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カテゴリ:ひとりで山遊び
しかし前回の日記の通り、11月の山のチョイスは難しい。 ましてや、ここ数ヶ月ブランクで技も力も衰えてしまった今の私に適当な山はないものか? ブランクあるのだったら素直にハイキングにでも行けばよいものを、ありきたりな山はいやなのだ。 考えあぐねて、妙義山に行くことにした。 この山なら標高1000mそこそこなのでそんなに寒くない。紅葉もいまが旬だ。 そして何よりも、この山の尾根は相当に手強い。 表妙義の全山縦走は北アルプスの槍穂縦走や、剣岳よりもはるかに難しいのである。 こんな低い山にこんな難しいルートがあるのは興奮ものであるが、今の自分にはちょうどよいのかもしれない。 前の晩、職場から直行して妙義の麓へ。ここはもう何回も来ているので、どこにテント張れるのか熟知している。 湖のわきの古ぼけた誰も知らないあずまやの下にテントを張り、満月を見ながら前夜祭。 明けて本日。 今回は比較的容易な、妙義神社から相馬岳を目指す。 神社近辺は人が沢山。平日なのに初老の観光客が多いこと。まもなく団塊の世代がいっせいに年金生活者になったら、平日休日問わずどっと観光地に押し寄せてきそうで怖い・・・(-_-;) そんな雑踏を離れてひとり山へ。 稜線に出るところに30mほどの強烈な鎖場があった。 さらに鎖場は絶え間なく続く。 槍穂あたりだと、毎年新品の鎖が頑強に付け替えられるし、そもそも鎖などなくて通過できるような易しい岩場が多い。 しかし、ここ妙義の鎖場は、「こんなとこ鎖なかったらどうやって登るんだよ!」ってなくらい険しい岩場に、大分年月を経たであろう赤茶けた鎖がだら~んとだらしなくぶら下がってるだけなのである。 おそろしか~ それでも物好きはいるもんで、こんなルートを行き来しているパーティーは何組かいたな。 険しいとはいえ結構人気の山である。上毛三山だもんな。 よりマニアックに行きたければ完全に岩稜ルートの相馬岳北稜やすでに廃道となった星穴尾根なんかがマニアックなバリエーションルートとしてお薦めである。 かくいう私は妙義神社から相馬岳まで淡々と歩いて4時間で下山してしまいました。こういうところは鎖場大の苦手の人をつれて行くと楽しめる。 特に山をはじめたばかりの女の子なんか連れていって、徹底的にフォローしてあげると点数かせぎによいかもしれない。 今度は嫁さんを連れていってあげよう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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