カテゴリ:ファミリー
息子が珍しいことを言い出しました。
出かける前の身支度をしながらです。 「オレ、三角関数、カンペキだから!」 オオオオオ! 高校時代いらい久しぶりに聞いた言葉です。 「へええ、なつかしいじゃないの。どれどれ…」 『学習』に関わる雑談なんて我が家ではめったにあるもんじゃございません。 チラシの裏に、早速直角三角形を描き付けましたよ。 髪にワックスをつけながらフンフンとかがみこむドレアム。 「ココ分のココは?」 「あー、えっとそういう言い方はちょっと…でもコサイン!」 オオオオオ!(多分そうだと思う) 「じゃあ、ココ割るココって言えばいいのね。コレは?」 「フンっ!サインだろう?」オケー♪ 「じゃあ、残りのココ!」 …おや? 「あ゛~~っ!ナンだったかな!うう!知ってるのに、出てこん!」 「ターンジェントでしょうが!サインコサインとくれば、あのねっ!リアルにやってるのにしょうがないわねえ」 「でも解ってるんだよぅ~」 あははは。 和やかに数学で笑っておりますと、ダンナ登場。 「で、ソレ何語だい?ロシア語?」 「ぎゃははは!しょーがねーオヤジだな」 で、また鏡の前に行ってしまいましたよ。 オチつけて笑わせて、終わり(ーー;) ウチで勉強の話なんてするな!と言ってるのかも? またまた別の日。 「ねー、ディフェラントとディフィカルトってどう違うの?」 今度はみみりん。 difficult と different。 似てるといえば似てますが、意味がぜんぜん違いますよね。 しかも重要単語。 「なんだ、そんなのも解んないのかよー」とドレアム。 「じゃあ、お兄は解んの?」挑戦的なみみりん。 「ったりめーよ。えと、…うんと…たしか…」 見下したワリには時間を取りますなw 中学レベルの単語ですが、2人にイイ感じでモノになってくれそうじゃないですか。 「困難な、だよな?」 自信はないとみえ、ワタシに確認するドレアム。 「もうヒトツのは?」 「う~~~ん。相違かな?」 「ああ~惜しい!相違はdifferenceよ。コッチは『違う』でいいのよ」 「そっかそっか♪」 「じゃあ、ディフィカルトは…」というみみりんに、 「どっちだっていいんだよ!オレはさっぱり解んないもん」と口を挟んできたのはダンナ。 「今まで生きてきてさあ、その単語解らなくて困ったことねーもんな」 うぬれ~~~ 2人とも『解らなくて困る』の真っ只中におるのじゃ! 「絶対困るって!イイカゲンなこと言わないでよっ!」 「はは、そか……」 ワタシの剣幕にびびったのか、すぐお風呂に行きましたけど、子どもたちも英語への興味が失せてしまったようでした。 こうやって学習意欲の芽を摘んできてしまったのか… ワタシの締め付けとダンナの大いなる放任と。 ま、今さらしゃあないです。とほほ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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