カテゴリ:智麻呂絵画展
2000点突破記念第217回智麻呂絵画展を開催したのが、本年、つまり令和2年(2020年)2月22日。「2」づくしの日でありましたが、それからもう3か月近くになります。
智麻呂絵画ファンの皆さまは、「智麻呂絵画展はいつ開催されるのか」と心待ちにされているかと思いますが、智麻呂画伯は只今入院中にて絵の制作が叶いません。 入院がこんなにも長くなろうとは思いもしなかったので、お元気になられて、絵を再開された後に、実はこんなことがあって少し開催が間延びしました、というようなご報告を申し上げようという考えもあって、今日までブログ上は同氏のご入院のことには触れずに参りました。 しかし、ご入院が予想外の長期となり、絵の再開は更にも遅れそうでありますので、概略を皆さまにもご報告させていただくこととします。 去る3月7日デイサービスに行って居られた智麻呂氏が当該施設にて発熱。新型コロナ感染症の流行が拡大し始めていた時期でもあったので、かかりつけのお医者様のご指示に従い、A病院に緊急入院、検査の結果コロナについては陰性で、腎炎による発熱でした。 3月9日、A病院で主治医から病状と治療方針などの説明があり、奥様の恒郎女さん、長女のKお嬢さんと一緒にヤカモチ館長も、これを拝聴しました。 その後、順調に回復されて腎炎は軽快に向かわれたものの、長期間ベッドに寝たきりであったことから筋力が低下、介助によって自身で立つということができていたそれまでの状態に戻すにはリハビリが必要だということで、4月14日にリハビリテーション病院に転院されました。 この間、コロナ感染症対策が病院でも順次強化され、家族の面会、付き添いなども禁止されるに至り、日々の智麻呂氏の状況を直接に知るということは、奥様にもできないことになってしまいましたが、転院の際にのみ許された付き添いの折の智麻呂氏のご様子は、至ってお元気であったとのことでありました。 しかし、昨日、奥様の恒郎女さんとお電話でお話しした限りでは、状況は左程には進展して居らず、ご自宅に帰ることができるまでになるには、まだかなりの日時を要するようです。 コロナ感染防止対策とは言え、面会も一切許されないというのは、患者にとっても家族にとっても大変酷なことです。 一日も早く全快、完全復活の日が到来することを願ってやみません。 頑張れ、智麻呂画伯です。 ということで、智麻呂画伯、奥様の恒郎女さんへの元気づけにでもなればとの思いで、本日はミニ智麻呂絵画展を開催することとしました。 3月7日の発熱以前に描かれた絵が2点、わが手元にありますので、それをご紹介申し上げます。 (金柑 from二嬢さん) キンカンは、中国、長江中流域原産とのことで、日本へは江戸時代、文政9年(1826年)に渡来したとのこと。鎌倉時代後期から室町時代初期に入って来たと書かれているものもあるので、真偽のほどは知らず、であります。 金橘、姫橘という別名があり、俳句では秋の季語らしい。 花言葉は「思い出」、「感謝」とのこと。 このキンカンは智麻呂ご夫妻の二番目のお嬢さんがお持ちになったものとのことですが、花言葉の「感謝」という意味、思いを込めてのものであったのかも知れません。 ヤカモチ館長は1月29日生まれ。1月29日の誕生日の花が「金柑」であることを何かで知ったが、以来ヤカモチはキンカンに対しては、少しばかりシンキンカンを抱いているという次第(笑)。 (苺 from偐山頭火氏) この美味しそうな苺は、偐山頭火氏がお持ち下さったものだそうな。 何処やらのイチゴというようなことを恒郎女さんからお聞きしたような記憶がぼんやりあるが、思い出せない。 普通、イチゴの詰め合わせだと、ヘタの部分を隠すようにして並べるものであるが、智麻呂氏的には、このヘタがなくては「イチゴに非ず」のようで、どのイチゴもしっかりとヘタの部分が描かれています。 これぞ智麻呂式と言うべきか、みんな律儀にヘタを見せているところが愉快であります。 因みに、「ヘタ」は、漢字では「草カンムリ」に「帯」の旧字の「帶」と書いて「蔕」であるが、元々は萼である。花の場合は「萼」と言い、実の場合は「蔕」と言う。花だとアゴで、実だとオビか。 尤も、実の場合でもヒラヒラしている部分は萼と言い、その付け根部分を蔕と言うなどという説もあるようですから、花の場合にはヒラヒラした上の突き出た部分に着目して「萼」としたのに対して、実の場合には、下の部分、ぐるりと取り囲んでいる付け根部分に着目して「蔕」と名付けたのかも知れない。 ところで、こういう風に「ヘタ」のことをあれこれ評するヤカモチの口出しのことを「へたな口出し」と言い、「へたに口出しをして、かえって物事をややこしくする」などと揶揄されるのがオチですから、これで止めることとします。 まあ、こんな具合にヤカモチが軽口をたたけるように、智麻呂画伯には早くお元気になっていただきたいものであります。 以上、ミニ智麻呂絵画展でありました。 一日も早い、智麻呂画伯のご退院を祈りつつ・・。 <参考> 過去の智麻呂絵画展の記事は下記をクリックしてご覧下さい。 智麻呂絵画展(1)~(100) 智麻呂絵画展(101)~(200) 智麻呂絵画展(201)~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[智麻呂絵画展] カテゴリの最新記事
|
|