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テーマ:山登りは楽しい(12255)
カテゴリ:山の雑想
春先に読んで面白かった雑誌「日経キッズ+」月刊誌として刊行されたので購読してみた。
日経とキッズという組み合わせが面白く、また今までママよりだった子育てを、よりパパよりの視点でとらえているのが面白い。面白いので読者アンケートがあるごとに熱心に解答してみた。 子供のプレゼントは何にしますか?という問に「旅行」や「登頂」 プレゼントに演出は?という問に「満天の星の下で」とか「海辺もしくは山で」という解答である。 我が家では夫婦そろってお出かけ好き、アウトドア好き、山好きなので1歳の子を休日の度に連れまわしてるのだ。 子供に何がよいかよくわからないので、今は自分がよいと思えるものを子供に与えるしかないのだ。息子よ。山馬鹿のちゃんを許しておくれ。 しかし、日経と子供があわないように山と子育てというのもあわないような気がするなあ。 ましてや山と家庭という言葉も相反するカテゴリーに感じられるのは私だけか? この間、沢登り中にいつものように高さン10mくらいの岩場を普通にノーザイルで登っていた時ふと「ああここから落ちたら死ぬな~」と考えた時、妻子の顔が浮かんだ。別にそこは自分にとって危険でもなく、怖くもない箇所だったが万が一死んだらと思った時に家族のことを思うのは至極当然のことで、世の中の多くの登山家なり冒険家なりもそのことで生きながらえている部分があるのかもしれない。 しかしそう思ってしまった自分が少々寂しかった。 独身時代は「死んだっていい」くらいの気持ちで山に登っていた。だが家族をもつことで危険な山に行く頻度は激減した。 かわって休日の度に妻子を連れて、自分がかつて興味も示さなかったキャンプやハイキングを行うようになった。 妻は好きな山に登ってきなよと背中を押してくれるから、別に行っていけないわけではないのだ。ただ自発的に行っていないだけだ。今は子育てが楽しいから山も我慢できる。 しかし本当は骨がきしむような山がやりたい気持ちと家族とのんびりキャンプでもしていたい気分が拮抗している。 拮抗していながら、現実に山から遠ざかっている自分がいる。そのことが少々寂しい。 寂しいけれども家族で山に行くのもまた楽しからずや。 今度の休みは家族連れで谷川岳に紅葉を見に行こっと・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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