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先の郵政民営化の是非、はたまた今度の選挙での動向など山仲間と飲んだ折りなどに尋ねてみた。
しかし、みな驚くほど無関心であった。 そうなのだ、山屋にとって、休みの日とは山に行くものであって選挙に行くためにあるのではないのだ。 かつて自分がそうであったから妙に納得(^^;) よくよく考えてみると古今東西、山屋は世の流れとはあえて自ら一線を画してきたような気もします。 世の流れ、周りの流れにくみせずさからわず、己が信じた道のみをあるく。かっこいいねえ。 そういえば自然保護団体などは議員さんや有権者に訴えて熱心にロビイ活動してるとこが多いのですが、山の団体、日本山岳会や日本ヒマラヤ協会などの大きな団体でもロビイ活動なんてしないですよね。 確かに山なんて人様に迷惑かけるわけでもなくきわめて自己完結的な行為だも。そこには政界の既得権益なんかも無縁で、政治や経済の外枠に位置する、そう言わば芸術に近しい行為なのかもしれません。 山屋はただ山に登れさえすれば幸せなのです。 山に登れさえすれば、政党がかわろうが、北朝鮮が核兵器を作ろうが、日経平均が7500円を割ろうが、仕事をクビになろうがあんまり深くは考えないようです。イラクやロンドンでテロが起きようがあまり関係ないのですが、ネパールやフランス南部でテロが起きることは気にします。だって山に行けなくなるもん。 山さえ登れりゃいい でもそんなささやかな贅沢を奪いに来る奴には歯をむき出しにして抵抗します。10年ほど前、尾瀬ヶ原が入山料を徴収するかもという話になったとき、はたまた巻機山のロープウェイ開発騒動なんかの時に、山屋が必至に反対したのは、とにかく自己の聖域を犯されることへの抵抗だったのかもしれません。 そういえばただ山に登ることも許されなかった第二次大戦まっただ中の1930年代に国内の山々で命を削るような初登攀争いが行われたのも、彼らなりの精一杯の反逆だったのかもしれません。 山屋は自分の信じた道を行く。 う~ん。 でも不在者投票でもいいから選挙に行こうね。 小泉さん退陣したら、すぐにでも消費税上がりそうだよ(>_<) 山に行く交通費がかさんじゃうよ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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