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昨日は、健人会の新年会でありました。
健人会というのは、昔の職場の仲間の任意の集まりである。所属部署は色々であるが、気の合う者が集まって、年4回のゴルフと1月の新年会・7月の納涼懇親会とで旧交を温めている。小生は、ゴルフは止めたので、新年会と夏の納涼懇親会のみ参加している。 最長老が木〇氏で小生より11歳年長である。今回の出席者17名のうち小生より年長の方が7名であるから、中間よりもやや年長組に近いというのが小生の年齢的位置付けになる。 出席者を記録に残すという意味で以下にそれを記して置くと、 木〇氏、杉〇氏、只麻呂氏、田〇氏、平〇氏、鯨麻呂氏、岡〇氏、徳〇氏、森〇氏、今〇氏、草麻呂氏、正〇氏、平〇J氏、北〇氏、生〇氏、〇庭氏とヤカモチの17名。 会場は、例年通り、淀屋橋の「小ぼけ」という店。 午後6時開宴である。 (淀屋橋から北浜方面に向かう) 店の前まで来て、時計を見ると、午後5時を少し回った程度。早過ぎるので、中之島公園を少し散策してからということにする。 (小ぼけ) 一つ先の信号から栴檀木橋を渡って中之島公園に入る。 暮れなずむ中之島公園。正面が中央公会堂である。 (大阪市中央公会堂) 公会堂の前の広場から、先ほど渡って来た栴檀木橋を眺めると、こんな感じです。 (土佐堀川と栴檀木橋) 写真の右、橋の北詰めにセンダンの木がある。 センダンの木があるから栴檀木橋なのか、栴檀木橋なのでセンダンの木を植えたのか、どちらかは存じ上げぬが、鈴生りにセンダンの実をつけていました。 センダンは万葉では「楝(あふち)」である。 大伴旅人が妻を亡くした時に、旅人の気持ちになって山上憶良が詠んだ歌がある。詠われるのは実ではなく花の方である。ホトトギスが鳴き始める初夏に美しい花を咲かせる。 妹が見し 楝の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干なくに (妻の見た栴檀の花は散ってしまうようである。悲しみのわが涙も未だ乾かないのに。) 若くして亡くなった大伴家持の弟、大伴書持にも楝を詠んだ歌がある。こちらはホトトギスとセットで詠っている。 珠に貫く 楝を家に 植ゑたらば 山霍公鳥 離れず来むかも (ホトトギスが珠として貫く栴檀の花を家に植えたら山ホトトギスはいつも来るかなあ。) (堂島川と桙流橋) 堂島川の方に何やら美しい色のものが見えたので行ってみると。 鉾流橋が虹色にライトアップされているのでした。 天神祭の鉾流神事がこの橋のたもとで行われることからの命名だという。 <参考>鉾流神事・天神祭NAVI 「鉾を納める」というと「戦いをやめる」意味であるが、これは一時休戦といった感じか。「鉾を流す」は、武器である鉾を流して捨てる訳であるから「戦争放棄・武力不保持」で、日本国憲法第9条と同じ理念・理想を体現している橋の名前ではないか、などと思ったりもしたが、天神祭の神事に由来する名前にて戦争放棄とは無関係(笑)。 対岸も美しいイルミネーション。 (堂島川) 次の日曜日(26日)は、中之島公園も大阪国際女子マラソンのコースになっているので、車の通行などが制限されるようで、その旨の看板が道路脇に立て掛けてありました。 そろそろ時間の方もいいかと、店の方に戻ることにする。 店の前まで来ると、木〇氏が反対方向からやって来られたので、ご一緒に店に入る。 部屋に案内されると、既に、世話役の草麻呂氏が来て居られて、平〇J氏と二人で会費徴収係を務めて居られました。 部屋の奥には先に到着の只麻呂氏と北〇氏が着席して何やら話をされている。我々もその隣に着席する。 というのは、奥が「喫煙席」なのである。 17名中7名が喫煙者にて、この会の喫煙者率は通常の集まりに比して極めて高率となっている。この点はヤカモチにとってはまことに心強い限りなのである(笑)。 続々と参加者が来られ、定刻前に全員集合と相成りました。 杉〇氏の発声で乾杯、開宴となり、飲んで食って談笑という毎度お決まりの流れである。 隣の徳〇氏が「老人は過去の話ばかりするね。何故?」と言うので「老人には今と過去はあるが未来はないからねえ」と答えたら、妙に納得していたのは愉快であった。そもそもこの会が過去の絆を核として成立しているのであるから、各々に多くの共有し合う過去がある。してみれば、酒の肴の話題が過去のあれこれに及ぶのは極めて自然なことであり、老人ならずともではある。 (健人会・2020年新年会) 午後8時半、木〇氏の中締めにて解散となりました。 <参考>過去の健人会関係の記事はコチラ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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