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今日は、偐家持の誕生日。
大伴家持は養老2年生まれである。 養老元年という説もあるが、当ブログは養老2年説を採用している。 よって、偐家持も養老2年生まれということになる。 養老2年は西暦718年である。 今年は令和2年。 元号表示では年齢が計算できない。 令和2年を西暦2020年に置き換える。 2020-718=1302 よって、偐家持の満年齢は本日を以って1302歳ということになる。 今年は子年であるが、718年は午年である。 もっと正確には、今年は庚子(かのえね)、718年は戊午(つちのえうま)である。つまり、大伴家持は午年の生まれということになる。 よって、偐家持も午年の生まれとするの他ないのであるが、これについては「偽志輪人伝」というのがありまして、その記載するところによれば偐家持は子年生まれとされている。この記載が正しいとする見解に立って計算すると1308歳とか1296歳とかということになる。 しかし、1000を超えての6程度の差は誤差の許容範囲とされ、一般的にはこれを無視するのが相当とされているので、1302歳ということで「いいんじゃない」ということのようである。 因みに、偐家持は子年生まれとする「偽志輪人伝」の記載が正しいとし、子年生まれの偐家持と午年生まれの大伴家持との二人を結ぶ線を子午線と呼ぶらしい。「子午線」の本来の意味はこれであったのだが、いつの頃よりか経度を表す線を子午線と呼ぶという誤用が蔓延。それが広く定着してしまったこともあって、大伴家持と偐家持とを結ぶ線などは元々無かったのだという常識が成立してしまった。これはまことに遺憾なことであると異議を述べると、人々は「子(し)の午(ご)の言うな」とその異議を封殺したそうな。今は「四の五の言うな」と表記するので、いよいよ本来の意味が分からないことになっているという次第。 誕生年に因む冗談はこれ位にして、本論へ。 過去の1月29日の当ブログ記事を調べてみると、2013年1月29日の記事で「ヤカモチ1295歳・・」という形でタイトルにこれを使用したのが最初で、以後毎年「〇〇歳になりました」という記事が恒例になっている。 それらの記事を覗いてみると、誕生日を自ら言祝ぐ戯れ歌を作っていることもあるようなので、これをふり返ってみると次の通りである。 2014年(1296歳) 春立つ日 近づくならし 吾が生りし 今日の日晴れて 梅咲き始めば あぢさゐの 八重に咲くとも 生き過ぎて 立ち枯れになせそ 冬のあしたに 2018年(1300歳) 生き恥を 千歳あまりて 三百歳 さらし今日まで めでたくも生き よしあしは 更にも問はず 昨日今日 明日のこの身は 神がまにまに2019年(1301歳) 梅の花 今盛りなり ヤカモチの あれにし日をば 祝ふとならし さて、1302歳の今年も何か作ってみますかな。 2020年(1302歳) 何とても 今更願ふ こともなし ひと日ひと日を ありがたく生く 生まれたる 日も殊更の ことはなし 梅一輪の 咲くをしめでむ (白梅) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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