カテゴリ:犬・猫・鳥など
偐山頭火氏のコメントで、「か」と「ま」の続きの摩訶不思議な話を、というご要望がありましたが、今日は、「か」と「ま」の続きの話ではなく、「か」と「ま」の間にある「ぬ」の話であります。
というのも、昨日の銀輪散歩で思いもかけない動物を見かけたからであります。 場所は恩智川。 外環状道路(R170号)の鷹殿交差点西側、恩智川に架かる三六橋の下付近でのこと。大きな鯉が泳ぐ中に妙な動物が泳いでいる。 (ヌートリア?) 橋の上から川面を覗いていたのだが、最初にそれに気づいた時は、背中を見せて、橋から遠ざかって行くところであったので、後ろ姿。何とも不明。 頭からお尻までの体長は40~50センチ位、猫程度の大きさだが、尻尾はネズミのそれのように黒っぽく細長いひも状。ネズミにしては巨大過ぎる。 幸い、右に旋回してコチラ向きに方向転換、顔が見えた。 (同上) 何だか見たような気がする動物。カピバラを小さくしたような奴。 しかし、名前が思い出せない。 結局、帰宅し、「ネズミの仲間」でネット検索してヌートリアという名前を目にするまで「ヌートリア」という語は思い出せなかったのであるが、この字を見た瞬間に、これだと思い当たったのではありました。 勿論、ヌートリアの実物を見たことなどないので、断言はできないのであるが、こいつはきっとヌートリアに違いないと思ったった次第。 (同上)<参考>ヌートリア・Wikipedia しかし、何故、ヌートリアが恩智川にいるのか? ヌートリアは南米が原産地。 ウィキぺディアによると、その事情は次のようだ。 「日本では、大日本帝国陸軍向けの毛皮採取を目的として導入されたが、第二次世界大戦終戦後、需要が激減したことに伴い、飼育されていた個体の多くが野外に放逐された。また、1950年代の毛皮ブームでは、本種の飼育が流行したが、その後の毛皮価格の暴落に伴い、このときも多数の個体が野に放たれ、野生化している。これらの子孫が各地に定着し、やはり特定外来生物のアライグマと同様に、野外繁殖が問題となっている。」 アライグマとかハクビシンとかのことは知っていたが、このヌートリアも特定外来生物に指定され、防除対象となっている動物であったのでした。 わが恩智川もヌートリアにノットラレないようにしなければならないが、その駆除は大変そうだ。 (同上) 珍しい動物と遭遇したと喜んだヤカモチでしたが、歓迎されない有害生物とあっては、喜んでもいられないということです。 さりとて、どうすればいいのか。 アライグマに関して、以前、市の担当課へ電話で問い合わせしたことがあり、その時の経験から、市は害獣駆除には少しも熱心ではなく、面倒くさいということがよくわかる応対であった経験からして、市役所に通報しても駆除に動き出すとは思えないから、放って置くこととしよう。 それでなくとも今はコロナ、コロナで、ヌートリアどころではないだろうから。 彼は、悠然と泳ぎ、花や葉をすっかり落としてしまって、荒れ放題の藪といった状態のセイヨウカラシナの草むらに消えて行きました。 今は、恩智川には大きな鯉がウジャウジャといるが、その鯉に負けぬ位にヌートリアがウジャウジャと増えたら、さぞや不気味な川となることであろう。 それはともかく、ブログ的には助かりました(笑)。 そう言えば、今年は子年でした。 ブログネタ 尽きんとする日 ヌートリア ぬっとや出でて 助太刀すらし (鼠小僧) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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