カテゴリ:岬麻呂旅便り
友人・岬麻呂氏からの旅便りが届きました。
毎年恒例の「紅葉旅」の始まりですが、今回はその第一弾「日本の秋が始まる北海道の屋根、大雪山・旭岳の紅葉が目的の夫婦旅」とのことであります。 (旅・岬巡り報告317 北海道・紅葉) (同上・写真説明) 9月27日 関西空港→新千歳空港→余市ニッカウヰスキー工場→小樽運河→高島岬→中央自動車道・三笠IC経由→富良野→新富良野プリンスホテル(3連泊) 旅の始めに向かわれたのは、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所。 工場限定販売の「余市」を買い求めるためとのこと。 まあ、下戸ヤカモチには、It’s none of my business. であります。 もみぢ旅に あれど始めに 求めしは いのちの水の 余市なりけり (偐酒持) (余市ニッカウヰスキーの貯蔵庫) 小樽運河 酒樽運河と 見つつ行く 堺も酒井 酒人われは (偐酒持) (小樽運河) 小樽市街から鰊街道を北へ。 (高島岬・日和山灯台) 高島岬のこの眺めがお気に入りであるのか、こちら方面での旅便りではよく登場する写真である。 灯台は日和山灯台。その下の建物は小樽鰊御殿。下方に見えるプールのある施設は小樽水族館である。 (ニングルテラス) 夜はレストラン「きたぐに」で地酒を楽しまれたとのこと。 昔、大阪・青森間を走る夜行列車・急行「きたぐに」というのがあったことなども思い出されて懐かしい。 さ夜更けて 響き懐かし きたぐにに あれば地酒を 飲むべくあるらし (偐酒持) 9月28日 風のガーデン→ファーム富田→上野ファーム→大雪森のガーデン→層雲峡・ロープウェイ乗り場・紅葉谷 旅の二日目は、ホテル併設の風のガーデンを皮切りに、秋の庭園巡りであります。 (風のガーデン) 左側の少し紅葉しているのがナナカマド。 その後ろの木はエゾヤマザクラ。 右側はシラカバであるか。 (エゾシマリス) あどけなき 姿刹那に のこしつつ エゾシマリスの 駆け去り行きぬ (偐栗鼠持) (ファーム富田) (上野ファーム) 上野ファーム、ノームの庭も秋の色に。 (大雪森のガーデン) (雨宿りのエゾシカ) 層雲峡、ロープウェイ乗り場の奥にある紅葉谷で見かけたのは、エゾシカの家族。 木陰で雨宿りのようですが、近づいても逃げなかったとのことですから、人馴れしているのでしょう。 しかたなく しかもするらし 雨宿り 紅葉の谷に 小雨の降れば (偐鹿持) (層雲峡・紅葉谷) 9月29日 旭岳ロープウェイ山麓駅→同山頂姿見駅→旭平周辺散策路(第五展望台・姿見の池~第一展望台)→姿見駅→富良野・麓郷の藤林商店→麓郷展望台 三日目は、いよいよ旭岳の紅葉でありますが、富良野盆地は雲海が発生し始めています。 (富良野盆地・雲海が発生し始めている) (旭岳・ロープウェイと1380m地点の紅葉) (同上・1400m付近の紅葉) 赤い色のはナナカマド。黄色はダケカンバ。 青空に 照る山もみぢと まいらねば いまいちなれど それなりの秋 (偐紅葉持) (同上・1620m付近) 草紅葉はチングルマ。 遊歩道の延長線上部に「愛の鐘(第五展望台)」が写り込んでいるとのことですが、イマイチよく分かりません。大きいサイズの写真でご覧ください。 (同上・姿見の池<1670m地点>) 第五展望台の姿見の池。 遊歩道の最高地点とのことですが、旭岳(2291m)の姿を池の水面に映すことから、この名がつけられたそうです。 通常は、第一展望台から第五展望台へと右回りに遊歩道を行き、帰りは第五展望台から階段を一気に下って姿見駅へというのが順路らしいのですが、この日は逆回りで、最初に階段を一気に登り、第五展望台から第一展望台へと、緩やかな下りの遊歩道散策を楽しまれたとのこと。 第四展望台近くの鏡池付近にさしかかった頃に雷鳴とともに大粒の雹が降り出し、「フード付き防水ジャンバーを着用していても、雹が当たり痛い。直後に豪雨に見舞われる。」ということで「ズボンがびしょ濡れ。気温6℃に低下して寒く、下山して車の暖房をガンガンにかけ乾燥作業。」であったとか。 (麓郷展望台) (麓郷・東大演習林資料館の紅葉) (中秋の名月・富良野市街の灯りと富良野岳) この日は折しも中秋の名月。 月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月 作者不詳の有名なこの歌ですが、「この月の月」も必ずしも満月とは限らないところ、この日の名月は満月であったとのこと。 中秋の名月が満月と一致するのは珍しいことで、次にそうなるのは7年後のことだそうです。 この月の 月は満月 次なるは 七年のちの 月の月なり (偐月持) 9月30日 上富良野町・十勝岳温泉凌雲閣→美瑛町・望岳台→富良野市・鳥沼公園→南富良野町→占冠村・イトウアイリスガーデン→新千歳空港→関西空港 最終日は十勝岳温泉へ。凌雲閣の展望テラスから十勝岳安政火口方面の紅葉風景を楽しみ、望岳台へ。 (十勝岳温泉凌雲閣の展望テラスから・十勝岳安政火口方向の紅葉風景) (同上・上掲写真風景の少し右<南>寄り方向の紅葉風景) (望岳台のナナカマド) 望岳台付近の紅葉はこれからのよう。 (中富良野のヒマワリ畑) 中富良野町のヒマワリ畑は夏の景色です。 (望岳台から十勝岳を望む) 鳥沼公園には、岬麻呂氏の「マイ紅葉標準木」があるらしいのですが、少し色づき始めています。 (富良野・鳥沼公園) 上掲写真のやや左寄りの対岸に見える、少し色づき始めている背の低い木が、岬麻呂マイ紅葉標準木であります。 以上、全986kmのロングドライブ紅葉旅を無事終えて、夜便で関西空港に帰還でありました。 <参考> 過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。 フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。 <注>9月21日に発生したフォト蔵の不具合は、一部は解消していますが、10月9日現在、まだ不安定な状況が継続して居り、フォト蔵とリンクされた大きいサイズの写真は表示されないこともあるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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