岳温泉→望岳台→美瑛の丘 麓郷街道のエゾヤマザクラ並木は標高が高くなるので、まだこのように見ごたえのある眺めであったようです。(麓郷街道) そして、furano-craft氏の麓郷の森の工房です。(麓郷の森・furano-craft氏の工房) 麓郷の森でお見掛けになられたのでしょうか。白い花のエゾエンゴサクです。2万株に1本程度という突然変異希少種です。(白花のエゾエンゴサク)(凌雲閣) 標高が高い十勝岳温泉付近は、まだ冬景色です。(カミホロ荘) そして、再び美瑛の丘へ。 写真左の羊3頭が井戸端会議。 「井戸端会議」なら、人畜無害、たわいのないお話ということになりますが、「談合」ということになると、何やら胡散臭い感じになってしまいますな(笑)。(美瑛の丘・羊の談合)5月14日占冠アイリス・伊藤ガーデン→花ロードえにわ→新千歳空港→関西空港 最終日の富良野・山部のエゾヤマザクラ並木もほとんどが葉桜。 今年は例年の常識が通用しない桜状況でありました。(富良野・山部のエゾヤマザクラ並木<富良野市>正面奥が芦別岳) 順番が不明ですが、最後に恵庭市のマンホールカードです。(恵庭市のマンホール) そして、浦河町にある翠明橋のカードです。これは初日10日に浦河町のマンホールカードのゲットと同時に取得されたものと思われますので、ヤカモチの手違いによる後出しであります。(北海道かけ橋カード17・翠明橋)(同上・裏面) 以上、1062kmの超ロングドライブの旅、無事完結であります。 岬麻呂さん、お疲れ様でございました。<追記:2021.5.23.>本文中のブロ友氏のブログのリンクを貼りました。<追記訂正:2021.5.24.>十勝温泉→十勝岳温泉