偐万葉田舎家持歌集
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本日は、岬麻呂旅便りであります。 今回は、道東の紅葉を求めての「北海道は本年最後となる道東夫婦旅」とのことであります。 (旅報告279・道東の紅葉&同写真説明) 10月12日 関西空港→釧路空港→釧路湿原・細岡展望台→塘路湖→弟子屈→摩周湖→屈斜路湖→屈斜路プリンスホテル(2連泊) (釧路湿原・細岡展望台) <参考>細岡展望台・Wikipedia 細岡展望台&ビジターズラウンジ 細岡展望台は、釧路湿原駅から徒歩20分、釧路湿原の東端に位置し、釧網本線を挟んで蛇行する釧路川と釧路湿原が一望の展望台。夕日が美しいとのこと。 岬麻呂氏は釧路空港から車ですから、R240→R38→R391というルートで移動されたのでしょう。 釧路町のマンホールでしょうか。フクロウの図柄。 展望台前の道路に設置されていたものを撮影されたようです。 (細岡展望台前道路のマンホール) 塘路湖へ。 (塘路湖)<参考>塘路湖・Wikipedia 細岡展望台から、直線距離で北東7kmほどの位置にある東西に細長い湖が塘路湖である。 塘路(トウロ)というのは、湖畔にかつて「トオロコタン」というアイヌの集落(コタン)があったことによる地名・湖名。 アイヌ語で「トオロ(to-or)」とは「沼・の所」という意味とのこと。 R391を挟んで東側に摩周湖、西側に屈斜路湖。 宿は、屈斜路湖南西岸の屈斜路プリンスホテルであるから、弟子屈からは左に道を取るのが近道であるが、右に取って東側の摩周湖へと遠回りをされたようで、次の写真は、夕刻が近づきつつある摩周湖であります。 (摩周湖)<参考>摩周湖・Wikipedia 日が傾き、その照射角度が低くなると、景色の陰影が鮮明になる。 霧の摩周湖も今はクッキリ。山々の襞は深くなり、湖面の青は濃さを増し、夕日に映える岸辺の草もみじとの対比が美しい。 10月13日 川湯温泉経由→R391野上峠→知床・宇登呂→知床五湖(一湖)→オシンコシンの滝→濤沸湖・白鳥公園→網走経由→美幌峠→ホテル (屈斜路湖岸の紅葉) 朝日に匂う屈斜路湖岸の紅葉を楽しみながら、川湯温泉を経て、R391を北上、野上峠を越えて、斜里町へ。 (斜里町の菜の花畑) 斜里町では、菜の花畑とヒマワリ畑。 ちょっと季節が間違っていませんか、と言いたくなる景色です。 (斜里町のヒマワリ畑) 斜里町からはR334で知床五湖へ。 (知床五湖・一湖) R334から分岐して、カムイワッカ湯の滝へと通じる知床半島西岸側の道は、北海道庁管理の道であるから「道道」ということになるが、道道93号線である。その道道93号は、知床五湖の先で通行止めになっていたとのことで、岬麻呂氏は、同湯の滝は諦めて、オシンコシンの滝へ。 と、言われても、北海道の地理感のないヤカモチには「?」である。 地図で見ると、R391を20kmほど南へ戻った、斜里町ウトロ西にある滝がオシンコシンの滝である。 (オシンコシンの滝)<参考>オシンコシンの滝・Wikipedia そして、斜里町から小清水町を過ぎ、網走市に入って、濤沸湖へ。 濤沸湖からR243に出て、美幌峠へ。 美幌峠は、屈斜路湖全景が見渡せるビューポイント。 日没直前であったようで「寒い」と岬麻呂氏は仰っていますが、それはさて置き、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖が一望の絶景ポイントであります。 (美幌峠から屈斜路湖を望む)<参考>美幌峠・Wikipedia 湖に浮かぶ中島が景観を引き締める。 島であれ、半島であれ、水面越しに見える丘を、万葉人は「島山」と呼んだが、水面と丘・山が形成する景観をよしとするDNAは、万葉の昔から今日の我々へと継承されているのである。 その中島の向こう側の屈斜路湖対岸が、翌日に白鳥を目撃することとなる砂湯である。 美幌峠を下ると、ホテルはスグそこ。 10月14日 屈斜路湖の白鳥→野上峠→緑駅経由→神の子池→裏摩周展望台→清里峠→中標津開陽台→弟子屈経由→阿寒湖(観光船)・チュウルイ島→ニュー阿寒ホテル(泊) (白鳥・ホテル近くの早朝の湖岸) (同上・屈斜路湖砂湯付近)<参考>屈斜路湖・Wikipedia この日は、朝の白鳥を見て、川湯温泉からR391で野上峠越え、道道805から緑駅前を南下する道を取って神の子池へ。 今回は、北海道の地図を開きながら、岬麻呂氏のご報告文から同氏のルートを推測しつつ記述しています。 (神の子池)<参考>神の子池・観光情報・清里町 おお、幻想的な池。 摩周湖からの伏流水が湧出しているのだという。 それ木々の 水面に映す 影清み 神の子池と 名づけけらしも (偐老麻呂)
