岬麻呂旅便り275・(北海道・道東)
本日、友人の岬麻呂氏からの旅便りが届きました。 前回に続き北海道の旅。 前回は稚内、利尻、礼文など道北の旅でありましたが、今回は、網走、知床半島(斜里、羅臼)、野付半島(標津、別海)など道東の旅。(「旅・岬巡り報告275」北海道・道東&同写真説明)8月24日関西空港➝女満別空港➝濤沸湖・白鳥公園➝同・原生花園➝斜里町➝R244根北峠越え➝野付半島・ナラワラ➝同・トドワラ➝野付埼灯台➝尾岱沼温泉・湯元うたせ屋(泊)(小清水原生花園駅) 釧網本線の駅。右奥は濤沸湖だそうです。(野付半島・トドワラ) 野付半島は、全長26kmの砂嘴であるが、地殻変動で毎年1.5cm沈下して居り、観測が始まってからでは133cm沈下しているとのこと。 沈下ペースがこのまま継続すれば、150年~200年後には野付半島は消滅することになる。(同上) トドワラは「トドマツの原っぱ」が語源。同様にナラワラは「ミズナラの原っぱ」が語源とのこと。 沈下に伴い、その分、海水面が上昇、トドマツもミズナラも塩水で立ち枯れが進み、早晩消滅の運命。(野付半島・ナラワラ)(エゾシカ) その野付半島に生息しているエゾシカ。 至近距離でもオスのリーダーは人間を恐れないとのことです。 体長約2m、体重100kg超。野生で気性が荒いそうですが、彼らの運命や如何に、であります。(同上)8月25日別海町・尾岱沼港➝野付半島・トドワラ桟橋➝羅臼➝知床横断道路➝知床峠➝カムイワッカ湯の滝➝知床ノーブルホテル(泊) 今回もマンホールの写真を5点送ってくださいました。(北海道旧本庁舎図柄のマンホール) 上も下も別海町尾岱沼地区で撮影されたもののようですが、上は、北海道旧本庁舎の図柄ですから、北海道庁の管理下にある下水道のものかもしれません。(別海町<尾岱沼地区>のマンホール) 野付湾では、帆を張った船で網を引いて北海シマエビを捕る打瀬船漁が有名らしいですが、このマンホールは、その打瀬船と北海シマエビを図柄にしているのでしょう。(ナナカマドの紅葉始まる。) このナナカマドは、宿の尾岱温泉・湯元うたせ屋の駐車場のナナカマドだそうです。少し色づき、秋の準備を始めています。(野付湾のゴマフアザラシ) 別海町尾岱沼港から対岸の野付半島トドワラ桟橋までの観光船に乗船されたようですが、視界不良、知床連山の景色が楽しめないということで、船長さんが気を利かして、アマモの上で休憩しているゴマフアザラシを探して遊覧させてくださったのだそうです。(知床半島・カムイワッカ湯の滝) カムイワッカ湯の滝。流れているのは温泉で、上流の滝壺になるほど温度が高く、写真の滝壺では32℃だそうです。8月26日知床五湖(一湖)➝オシンコシンの滝➝天に続く道➝以久科原生花園➝能取岬灯台➝能取湖(サンゴ草)➝網走湖荘(泊)(斜里町<知床・宇登呂地区>のマンホール)(知床五湖<一湖>) 湖面を覆っているのは蓮の葉だそうです。 背後の山は、硫黄山(1562m)。(斜里町・天に続く道) なるほど、「天に続く道」ですか。はるか先で天空に届いているように見えなくもない。 全長約19kmの直線道路。最後の2kmが急勾配の上り坂で、頂上に展望台があるとのこと。 してみれば、写真奥の方からこちらを眺めて「天に続く道」ということになるのですな。坂の上から眺めて「はるか先で天空に届いているように見えなくもない」というヤカモチの前記感想は的外れでありました。 それはさて置き、ヤカモチとしては、この上り坂を自転車で挑戦したいものであります。(斜里町のマンホール・規格品タイプ)(網走市のマンホール・規格品タイプ)(能取岬灯台)(卯原内サンゴ草群落地)8月27日卯原内・サンゴ草➝大空町・朝日が丘公園展望台➝ひまわり畑➝女満別空港➝関西空港(網走・ヒマワリ畑) このヒマワリは草丈50~60cmだそうですから、小ぶりのヒマワリのようです。緑肥として畑にすき込まれるとのこと。 それまでの間は観光ガイドにも掲載されて、観光客の目を楽しませているのですな。 菜の花畑、レンゲソウ畑、チューリップ畑、同一の花が一面に咲いている景色というのは、人の目を無条件に惹きつけるものがあるようです。(網走湖・女満別空港から飛び立った機上から撮影) 帰路の飛行機からの写真。 左奥が能取湖。正面奥の海はオホーツク海。 全走行距離531kmのドライブ旅、今回も、お付き合い、ご覧いただき有難うございました。<参考>過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。