屋根の上の鷺
このところ、足の裏が痛むことから、自己診断で足底筋膜炎と見て、鍼灸整骨院に通院しているが、3月14日を第1回とし、今日31日が5回目の施療となるが、痛みの方はさして変わらない感じである。まあ、もう少し通って様子を見てみよう。 さて、その整骨院からの帰宅途中、二階建ての民家の屋根の上にアオサギが居ました。 遠目にはパラボラアンテナかと見えましたが、近づくにつれて鷺だと気づきました。 鷺は河原など水辺近くではよく見かけるが、カラスやその他の小鳥のように住宅の屋根にとまっているのを目にしたのは初めて。 まあ、高い木の上にとまっていたりするのを見ることもあるから、屋根の上に居ても不思議ではないが、この鳥にはいかにも不似合いな場所にて、やはり違和感を覚える。 そんなことで、ズームで何枚か写真撮影してみた。(屋根の上のアオサギ) はてさて、そんな処で何をしているのやら。(同上) キョロキョロ。 水辺では水中の魚や蛙やオタマジャクシなどを狙っての狩ということで、じっと動かないでいることが多いが、屋根の上ではキョロキョロしたり、首を曲げたり、羽繕いをしたりと、何やら盛んに動くので、撮りづらい。(同上) 鷺の万葉歌は1首あるのみで、鶴や鴨やホトトギス、ウグイスなどと違って、万葉人は余り関心を示さなかった鳥のようである。池神の力士舞りきじまひかも白鷺の 桙ほこ啄くひ持ちて飛び渡るらむ (長意吉麻呂 万葉集巻16-3831) この歌の歌碑は、奈良県宇陀市榛原池上の蓮昇寺の境内にあるのを見て以前に記事にしたことがあるので、歌の意味などはその記事をご参照ください。<参考>中学時代の級友との大宇陀万葉ウオーク下見 2017.11.10. 万葉集の歌は「白鷺」にて「青鷺」ではないから、こいつは万葉鳥ではないということになるか(笑)。 まあ、偐万葉にはその方が似合うというものではある。屋根の上の ヴァイオリン弾きか 青鷺の 甍の上に 立ちてある見ゆ (青家持) アオサギ・オン・ステージならぬオン・ルーフでありました。(同上)<参考>鳥関係の過去記事はコチラ。