カテゴリ:岬麻呂旅便り
またまた、友人・岬麻呂氏からの旅便りです。
前回に続き北海道。今回は、「日本で一番早く秋が始まる旭岳、その紅葉が目的」という9月21日~24日3泊4日のご夫婦旅であります。 (旅・岬巡り報告298&同写真説明) <追記:2022年10月13日> 旅報告298の裏面に「帰路おまけの話」として、以下の文章が記載されていることに気づきましたので追記して置きます。 「関西空港に着陸直前、畿内アナウンス。『関西空港で鳥が飛行機に衝突(バードストライク)で空港閉鎖のため待機します』。紀伊水道上空旋回(遊覧飛行か?)飛行機に乗る機会が多いが初めての経験。エヤーバス(飛行機名)は2基のエンジンで、1基停止でも飛行できる。搭乗機でなくてよかった、おまけの話。」(原文のまま) 岬麻呂氏の紅葉旅は先ず旭岳への旅というのが毎年の恒例となっているようですが、今回は前半は晴れに恵まれるも後半は雨にて、行程の変更も余儀なくされたとのこと。 では、われわれも同氏からの旅報告と送付いただいた写真によって、旅のお供をさせていただきましょう。 9月21日 関西空港→新千歳空港→富良野・鳥沼公園→十勝岳・安政火口→望岳台→美瑛・三愛の丘→新富良野プリンスホテル(3連泊)→ニングルテラス 先ずは、岬麻呂氏のマイ紅葉標準木・ナナカマドがある鳥沼公園へ。 (鳥沼公園) 「池の左側の少し紅葉しかけている木」が「マイ紅葉標準木」らしいですが、中央奥、やや左寄りの背の低い木のことですかな。 (十勝岳温泉・安政火口) 今年7月の豪雨で斜面崩壊場所が多数。 紅葉にも影響があるのでは、とのこと。 (同上) 傷痕のような、剝き出しになった地肌が痛々しい。 (望岳台から十勝岳) 十勝岳の活動が活発なようで、例年より水蒸気の噴出が多いとのことであります。 9月22日 旭岳・姿見平周遊コース散策→上川町・大雪森のガーデン→上野ファーム→寿司屋・トピカル(夕食) 前夜は、ホテルでの夕食の酒(一杯なのか「いっぱい」なのかは不明)のお陰で早寝。その所為で日の出前にお目覚め。 雲海が発生し始めるのをご覧になられたとか。 早起きは「雲海」の得、ですな。 (富良野盆地雲海発生 午前4時35分) 中央奥が富良野岳。その左の噴煙の山が十勝岳。 (同上・雲海 午前5時48分) 日の出です。十勝岳の噴煙が日の出前のそれと反対の方向になびいているように見えますから、風向きが逆になったのか。 そうではなくて、背後の雲がそのように見せているだけなのか。 しかし、下の写真を見ると雲海は、左方向に流れているように見えるから、やはり風向きが逆になったということなんでしょう。 陸風から海風に変わるのが、ここでは日の出直後の頃であるということを意味するのかも。海水温が低いと太陽で陸地が少し温められただけで海側よりも陸側の気圧が低くなるのだろう。 (同上・消滅してゆく雲海 午前7時10分) 上の3枚の写真は、ホテルの窓からの撮影だそうです。 富良野プリンスホテルは高い位置に建っているのですね。 (ヒマワリ畑と雲海の名残り) 一面のヒマワリ畑の後方には雲海の名残りの雲が漂っています。 秋の田の穂の上に霧らふ朝霞いつへの方に我が恋やまむ(万葉集巻2-88)と詠んだのは磐媛皇后であるが、ヒマワリ畑の上の雲海の名残雲では、そうも詠めないから、わが岬麻呂氏は、何と詠む。 ひまわりの 畑の上の 名残雲 いづへの方に 我が旅行かむ (偐岬麻呂) ヤカモチ「旭岳に行くのでしょ。」 岬麻呂「おお、そうであった。」 はい、旭岳中腹の紅葉であります。 (旭岳中腹の紅葉) 左上に見える湖は忠別湖。右上方の盆地は旭川方面。 かなり以前に忠別湖畔の道路で岬麻呂氏はヒグマが横断するのに遭遇されたことがあるという。車ならいいが、自転車で走っている時に遭遇したらちょっと怖い・・などと銀輪ヤカモチは考えてしまう。 (ロープウェイ姿見駅から) 姿見平の紅葉は既に終わっていたようで、ガイドさんの話では「1週間ほど前に霜が下りて、ナナカマドは紅葉した葉を落とし、チングルマの紅葉も赤色から赤黒く変色した」とのこと。 (旭岳) 本来なら、池の右斜面が真っ赤に紅葉するのだが、色あせている。 (姿見の池) 姿見平の周遊コースを1時間ほどかけて、ゆっくり散策。 (旭岳中腹の紅葉2) 翌23日が雨の予報であったので、行程を繰り上げて、上川町の大雪森のガーデンまで足をのばし・・。 (大雪森のガーデン) 大雪森のガーデンでご覧になったスズランの実。 (スズランの実<大雪森のガーデン>) 岬麻呂氏は「スズランの花は有名で誰でも知っているが、実が真紅であることはあまり知られていない。小生も初めて実を見た。」と書いて居られるが、ヤカモチも実を見るのは初めて。そもそもスズランの実という発想がなかったので、その実の色や形のことを思ったこともなく、赤い実であることなどは今回初めて知りました。 なお、スズランの実は有毒だそうです。 9月23日 風のガーデン→ファーム富田→麓郷展望台→藤林商店→和食やえぞ壱(夕食) この日は朝から本降りの雨。 ということで、この日の写真はこの1枚だけ。 (白髭の滝) まあ、雨なら、滝の水量も多かろうということですから、納得。 ファーム富田や麓郷展望台なども訪ねられたようですが、雨風強く、写真にはならなかったようです。 9月24日 風のガーデン→麓郷展望台→朝日が丘公園・ギャラリー「あなから」→富良野チーズ工房→占冠・アイリス伊藤ガーデン→新千歳空港→関西空港 最終日は、雨は小康状態。 (風のガーデン) はい、風のガーデンのお決まりのアングルの写真を撮って。 麓郷の森の東大演習林資料館、麓郷展望台へ。 (東大演習林資料館) (麓郷展望台) 以上です。 今日も岬麻呂旅便りをご覧下さり、ありがとうございました。 <参考> 過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。 フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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