カテゴリ:岬麻呂旅便り
友人・岬麻呂氏からの旅便りです。今回は、ご夫妻にお嬢様とお孫さんを加えての、9月5日~8日・3泊4日の4人旅でありました。
(旅・岬巡り報告316 石垣&同写真説明) ※写真をクリックすると大きいサイズの写真画面が別窓で開きますのでそれでお読みください。 (参考地図:石垣島・竹富島・西表島) ※参考までに地図を作ってみましたが、石垣島の北端部は画面の外になってしまったので、島最北端の平久保埼灯台などの位置は表示できていません。 では、上掲の旅報告の葉書とメールで送信いただいた写真に基づき、その概要をご紹介させていただきます。 9月5日 関西空港→新石垣空港→(タクシー移動)→バンナ公園・渡り鳥観察所→ホテルミヤヒラ(3連泊) 旅初日は、先ずタクシーで新石垣空港からバンナ公園へ。 (石垣ダム・バンナ公園渡り鳥観測所) 正面に見えるのが石垣ダムのダム湖であるのだろう。 左奥が新石垣空港。 新石垣空港は石垣島の東岸近くにあり、バンナ公園からは東北東の方向にあるから、上の写真は公園から東方向の眺めを撮られたものということになる。 一方、下の写真は石垣港。石垣港は公園の南方向にあるから、上の写真の撮影角度よりも90度南に振った角度で撮影されていることになる。 上の写真は渡り鳥観測所とあり、下の写真はバンナ公園展望台からとあるが、両者が同じ場所なのか別の場所なのかは、情報を得ていないので不明である。撮影場所が東方向、南方向ともに見通しのきく位置であったのなら、渡り鳥観測所と展望台はほぼ同じか接近した場所にあるということになるが、両者の撮影時刻は約1時間のズレがあるから、両者はかなり離れた別の場所にあり、渡り鳥観測所は公園の東側、展望台は公園の南側ということも考えられる。 まあ、こんな無意味なことを推測するのは変人閑人ヤカモチだけか。 (バンナ公園展望台から石垣港遠望) 大型船は台湾のクルーズ船で、その手前に見える艦船は、海上保安庁の巡視船「あさつき」とのこと。 タクシーの運転手さんの話では、台湾のお客さんは焼肉とアイスクリームがお目当てだそうです。 夜は4人で泡盛を楽しまれたそうでありますが、お孫さんが成人されたとのことで、「孫と飲むのが念願だった」という岬麻呂氏の、その念願はこの日、叶ったのでありました(笑)。 9月6日 離島ターミナル→(高速船)→西表島・大原港→(レンタカー)→白浜→イダの浜→白浜→浦内川ジャングルクルーズ→月が浜→由布島→(大原港通過)→豊原バス停(日本最南端バス停)→大原港→石垣港 この日は高速船で西表島へ。 お孫さんのMさんは車の免許は取得されたものの、未だペーパードライバーの状態。西表島の大原港から終点の白浜までの一本道で、岬麻呂自動車教習所を開校し、岬麻呂鬼教官によるMさんへの教習開始でありました。 そう言えば、以前Mさんのお兄さんであるS君にも、北海道旅行の折に運転実習の指導をされたというようなことをご紹介されていたことを思い出しました。 今回の旅もS君を含めての5人旅で計画されていたようですが、S君の大学研究室が地元金沢でのボランティア活動として実施するプロジェクションマッピングのためのプログラミングで予定が取れず、S君は急遽不参加となったとのこと。 (子午線モニュメント) イダの浜は、西表島の道の果て、白浜から連絡船で船浮港に渡り、船浮港から低い丘越えて600mほど行ったところにある砂浜。 イダの浜では、お嬢さんとお孫さんのMさんは水着を用意周到ご持参であったそうですから、海水浴も楽しまれたのでしょう。 (イダの浜・左) (同上・正面) たれとてもなき、閑寂なる浜辺。 吹き来る風は、心地よく、寄せ来る波は、音静か。 片隅にはハマユウが、そっと咲いてもいる。 寄する波 吹き来る風の 音清み 遊べ海にと 我誘ふらし (浜家持) 恋ひ来れば イダの浜木綿 花咲きて われに語らく またも来しかと (浜家持) (本歌)み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも (柿本人麻呂 万葉集巻4-496) (同上・右) 大原港から、白浜まで来る途中に、由布島、月が浜、浦内川などがあるが、旅報告316の葉書の文面では、白浜、イダの浜の記述が先にあり、これらの地名はその後に記述されているから、往路はやり過ごし、白浜からイダの浜に先ず行き、復路でこれらに立ち寄られたのではないかと推測。 