カテゴリ:偐万葉
偐万葉・どち篇(その11)
今日は偐万葉シリーズ第335弾の記事、偐万葉・どち篇(その11)であります。今回は、ヤカモチの会社時代の先輩2氏が相次いでご逝去され、その報を受けて詠んだ歌なども含まれます。 あらためて両氏のご冥福をお祈り申し上げます。 <参考>偐万葉・どち篇の過去記事はコチラ。 1.近〇氏関係 近〇氏は何年間かヤカモチの直属の上司であった御仁。 6月初旬にそのお嬢様からお手紙を頂戴し、同氏が4月14日にご逝去されたことを知る。 近〇氏逝去の報に接して偐家持が詠める歌4首 君逝くと 卯の花くたし 降る雨に 聞けばしくしく 心そ痛き 八女の野に 茶摘みの歌も 聞こゆるか 空わたる風と なりし君にも 浦安の 日の出と届く 珈琲の 香にし偲ばむ 君が笑まひを 六甲の島に いつ聞きしかと 君が声 恋ふれば悲し 今日も雨降る (六甲アイランド公園)※六甲アイランド・Wikipedia記事の写真(投稿者:663highland氏)を転載。 2.木〇氏関係 木〇氏はヤカモチが入社した頃、本社の広報課長であった御仁。 その後、営業部門に転出されて、支店長や関連会社の社長を歴任されたが、営業部門に転出された頃から、仕事面での接点が生じ、親しくさせていただいた先輩のお一人である。7月中旬に、奥様からの暑中見舞いのお葉書が届き、6月25日にご逝去されたということを知る。 同氏は、健人会のメンバーでもあり、その会でお会いするというのが、直近の交際状況であったが、コロナ禍もあってか、このところはご欠席が続いていたので、2020年1月22日の健人会新年会の席がお会いした最後ということになってしまった。 木〇氏逝去の報に接して偐家持が詠める歌3首 この三年 相見ることも なくありて 次には見むと 思ひしものを 六月の 二十五日に 君逝くと ありし葉書に つき草の花 金沢の 頃なつかしく 今更に 思ひつつぞ居り 君をしのびて 岬麻呂旅便り記事にてお馴染みの御仁であり、掲載の歌も同記事に掲載のものの再掲載ということになりますが、また違った切り口、偐万葉という切り口でお楽しみいただければ幸甚に存じます。 岬麻呂氏の旅に寄せて偐家持が詠める歌15首 朝風は 静かに吹きて あかあかと 日向の海に 朝日が昇る (日向家持) (20230608日向灘の日の出) 青島に 朝開きして 波乗りを 楽しむ人見ゆ 今日はよき日に (偐家持) 浜茄子と 浜昼顔の 咲く丘の 空にし凛と 石狩灯台 (偐家持) あゝ富良野 風は清みか 七月の 野は紫に 波ぞ立ちける (偐紫麻呂) 八十も過ぎ 八月三日 展海峰 九十九島を 望みつるかな (偐岬麻呂) 西海の 九十九島の 青葉風 波を雲とし 流すや空に (偐岬麻呂) (20230810展海峰・九十九島) <参考> 過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。 フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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