カテゴリ:虫
今日は、銀輪散歩で見かけた虫たちです。
まずはオオスカシバ。 (オオスカシバ)<参考>オオスカシバ・Wikipedia 翅には鱗粉がなく透明。蛾には見えないのであるが、スズメガの仲間である。高速で翅を動かしホバリングしながら花の蜜を吸う。撮影する側としては花に止まって欲しいのであるが、なかなか止まってはくれない。 花から花へと飛び回るのでなかなか近寄れず、離れた距離からズームで撮るしかないのであるが、その割にはそこそこの画像になりました。 (同上) 以前、胴体の鱗粉も落としてしまって黒くなっているオオスカシバを撮ったことがある筈と調べると、5年前のことでした。 <参考>銀輪虫散歩 2015.10.6. オオスカシバは、チョウ目・スズメガ科・オオスカシバ属であるが、次のお馴染みのモンシロチョウは、チョウ目・シロチョウ科・シロチョウ属である。 両者は、同じチョウ目でも、見た目は全く別ですな。 (モンシロチョウ)<参考>モンシロチョウ・Wikipedia オオスカシバを撮っていたら、モンシロチョウもやって来たというようなことで、ついでの撮影であります。 こちらは止まってくれるので比較的撮影しやすい。 それでも寒い季節と違って活発に飛び回り、接近しすぎると他へ飛び移ってしまうので、これもズームです。 (同上) (同上) 次は、カミキリムシの仲間、キクスイカミキリです。 コウチュウ目・カミキリムシ科・キクスイカミキリ属。 (キクスイカミキリ)<参考>キクスイカミキリ・Wikipedia カミキリムシの仲間と言っても、体長1cm程度の小さな虫である。 その名の通り、キク科の植物の茎に産卵するので菊栽培農家にとっては憎き天敵である。 キクスイと言っても「菊水」ではなく「菊吸い」なのである。 この日も道端の草に止まっていたのだが、その葉からも分るようにキク科の植物、ヨモギである。 (同上) 虫散歩の虫も、段々と嫌われ族の方に入って行きます。 次はカメムシ。 よく見かけるマルカメムシです。 いつだったか、大阪駅の環状線ホームへと上がるエスカレーターで目の前の若い女性の長い髪の毛だったか肩だったかにこいつがとまっていたことがあった。その旨、声を掛けてこいつを追い払ってあげましたが、声を掛けずにそんなことをしたら、変な誤解を受けたことでしょうな。 (マルカメムシ)<参考>マルカメムシ・Wikipedia 小さな虫であるが侮ってはいけない。不用意に触れると、強烈な、あのカメムシ臭を浴びせられて、手からその臭いがとれないことになる。 (同上) このマルカメムシがいたのはカラスノエンドウ。 カメとカラスは相性がいいのだろうか(笑)。 ウジャウジャといました。 カラスノエンドウに限らず、マメ科の植物を好んで食べるようで、産卵もその食草にし、幼虫はその草の汁を吸って成長するとのこと。 そんなことで体型もマメ型になっているということか(笑)。 (同上) 次も嫌われ者の蚊です。 と言っても、銀輪散歩で出会ったと言うのではなく、パソコンのキーボードの上で息絶えていた蚊です。イエカにしては色が黒く、ヤブカかも。 調べると、ヤブカも色々。 ヤマトヤブカ、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ、ヤマダシマカなどと奥が深いのは流石に「藪」蚊だけのことはある、であります。 結局、こいつが何というヤブカであるかは「藪の中」という次第。 (ヤブカ)ヤブカ・Wikipedia ネッタイシマカやヒトスジシマカであったら、デング熱などを媒介する蚊ということになる。 まあ、PCのキーボードの上でデングリ返っているようではデング熱を媒介する元気もなさそうだから、藪をつつくことはせず、「ヤブカ」ということにして置きます。 (同上) そして、最後は、正体不明の極小の虫。 石の上に座っていたら、ズボンの膝付近に止まった虫である。 体長が5mm位で、肉眼ではよく分からなかったのであるが、写真をPCに取り込んで拡大してみると、ウンカやヨコバイに似た形の虫であることに気づいた。 それで、セミの仲間、ウンカ、ヨコバイ、キジラミ、アワフキムシなど心当たりをあたってみたが、これらの中にこれだという虫を発見することはできず、「正体不明」でアップです。 こういうのを、ギブアップと言います(笑)。 (正体不明の虫) 虫の居る場所はヤカモチの綿パンの上。 線の一つ一つがズボンの生地の織り目ですから、2本で1mm位の幅になるでしょうか。 (同上) 糸状の長い触覚が頭部にありますから、ウンカやヨコバイとは違う種類のようです。頭部が何やらグロテスクで、こんな頭の虫はこれまで見たことがありません。 斜め後ろから見ると、ニイニイゼミの超小型に見えなくもない虫。 ヤカモチのズボンが気に入ったのか、撮影を済ませて用無しとなった後もなかなか立ち去ろうとしない。 手で追い払うとようやく去って行きましたが、余りにも小さ過ぎる虫なので、立ち去った瞬間に、恰も忽然と消えた感じ。右か左か、上か下か、どちら方向に去ったのかさえも分らずでありました。 (同上) 以上、本日は、行き倒れのヤブ蚊や正体不明の謎の虫も含めての、銀輪虫散歩でありました。 <追記:参考>過去の虫関係記事はコチラ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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