カテゴリ:友人ほか
昨日(7月20日)の同窓会・青雲会総会のアトの同期5人での喫茶店での寄り道雑談の中で、弁護士をやっている出〇君から同期の油野君が今年の1月26日に亡くなったということを知らされました。
母親の死後相続したアパートか貸家住宅かに関し、何やら法律的な相談を弁護士として受けていたとかで、そんな関係もあってか、出〇君は彼と電話連絡をとることが多くあったのだろう。そんな中で彼の死亡の情報もいちはやく知ることとなったのだと思われる。 油野君は、目のギョロリとしたやや太り気味の男であるが、学生時代の彼がどんなであったかは余り記憶がない。何となく気難しくとっつきにくい雰囲気を醸していたような気もするのだが、本当のところはどうであったのかは、よくは知らない。サークル活動やゼミなどでも接点がなく、これといった学生時代の彼についての記憶がないヤカモチでありましたが、同窓会総会や同期会の集まりなど、卒業後の交流の中で親しくさせて貰っているうちに、笑った顔が何やら人懐っこい表情で好感が持てるなど、幾分ぶっきらぼうなその口ぶりにも似ず、性格の良い、いい奴なんだという印象に切り換わって行ったのでありました。 もう12年以上も前のことになるが、彼が自費出版した詩集や歌集・句集の贈呈を受けたことがあり、そのことについてのブログ記事を書いたのも懐かしい思い出である。 <参考>天元、煩悩、円空、青空 2011.12.1. (詩集 円空<平成19年9月30日発行>) (天元 油野勤歌集<平成23年9月1日発行 神谷書房>) 同期会開催の連絡などは電子メールで行うことになっているが、油野君はパソコンもやらず、スマホなど携帯電話も所有しないという完全アナログ派であるため、彼への連絡はヤカモチが彼の自宅の固定電話に架けてその内容を知らせるのが常のこととなっていた。 そんなことで、彼も同窓会や同期会のことに関しては、ヤカモチに電話を架けて来て、照会をするということがよくありました。 (青空 油野勤句集<1997年12月20日発行 そうぶん社出版>) (煩悩 油野勤第二句集<2008年7月1日発行 そうぶん社出版>) 我々の同期会である「夕々の会」がコロナ禍の所為で長らく休会としていて、現在に至るも再開を果たしていないのであるが、昨年の春であったか、一昨年の秋であったか、記憶がはっきりしないのであるが、会の再開はどうなっているのかという電話を彼から貰ったことがある。思えばそれが彼と言葉を交わした最後であったということになる。 1月26日であるから、亡くなって既に半年が経過しようとしている時点での友人からの伝聞で知ったという事情にもよるのか、知ったのは昨日のことであったのではあるが、とても驚いたには驚いたとは言え、何やら実感が伴わないと言うか、現実感の乏しいもので、もうあの人懐っこい笑顔と逢うことも、あのぶっきらぼうな口調の声も耳にすることができないのだということが、イマイチピンと来ていなくて、想像力をめぐらすことによって漸くその寂しさが、思いと少し遅れで追っかけて来るというような感じで、その寂しさや残念さというものが感じられた、ということでありました。 遅ればせではありますが、同君の生前のあれこれを偲び、そのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。 在りし日の 背子が笑まひや あれこれを 思へば心 痛しも悲し (偐家持) 当ブログ記事で、油野君の名が登場する記事は、調べてみると、下記の通りでした。 <参考>青雲会総会で梅田まで銀輪散歩 2021.10.3. 同期会・青雲塾万葉ウオーク・第8回ナナ万葉の会 2014.11.29. 夕々の会・2014.5.30. 2014.5.30. 夕々の会・2013.11. 2013.11.29. 夕々の会 2013.5.31. 大学の同期会 2012.5.25. 同窓会つづき 2011.11.27. 同期会NOV.2010. 2010.11.20. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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