その通りであるかどうかは保証の限りではないが、まあ、今回はそれらの写真はないので、写真の前後を気にする必要もない。 なお、浦内川ジャングルクルーズでは、他に乗船客もなく貸し切り状態であったとのこと。 そして、出発点の大原港を南へと通過して、反対側の道の終点、豊原バス停を訪問。此処は日本最南端のバス停とのこと。 南北は地球の回転軸を基準にしたものだから、地球が回転を止めない限り存在しうるが、東西というのは南北に対して直角となる方位を示す二次的な観念であるから、地球規模で言えば地球の最北端、最南端は存在し得ても、地球の最東端、最西端は存在しない。我が国最東端とか我が国最西端という言葉は、世界が一つの国になってしまったら、消滅してしまう言葉であるのだろうが、そんな時代は来ないだろう。 (豊原バス停・日本最北端のバス停) 9月7日 (レンタカー)→観音埼灯台→唐人墓→御神埼灯台→川平湾→底地ビーチ→米原の天然記念物ヤエヤマヤシ群落→平久保埼灯台(石垣島最北端)→玉取崎展望台 この日は朝から雨。 先ず、レンタカーを借りることに。しかし、この店は80歳以上の人には貸さないという。その理由が、オーナーが昭和22年生まれのため、とのことであるが、オーナーが昭和22年生まれということと80歳以上の人に車を貸さないということにどんな関係があるのかよくわからない。 昭和22年生まれということは、オーナーは満75歳か76歳の後期高齢者ということになるが、オーナー自身が80歳に達したら免許証を返納しようと考えていて、全ての人がそうすべきであるという主義で店も経営しているということなんだろうか。 それはともかく、そんなことでレンタカーは同行のお嬢様名義でお借りになったとのこと。 (川平湾) 観音埼灯台、唐人墓、御神埼灯台、川平湾、底地ビーチ、米原の天然記念物ヤエヤマヤシ群落、平久保埼灯台、玉取崎展望台と観光地巡り。 何れの観光地でも車を降り立った時には雨が降り止んだ。 これを評して、お孫さんのMさんは「私は中途半端な晴れ女」と呟かれたそうだが、愉快。車から出るたびに雨が止むなんてことが続けば、これはもう立派な晴れ女と言うべきではないでしょうか。 降り立ちて 雨降り止むは 晴れをとめ 半端に非ず 岬のをとめ (岬家持) (ホウオウボク) 「バンナ公園と旧市役所前にホウオウボクが満開であった」と書かれていますから、このホウオウボクは、旧市役所前のものでしょうか。 9月8日 石垣港→竹富島→竹富島ゆがふ館(資料館)→水牛車観光→なごみの塔(老朽化で登れず)→石垣港→石垣市公設市場→新石垣空港→関西空港 旅の最終日も朝から雨。この日は竹富島へ。 竹富島ゆがふ館では豪雨だったそうですが、水牛車観光の時にはもう止んでいたそうですから、「中途半端な晴れ女」さんの面目は立ったと言うべきでしょうか(笑)。 (竹富島の道路) 竹富島の道路は未舗装で、白い海砂が敷き詰められている。 道の奥に見えているのが、島で唯一の展望台である「なごみの塔」ということだが、この塔は老朽化のため登ることはできなかったとのことです。 (竹富島の集落・なごみの塔から) その「なごみの塔」から撮影された島の集落の風景が上掲の写真。塔には登れなかったとのことですから、塔の前から撮影されたのでしょう。 竹富島で撮影されたマンホールの写真。 調べてみると、下記<参考>記事にて紹介済みのマンホールでありました。 <参考>岬麻呂旅便り288・石垣島 2022.3.17. (沖縄県八重山郡竹富町のマンホール) 竹富島の集落の道路が非舗装で、白い海砂が敷き詰められている理由は、夜、暗くなってもハブが見つかりやすくするためであるということらしいから、マンホールも同じ白い色のモルタル仕上げにしているのだろう。 (石垣市のマンホール) そして、「以前に送信済み」として送信されて来た上掲のマンホール写真でありますが、これも上記<参考>記事にて紹介されています。 さて、雨が激しくなり、石垣へと戻り、石垣市公設市場を見学の後、夕刻便にて新石垣空港から関西空港に帰還。 以上です。今回もご覧いただき、ありがとうございました。 <参考> 過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。 フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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