水底(みなそこ)に 沈(しづ)く倒(たふ)れ木(ぎ) ゆるがざる 石(いは)のごとにも 神(かむ)さびにけり (偐家持)
そして、裏摩周展望台からの摩周湖の眺めです。 (裏摩周展望台)<参考>裏摩周展望台・観光情報・清里町 湖面の青と木々の紅葉がお互いにお互いを際立たせています。 清里峠を越えて、道道150号で中標津町の開陽台へ。 (開陽台)<参考>開陽台・Wikipedia 上掲写真は、南西方向の眺望。 奥に雌阿寒岳、雄阿寒岳が見えている。 (開陽台・地球が丸く見える丘) 中標津から、弟子屈を経由して、阿寒湖へ。 途中の弟子屈町で撮影されたマンホールです。 摩周湖の図柄。 (弟子屈町のマンホール) 以下は、阿寒湖の近くで撮影されたのだろうと思いますが、釧路市阿寒町のマンホールです。 しばらくは、マンホール散歩を楽しむこととしよう。 (↑釧路市のマンホール・スズラン<カラー>) (↑同上・スズラン<モノクロ>) (↑同上・タンチョウ<カラー>) (↑同上・タンチョウ<モノクロ>) (↑同上・観光船<桜のないタイプ>) (↑同上・観光船と桜<ピンク>) (↑同上・観光船と桜<白>) (↑同上・観光船と桜<モノクロ>) (↑同上・スズラン<赤・黄・青>) 我々がマンホール散歩をしている間(笑)に、岬麻呂ご夫妻は阿寒湖の観光遊覧船にご乗船、チュウルイ島で展示のマリモをご覧になられました。 10月15日 小雨・湖畔散策中止→オンネトー(雨あがる)→R240→阿寒湖・滝見橋→阿寒国際ツルセンター→釧路空港→関西空港 最終日は朝から小雨。 阿寒湖の湖畔散策は中止とし、オンネトーへ。
(阿寒湖)<参考>阿寒湖・Wikipedia (オンネトー)<参考>オンネトー・Wikipedia オンネトーは、足寄町東部にある湖。 アイヌ語で「年老いた沼」または「大きな沼」の意。 背後の山、左が雌阿寒岳、右が阿寒富士。 <参考>雌阿寒岳・Wikipedia 阿寒富士・Wikipedia オンネトーで雨があがり、阿寒湖の滝見橋へ。 (阿寒湖・滝見橋)<参考>滝見橋・釧路阿寒湖観光公式サイト 「阿寒湖の水が阿寒川となって流れ出る水門があり、其処が滝口になっていて、R240に滝見橋があり、其処からその一部を見ることができる。観光客のほとんどは素通りしてしまうが、紅葉の穴場」だそうです。 最後に阿寒国際ツルセンターへ。 (阿寒国際ツルセンター入口の紅葉) 入り口前の見事な紅葉。 丹頂の餌付けは冬のみで鶴は見られず、とのことであったようですが、鶴には「松」、鹿には「紅葉」というのが昔からの決まり相場。 だから「これでいいのだ。」(バカボンのパパ) ということで、釧路空港に戻り、全1007kmのロングドライブの旅、終了であります。 岬麻呂さん、お疲れ様でした。 道東の紅葉の景色、堪能させていただきました。 そして、ご訪問いただきました皆さま。 ご覧いただき、ありがとうございました。 <参考> 過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。 フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。
岬麻呂旅便り333・北東北の紅葉 2024.11.03 コメント(13)
岬麻呂旅便り332・富良野の紅葉 2024.10.17 コメント(6)
岬麻呂旅便り331・大雪山系の紅葉 2024.10.07 コメント(10)
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プロフィール
けん家持
養老2年(718年)の生まれゆゑ、年令1306才(養老元年生れ説だと1307才)。銀輪歌人、偐家持(ニセヤカモチ)。若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子」。時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉(不精者)」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車(銀輪)であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌(と言っても大抵は戯れ歌)などを作ったりしています。
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